四季折々に美味しい食べ物が豊富な日本。
「なんてすばらしい国だ!」と思いながら、所かまわず、時間かまわず、思いのままに食べていたら、気が付いたときは「あら、大変!」健康診断の数値が糖尿病一直線という方も多いのではないでしょうか?
糖尿病は血管のドロドロを招き、心筋梗塞や脳梗塞、認知症など怖い病気の引き金になることは、周知のとおりですね。
健康診断を受けて血糖値の境界線や初期糖尿病に気が付いたら、あなたは幸せです。
これからの食生活や生活習慣改善が、あなたの健康寿命(手助けを受けず自立して生活できる寿命)を伸ばしてくれるでしょう。
この記事では血糖値を下げるための大切なヒントをお知らせします。
血糖値を下げやすい食べ物!でもそれだけではダメ!
血糖値の高い糖尿病は今や国民病といわれ、身の回りの誰かが糖尿病という現状です。
それを受けて、各テレビ局や雑誌等「血糖値の下げ方」「血糖値を下げる食べ物」など、特集を組んで情報を知らせてくれますので嬉しいですね。
血糖値を下げるためには食事対策だけでなく生活習慣も変える必要がありますが、食事対策は外せないところ。
まずは、血糖値を下げる食べ物として効果的なものをお知らせします。
玉ねぎには血糖値の上昇を抑えるインスリンの働きを良くする成分が含まれています。
インスリンの受容体に効果的に働きますので、結果血糖値が下がるようになります。
納豆にはレシチンやサポニンという成分が含まれていますが、レシチンが不足するとインスリンの出が悪くなり、サポニンは血糖値を下げる働きがあります。
他にもオクラ、アボカド、ブロッコリー、こんにゃく、キャベツ、昆布、青魚などがあります。
血糖値は下げるだけでいいの?怖い「血糖値スパイク」 とは?
通常は人が食事をすると血糖値が上がり、血糖値が上がるとすい臓からインスリンが分泌され、自然と血糖値が下がります。
問題なのは食事の内容や体質による食後血糖値の急上昇で、これを「血糖値スパイク」といいます。
血糖値スパイクはなぜ悪いのでしょうか?
・血糖値が急上昇すると血管に傷がつきやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞の危険が高まるといわれています。
・急激な血糖値上昇にインスリンが過剰に反応し、逆にインスリンが出すぎて低血糖状態になり空腹を感じてまた食べるといった悪循環が生まれやすくなります。
・血糖値の急上昇は細胞に炎症を起こしやすく、細胞の炎症が続くとブドウ糖が血液中にあふれやすくなります。血液中の余分なブドウ糖はたんぱく質と結びついて老化を早める物質であるAGEを作り出すといわれています。つまり、老化現象が進むということですね。
・血糖値の上昇が続くとすい臓からのインスリンが出にくくなり、血液中にブドウ糖が常時余ってくる人がいます。こうなると立派な糖尿病、もしくは糖尿病予備軍。
こうなる前に早めの対策が大事ですね。
実は気付かずやってるかも!?血糖値の上昇を招く行動とは!
この項目は、私にも身に覚えがあるのですが、あなたはいかがですか?
健康診断のときに、医者が必ず言っていることなんです。これが大事ですね!
・満腹中枢は食事を食べ始めて15分程度から働き出すといいます。
早食いは満腹を感じるまでに多くの食物を食べやすくなりますので、一口一口ゆっくりとよく噛んで味わって食べましょう。結果、食事の量が減ることにつながります。
・ご飯が大好きな方は要注意。ついついご飯から先に手が出ますよね。
最初の一口をご飯からという人は、まず野菜から食べましょう。
野菜や海草など食物繊維の多い食べ物は糖の消化吸収が遅いため、食物繊維の多い食べ物を先に食べると血糖値の急上昇を抑えることができます。
・食後にゴロンと横になっている人いませんか?
食後に10分間ほどウオーキングなど軽い運動をすると、食後血糖値の上昇が抑えられるということが分かっています。
まとめ
血糖値の異常な上昇があっても痛みや異常を感じることがないので、自分の体の中で今何が起こっているのかわかりませんね。
久しぶりの健康診断で、「糖尿病」と診断されることも。
糖尿病患者の10人のうち9人以上は食生活や生活習慣の乱れからくる2型糖尿病といわれています。
糖尿病を患うと大変です。そうなる前に食生活や生活習慣を改善しましょう。
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