体育の日が近づいてきましたが、その由来が何なのか気になりますよね。
国民の祝日である体育の日ですが、実は55年前の東京オリンピックが由来になっているんです!
また、晴れる日が多いといわれる体育の日ですが、たまたまではなく、気象的な理由もきちんとあるんですよ。
それでは、体育の日の由来から、晴れる日が多い理由まで、詳しくお伝えしていきますね!
体育の日の由来は?晴れる日が多い理由って?
体育の日といえば、昭和世代だと10月10日だという印象です。
実際に、1999年までは10月10日が体育の日で、2000年からハッピーマンデー制度の導入により、10月の第2月曜日へと変わってしまいました。
3連休になるので出かけやすくなっていいんですけどね。
ただ、もともと10月10日だったのにはちゃんと由来があります。
体育の日 その由来
実は、10月10日は1964年に東京オリンピックの開会式が行われた日なんです!
この東京オリンピックは、日本どころかアジア初のオリンピックでした。
なので、それを記念して、この開会式の行われた日を
「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう日」
として、体育の日という国民の祝日にしたんです。
でも、オリンピックって夏に開催するイメージですよね。
どうして10月の開催になったのか…もちろん、それにも理由があります。
絶対に晴れてほしかった日
55年前の東京オリンピックは、戦後の復興を世界に知ってもらう大事なものでした。
そんな大事なオリンピックの開会式を行う日ですから、確実に晴れてほしかったんですよね。
そこで気象庁へ確実に晴れる日を尋ねたところ、10月は台風や秋雨前線が過ぎ去る時期で、ほかの時期よりも晴れる日が多いとの返答が。
中でも、10月14日は晴れる確率がダントツに高い日でした。
なので、はじめは10月14日が開会式の候補だったんです。
ですが、この日は水曜日。
せっかくの開会式なので人が集まりやすい日にしようということで、10月14日ではなく、10月10日が開会式の日になったんです。
晴れる確率がダントツに高い日を外したものの、開会式当日は見事に晴れ!
そして、体育の日が制定されて、ハッピーマンデー制度で日付が変わるまでの33年間、東京で1mm以上の雨が降ったのはなんとたったの5回だったんです!
すごいですよね。
まさに10月10日は体育の日にピッタリな日付だったといえますね!
2020年から体育の日の名称が変わるってホント!?
そんな体育の日ですが、来年行われる二度目の東京オリンピックの際には、なんと名称が変わるんです!
2020年からは体育の日から「スポーツの日」になります。
これは、体育の日だと教育的なイメージを抱きやすいため、純粋に運動を楽しめるようにとの趣旨があるんですよ。
たしかに、授業でも体育ってありましたし、体育の日よりもスポーツの日の方が思いっきり体を動かそうという気になりますね。
ちなみに、2020年だけは体育の日(スポーツの日)が7月24日になります。
なぜかって…?
それはもちろん、東京オリンピックの開会式を行う日だからです!
昔も今も、
『体育の日(スポーツの日)はオリンピックの開会式の日』
となるので、とっても分かりやすいですよね!
ですが、2021年以降はまた10月の第2月曜日に戻るので注意してくださいね。
オリンピックイヤーだけの特別な体育の日(スポーツの日)と覚えておきましょう!
まとめ
東京オリンピックが由来の体育の日でしたが、復興を担うオリンピックだったので、確実に晴れる時期を選んでいたんですね。
当時の日本が、どれだけ東京オリンピックを大事にしていたかが伝わりますよね。
また、体育の日は運動をすること以外にも、健康について考えたり、人との関わりを持ったりすることも大事だといわれています。
今年の体育の日は、体の成長だけでなく、ぜひ、心も成長できるような日にするよう心がけて過ごしてみましょう!
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