七夕の由来って?子供向けにそのまま使える例文を解説します!

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七夕って聞くと、短冊の願い事や、織姫と彦星の話がありますよね。

でも、由来まではなかなかわかりませんよね。

実は、七夕って日本と中国の行事や信仰、伝説が由来になっているんですよ。

ただ、由来をそのまま伝えても子供は理解できないですよね。

なので、子供向けで分かりやすく、そのまま使える説明例文もご用意しました!

では、まずは七夕の由来からご説明していきます!

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七夕の由来って?子供向けに話すためのわかりやすい解説!


七夕とは、もともと「七夕(しちせき)の節句」という日本の節句の一つです。

この七夕の節句というのは、日本の行事や信仰だけでなく、中国の行事や星にまつわる言い伝えが合わさってできたものなんです。

主な由来はこの3つです。

・織姫と彦星の伝説
・乞巧奠(きっこうでん)
・棚機女(たなばたつめ)

では、子供向けに話せるよう、まずはこの3つについてしっかり理解していきましょう!

【織姫と彦星の伝説】

これは、中国の織女(しょくじょ)と牽牛(けんぎゅう)という伝説が元になっています。

織姫は天の神様の娘で、機織りがとても上手な働き者でした。

神様はそんな織姫の結婚相手に、同じく働き者の彦星を選んで二人を会わせます。

二人はひと目で互を気に入り、そのまま結婚しました。

ですが、働き者だった二人は遊んでばかりで、仕事をまったくしなくなってしまったんです。

どれだけ注意しても変わらなかったので、怒った神様は二人を大きな天の川の両岸へと引き離してしまいました。

二人とも悲しみに暮れてばかりいたので、神様は1年に1回だけなら会ってもよいと許します。

織姫と彦星はその日のために心を入れ替えて、また一生懸命に仕事をするようになりました。

この織姫と彦星の伝説には、子供への大事な教訓が含まれています。

『やるべきことをやらずに遊んでばかりいると、必ず痛い目を見る』

これは大人でも思い当たる節がありますよね。

七夕の由来を話しながら、こうした教訓もサラッと伝えてあげましょう。

【乞巧奠(きっこうでん)】

これは、機織りの上手な織姫にあやかり、女性たちが裁縫などの上達を願って、空から見えるように、庭へお供え物を並べるという行事です。

7月7日の夜から明け方にかけて行われていました。

乞巧奠(きっこうでん)はもともと中国の行事で、奈良時代に日本へ伝わりました。

奈良時代には女性の天皇がいたので、女性の行事である乞巧奠(きっこうでん)が盛んに行われていたのでしょうね。

このお供え物を並べて祈願するという行為が、のちに短冊に願い事を書いて竹や笹に吊るすという行為へと変わっていきました。

竹や笹は神聖なもので、神様が地上へと降りてくる目印になるとされていたんですよ。

ただ、子供には神聖なものといってもあまり伝わらないですよね。

それよりも、竹は一日でかなり成長する植物なので、「すぐに大きくなるから神様の目印になる」と説明した方が分かりやすいでしょう。

これで、なぜ七夕に願い事を短冊へ書くのかはバッチリですね!

【棚機女(たなばたつめ)】

食べ物がなくなって困らないように、神様へ織物をお供えして豊作を祈願する行事がありました。

この神様へお供えする織物を織る女性を棚機女(たなばたつめ)といい、その棚機女(たなばたつめ)が使っていた機織り機のことを、棚機(たなばた)と呼んでいたんです。

この行事も7月7日に行われていました。

七夕を「たなばた」と読むようになったのは、棚機(たなばた)が由来だというのが有力な説となっています。

 

以上のポイントをまとめると、

  • 織姫と彦星は仕事をせずに遊んでばかりいたから、1年に1回しか会えなくなってしまった。
  • 昔の女性たちが星へお願いをするためにお供え物をした行事が、今の短冊に願い事を書く行事へと変わっていった。
  • 七夕を「たなばた」と読むのは、神様へお供えする服を作った機械を「たなばた」と呼んだことが理由。

こんな感じです。

ちなみに、乞巧奠(きっこうでん)と棚機女(たなばたつめ)は7月7日に行われていましたが、織姫と彦星の会える日が7月7日だというのは、とくに理由はありません。

織姫を表すこと座のベガと、彦星を表すわし座のアルタイルが夏の大三角形を構成する星なので、七夕を盛り上げるためにこじつけたと思ってよいでしょう。

ただ、こじつけた云々の話は夢がないので、子供たちには、

「二人がなぜ7月7日に会えるのかは、神様が決めたから」という理由にしておいてあげてください。

それでは、これらを踏まえた子供向けの説明例文を見ていきましょう!


 

子供にどう伝える?そのまま使える例文をご紹介!

子供に分かりやすく伝えるポイントとしては、細かい説明は省いて、おおまかな部分だけを伝えるというところです。

七夕の由来を説明するにあたっては、

  • 織姫と彦星の伝説
  • 短冊に願い事を書く理由

こちらに絞って、分かりやすい言葉で説明していきましょう。

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織姫と彦星の伝説

むかしむかし、お空に織姫という女の子と、彦星という男の子がいました。

織姫のお父さんは、お空の神様なんだよ。

仲良くなった織姫と彦星は結婚して、一緒に暮らすようになりました。

でも、二人は遊んでばかりいて、自分のお仕事をやらなくなっちゃったの。

神様が何回注意しても二人は遊んでばかりいたから、怒った神様は二人を会えなくしてしまいました。

やらなきゃいけないことをやらずに遊んでばかりいたらダメだよね。

二人は、天の川っていう川の端っこと端っこに連れて行かれちゃったんだよ。

天の川はとっても大きな川だから、二人は自由に会えなくなっちゃったの。

二人とも悲しくて泣いてばかりいたから、かわいそうに思った神様が、1年に1回だけなら会ってもいいよって許してくれました。

それから二人ともまた一生懸命お仕事をするようになって、1年に1回、七夕の日に会えるようになりました。

1年に1回しか会えないなんて、さみしいよね。

七夕の日は、会えている二人を想像してお空を見てみようね!

短冊に願い事を書く理由

七夕の日は、短冊にお願い事を書いて竹に吊るすよね。

やり方は違うけど、昔から七夕の日にはお願い事をしていたんだよ。

じゃあ、ここで質問です。

短冊を竹に吊るす理由は分かるかな?

竹っていうのはね、一日でとーっても大きくなるの!

だから、神様がやってくる目印になるんだよ。

神様にちゃんと読んでもらえるように、大きな字でしっかりお願い事を書いてみよう!

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こんな風に話してあげてくださいね。

織姫と彦星の伝説は噛み砕いて話しましょう。

乞巧奠(きっこうでん)と棚機女(たなばたつめ)については、細かい説明になるので大幅カットで大丈夫です。

もし、「どうして七夕は“たなばた”って読むの?」と聞かれたら、

七夕の日に、神様へお供えする服を作った機械が“たなばた“っていう名前だからだよ

という説明なら分かりやすいですね。

子供にもわかりやすくまとめた例文なので、ぜひそのまま使ってみてくださいね!

まとめ

七夕は大事な日本の節句の一つなので、子供たちにも意味を理解して過ごしてほしいですよね。

私も、行事ごとのたびに子供へ由来を説明しています。

ぜひお伝えした例文を使って、わかりやすく説明してあげてください。

七夕の由来がわかれば、子供たちももっと楽しめますよ!

7月7日はステキな七夕を過ごしてくださいね!

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