雨が降らない梅雨のことを、空梅雨と言いますよね。
梅雨を憂鬱に感じる人は多いし、空梅雨ならハッピーなのではと思いますよね。
ところが、そういうわけにもいかないのです。
空梅雨は、私たちの生活によくない影響を与えると言われています。
それって一体?
今回は、そんな空梅雨の悪影響について見ていきましょう。
梅雨に雨降がらない影響と喜べない4つのデメリット
梅雨に雨が降らないと、私たちの生活に直結する影響があると考えられます。
その困った影響とは、主に次の4つになるでしょう。
- 水不足
- 野菜の成長不良
- 気温の上昇
- スズメバチが増加
「なるほど」と思える影響もあれば、「何で?」と首をかしげる内容の影響もありますね。
梅雨に雨が降らないことで起きるこれら4つのデメリットについて、次で詳しく解説いたしましょう。
梅雨に雨降がらない影響と困る理由
梅雨に雨が降らない空梅雨の影響は、先に挙げた通りですね。
では、なぜそうなるのか、詳しく見ていきましょう。
水不足
これは説明するまでもないでしょう。
梅雨だと言うのに雨が降らないせいで、ため池やダムなどが干上がって水不足が起きます。
ダムなど大きな水源が影響を受けると、必然的に生活用水にも影響を及ぼすというわけです。
ちなみに私は、滋賀県出身です。
滋賀にはご存知の通り、日本一の大きさを誇る琵琶湖がありますね。
なので、水不足を知らずに過ごしました。
それでも夏になると、琵琶湖の水位がどれくらい減ったか、頻繁に情報が回ってくるものです。
現在は他県に住んでいるのですが、こちらには小さなダムしかありません。
そのため、梅雨に雨が降らないと水位が下がり過ぎ、生活に影響が出て来てしまいます。
さすがに取水制限まではありませんでしたが、息子の保育園で夏場のプールが中止になるなど、少なからず影響はありましたね。
野菜の成長不良
梅雨に雨が降らないと、野菜の生育にも大きな影響を及ぼします。
夏に旬を迎えるトマト、ナス、キュウリなどの野菜は特に、梅雨の時季には既に苗が植えられている場合が多いです。
成長途中で十分な水を与えられないと、当然ながら生育が悪くなります。
小規模な家庭菜園でも、大規模な農業でも、同じことが言えるでしょう。
梅雨に雨が多過ぎてもよくないことがありますが、そもそも雨が降らないことは、植物にとっては辛いことですね。
気温の上昇
梅雨に雨が降らないと、気温がぐんぐん上昇してしまいます。
夏が早めにやって来るような印象でしょうか。
梅雨の雨によって冷やされる地表も、雨が降らないと熱いままですね。
地表温度が下がらないと、気温もずっと高いままです。
梅雨はじめじめした湿気が気になりますが、雨が降らなければそれで、気温が上昇して不快指数も増すでしょう。
スズメバチが増加
意外と知られていないのが、こちらの影響ではないでしょうか。
空梅雨で雨が降らないと、スズメバチが増える傾向にあると言われています。
昆虫は雨降りよりも、晴れた日の方が活動しやすいようになっています。
雨天より晴天の日の方が、気温が高くなるためです。
昆虫は活動が気温に左右される生き物なので、雨が降らないと活発に動き回れるようになります。
スズメバチもそんな昆虫の一種であるし、他の昆虫が動き回ることでスズメバチの餌になります。
そのため、梅雨に雨が降らないと、スズメバチが元気になってしまうんですね。
まとめ
梅雨が好きと言う人は、あまりいないと思います。
雨には風情を感じることもできますが、梅雨は湿気も多く洗濯物が乾きにくいので、主婦としては怒りの方を強く感じます。
そんな嫌われ者の梅雨でも雨が降らないと、私たちの生活に困った影響を及ぼしてきます。
今回は空梅雨のデメリットに触れましたが、お役に立てたでしょうか。
雨が降り過ぎてもダメ、降らなさ過ぎてもダメ。
梅雨とは案外、難しいものみたいですね。
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