春の味覚といえば、たけのこ。
水煮はいつでも売っていますが、やはりこの時期だけ出回る、生のたけのこのおいしさは別格ですよね!
新鮮なたけのこを手に入れたら、まずはたけのこご飯、若竹煮など、定番のご馳走を作るのではないでしょうか。
でも、ちょっと目先が変わったものも食べたい…と探してみると、「たけのこの刺身」という食べ方が結構出て来ます!
たけのこが刺身で食べられるの?ぜひ食べてみたい!
驚きとともに、興味が出て来てしまいますよね。
でも、野菜とはいえ刺身ですから、鮮度が命のはず。
たけのこを刺身で食べられるのは、いつまでなのでしょうか?
そして、刺身とはいえ、そのアクの強さから、軽く湯がいてから食べるのが一般的なようです。
ちょっとびっくりしてしまいますね!
それでは、詳しく説明していきましょう!
収穫後、わずか数時間ってどういうこと?
たけのこは、野菜のわりにアクがとても強く、通常は数時間茹でてアクをしっかり取らなくては、とても食べられません!
でもそうすると、中までじっくり火が通っていますよね。
煮ものなどの料理には向いている調理法ですが、刺身で食べるのなら、歯ざわりやフレッシュさを楽しみたいもの。
長時間茹でたものでは、刺身にはちょっと適さないですよね。
ですから、お刺身として味わうのなら、長時間茹でるのではなく、サっと湯がいた程度で食べることが大切です。
つまり、短時間茹でただけで食べられるくらい、アクが少ないたけのこでないと、刺身には出来ないということなんです!
たけのこは、収穫したら驚く程のスピードで、アクが増えていくので、軽い下茹でだけで食べられるのは、収穫して数時間に限られてしまいます。
これが、たった数時間しか食べられないという理由なんです。
ここでひとつ、注意すべきことがあります。
新鮮で、収穫してすぐのたけのこでも、刺身に適さないものがあるんです!
それは、生えている時点で成長しすぎているたけのこです!
収穫前でも、既にえぐみが強くなっているので、刺身には適しません。
長く伸びすぎているたけのこや、穂先が緑色になっていたり、開いているものは成長が進んでいるので避けましょう!
また皮の色が濃かったり、根元のブツブツの数が多いものは、一般的にアクが強いと言われています!
こういうたけのこは、例え新鮮であっても、刺身で食べない方が良いでしょう!
全体的に色が白く、穂先が黄色いものはまだ若く、アクが少ない証拠!
ぜひ、こういうたけのこを選ぶと良いですね!
皮をむいてよく洗ったたけのこを薄くスライスして、お湯で数分茹でるだけです!
ワサビ醤油や酢味噌で、フレッシュな味わいを楽しんでみて下さいね。
生では絶対に食べられないの?
刺身というからには、どうしても生で食べてみたい…
そんな風に思ってしまうかも知れません。
実はたった1つだけ、生で食べられる方法があります。
それは、たけのこ堀りに行って、収穫したらその場ですぐにスライスして食べること!
掘りたてを、皮をむいて良く洗い、スライスしたら、ワサビ醤油などで頂きます。
ここでも、たけのこ選びが重要になります。
成長しすぎていないものを選ぶ必要があるので、たけのこの姿がはっきり見えているものは、大きすぎるのです。
地表に4センチから5センチ程度、頭を出しているだけ、というくらいの大きさが適していると言われています。
探すのは大変ですが、掘り起こして収穫してみて下さい!
ただ、生のたけのこにはシュウ酸カルシウムという成分があり、結石のある人は食べすぎに注意が必要です!充分に気を付けて下さいね!
まとめ
収穫後、たった数時間しか食べられないたけのこの刺身。
鮮度が大切なたけのこの中でも、ハードルの高い食べ方ですが、ぜひ一度味わってみて下さい!
きっと忘れられない味わいになることでしょう。
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