さわさわと揺れて、どこか物悲しい感じを演出するススキ…。
こんな植物の、花言葉について考えたことはありますか?
「えっ、ススキって葉っぱじゃないの!?」
「花言葉も地味そうだね…」
そんな印象しかないのも、仕方がありませんね。
ススキというものに注意を向けたことは、あまりないですよね。
細くて頼りなくて、お月見の時に飾るくらいしか思い浮かばないススキ。
そんなイメージでも、実は正反対の花言葉があるのをご存知ですか?
それを知ったら、ススキへの見方が変わってくるかも!?
きっと弱々しい…?知ってびっくり花言葉
ススキって、なぜか弱々しく感じられませんか?
茎も細くてヒョロヒョロ、枯れ草みたいな色だし…。
花といっても色鮮やかでもないし、集まってモサッとしているだけ。
現れ始める季節が秋なせいもあってか、どこか寂しくも感じられます。
私にとっては、そんな暗くて地味なイメージの付きまとう植物です。
きっと、花言葉もナヨッとしたものに違いない!
と思っていたら、まったく反対でびっくりしてしまいました。
ススキの花言葉は、「活力」「活気」「元気」「生命力」など。
想像していたものとは違い、ずいぶん力のこもった言葉ではありませんか。
あのひ弱そうに見えるススキに、一体どうしてこんな花言葉があるのでしょう。
その答えは、ススキという植物そのものに隠されているようです…。
今からでも遅くない!?知って納得・花言葉の由来
こんなにパワーを感じる花言葉があることは、ススキという植物を知れば分かってきます。
まず、その名前の由来です。
ススキの「スス」には、すっと真っすぐに立つという意味があるそうです。
そして「キ」は、草や茎を指す言葉です。
これらが合わさって「ススキ」になるのですね。
大地にしっかりと立つ植物である、ということにもなりますね。
また、その生息域は全国に広がるほどで、とても繁殖力の強い植物でもあります。
野原に群生している姿は、秋の風景として私たちの心にも焼き付いていることでしょう。
焼け野原に一番乗りで生えてくるのも、ススキだと言われています。
確かに、すごい生命力ですね!
そういう生態を知ると、パワー満点な花言葉にも納得できますね。
まとめ
「どうしてススキにはこんな花言葉があるのか?花言葉の由来は?」
そんな問いへの答えは、見付けていただけたでしょうか。
私自身、ススキに対するイメージが変わったような気がします。
ちなみに、十五夜にススキを飾る意味はご存知ですか。
それは、ススキが稲穂に似ているからなのです。
頭を垂れて実る稲穂を想像し、豊作を願う気持ちが込められています。
見た目が似ているというのも確かです。
しかしきっと、ススキの花言葉の力にあやかりたい気持ちもあるのでしょうね。
秋には敬老の日があります。
みんなでお年寄りを敬い、その長寿を願う日です。
そんな日に、ススキはぴったりですね!
「活力」「活気」「元気」「生命力」という、ススキの花言葉。
それを知った今、もうマイナスなイメージはありませんね。
秋の夕暮れ。
風に揺れるススキは、力強く命の喜びを歌っているようです。
ススキの開花日についてはこちらの記事で!
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