体育の日の由来に隠された意味とは?その日が絶対晴れるから?

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「体育の日」の由来を知っていますか?

東京オリンピックでしょう。でもそれだけ?

体育の日は晴れるという話を聞きますが本当ですか?

この記事ではその由来と変遷、そして本当に晴れるのかという疑問にお答えします。
正しく知って「体育の日」を楽しみましょう。

体育の日の由来は?


1964年10月10日アジア初のオリンピックが東京で開催されました。

体育の日はそれを記念して制定されました。しかし、それに至るまでの道筋を見てみると意外なことが分かります。

日本は戦後連合国軍の占領下の時期がありました。つまり、日本に主権はなく、植民地のようなものです。その期間は1945年9月2日から1952年4月28日です。

1952年4月28日に日米講和条約が発効し、晴れて日本は主権を回復し独立国になりました。

驚くことは主権を回復した11日後の5月9日に東京都は第17回オリンピックを東京に招致する候補地となることを表明しました。日本は必ず復興を果たし、その姿を世界に示すという強い確信から出たものだったのでしょう。

招致活動は1952年から始まりました。しかし、第17回オリンピックの招致はイタリアのローマに敗れました。そして、1959年に次の第18回オリンピックは東京での開催を勝ち取りました。

焼け野原になった敗戦から7年、独立国になると同時に東京にオリンピックを招致しようとした当時の日本人の気概が世界に通じたのです。そして1964年には日本は本当に復興を果たしのです。

第18回東京オリンピックは日本の復興を世界の人たちにアピールすることが日本人の熱い思いでした。金メダルも16個を獲得し、その記録はまだ破られていません。

選手も国民も一体となった期間でした。先進国への道を歩もうとした日本人の逞しさ、熱気が今でも伝わってくるようです。

 

その2年後の1966年、この日を記念して「体育の日」と決められました。

「体育の日」は、戦後の日本を象徴する記念日でもあったのです。

体育の日の変遷

少し硬くなりますが「体育の日」の法的根拠を見てみましょう

「体育の日」は1966年に「国民の祝日に関する法律 第2条」に10月10日とする旨定められました。そこには「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」ことを目的とした祝日であると書かれています。

ところが2018年は「体育の日」は10月8日(月)になっています。なぜでしょう?

実は2000年にハッピーマンデー法(国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律)が制定され、体育の日は10月の第2月曜日にすることが決められたからです。

2000年ごろは週休2日が浸透してきたことと、日本人の労働時間が長すぎることを考えて、「体育の日」を含み必ず3連休になるようにするためでした。

日本のGDPは世界3位に下がり、さまざまな分野でも日本の国力の低下が指摘されています。体育の日が毎年フラフラするように、東京オリンピックの招致に尽力した人たち、経済復興に邁進した人たちの思いも昔日のものになってきたように思います。

「体育の日」は本当に晴れるの?

この疑問について調べてみました。

10月10日東京が晴れる確率は70.0%、曇りが16.7%、雨の確率は13.3%になります。雨の降らない確率が86.7%は高いでしょう。

でも、秋晴れの続く季節であれば当然でしょう?

ではその前後を見てみましょう。
気象庁の東京における晴れの出現率を求めたものです。
但し、1981年から2010年までのデータです。

晴れの確率(%)曇りの確率(%)雨の降らない確率(%)
10月5日23.340.063.3
6日30.020.050.0
7日40.023.363.3
8日20.023.343.3
9日40.010.050.0
10日 70.0 16.7 86.7
11日43.320.063.3
12日46.720.066.7
13日53.316.770.0
14日53.310.063.3
15日46.720.066.7

確かに10月10日は晴れる確率が圧倒的に高いです。

一方、1964年以前は10月15日がいちばん晴れの確率が高かったそうです。天候のことですから年と共に変わっていくのは自然ですよね。

しかし、近年体育の日は毎年変わってしまいますので、統計の意味もなくなりました。

2018年の体育の日は10月8日です。統計から言えば雨の確率が50%を超えていますね。

まとめ

「体育の日」は東京オリンピックを記念して制定されたものでしたが、同時に、それは戦後の日本人の心を象徴する「記念日」でもあったのです。

いかがでしたでしょうか。今年の体育の日は雨が降りそうですが、その時はお家で当時の人たちへ思いをはせてみてはどうでしょうか。

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