「糖尿病にいいこと」を提案します。
糖尿病で怖いのは合併症です。知らないうちに進行している可能性があるのです。
自分の母親もある日突然に倒れてしまいました。それまでは健康でいたのに・・・
糖尿病とは、どんな症状で、どんな対応が大切なのかを一度知っておくと、もしもの時にもあわてずに対応が出来ると思いませんか?
糖尿病は早期発見、早期治療が一番大切なのです。
賢く備えて健康な毎日を送りましょう。
糖尿病の特徴と現状
平成28年の厚生労働省の調査によると、国内の糖尿病患者数は、約1000万人を越えたと推定されています。
参考:厚生労働省・平成28年「国民健康・栄養調査」
糖尿病の特徴
糖尿病の特徴のひとつに、はっきりとした症状が起こりにくいという特徴があります。
自覚症状がはっきりしないにも関わらず、深刻な症状が進むため、注意が必要な病気なのです。
参考:糖尿病は自覚症状がないまま進行します!特徴を知って対策を
糖尿病の現状
先の調査では、約1000万人の患者さんの中で、治療を受けたのは76.6%と報告されています。残りの23.4%の患者さんのうちわけは、自分が糖尿病だということに気づいてないか、もしくは気づいていても治療を受けないでいる、そういう現状にあるということが理解できるのです。
言い換えると、国内には約234万人の治療を受けないでいる患者さんが存在しているということなんですね。
糖尿病が、別名「サイレントキラー」と言われていることからも分かるように、治療せずにいると、やがて全身に様々な障害をもたらすのが、糖尿病の特徴なのです。本当に恐ろしい病気なのです。
糖尿病で怖いのは合併症です!
糖尿病と診断されたら血管疾病に注意!
血糖値が何年も高いままでいると、血管が傷ついたり、詰まったりして、血流が滞ってしまいます。このように、高血糖が原因で血管とそれにつながる臓器が傷つくと、糖尿病に関連するさまざまな合併症が生じます。
糖尿病の合併症とは
糖尿病の慢性合併症は、数年から数十年の経過でゆっくり生じてきます。かなり進行するまで症状が出ないこともあり、気が付かないうちに合併症が進むと、時として命にかかわる重い状態となることもあります。
↓
血管がもろくなり衰える
↓
さらに血流が悪化する
↓
全身の内臓や器官に障害が起きる
これが合併症が発生するまでの流れです。
血管疾患は「大血管症」と「細小血管症」の2タイプ
糖尿病の合併症は大きく分けて2つあります。
1,大きな血管に見られ、脂質異常から心疾患を引き起こす「大血管症」
2,毛細血管の衰えが原因の「細小血管症」
合併症が眼で発症すると、やがて失明に、腎臓なら人工透析に至ることもあるのです。
自覚症状がないまま進行することも多いので、注意が必要なのです。
大血管症 | 細小血管症 |
冠動脈の病気(心筋虚血) 心臓の冠動脈が狭くなったり、つまって血流が悪くなる病気の総称。 脳血管障害 脳の血管が狭くなって血流が悪くなったり、血管が破れて起こる。 末梢神経の病気 血流が悪化し、止まると細胞が死滅する。すると糖尿病性壊疽などに。 |
糖尿病網膜症 高血糖により[網膜」の細い血管が損傷し、視力低下や失明にも。 糖尿病腎症 腎臓の血管が影響を受け機能が低下する。人工透析になることも。 神経障害 手足など抹消の神経線維などに障害が起こり、痛みやしびれの症状に。 |
糖尿病による合併症の対策
合併症に必要な対策
合併症を発症させないため・進行を最小限に食い止めるためには
- 適切な血糖コントロールを行うことが大切です。
- 医師の指示に従いながら、下記の生活習慣を心がけましょう。
もしも合併症が見つかった場合には
・医療機関で、早めに詳しい検査や治療を受けましょう
・合併症の段階によって、それぞれの分野の専門の先生との連携が必要になります
腎症であれば腎臓内科
脳血管や心臓の合併症であれば神経内科、循環器科、血管外科など
専門の医療機関へ
いかがでしたでしょうか?
糖尿病と診断されたら眼の定期検診と脂質管理をしっかりとしたいですね。
糖尿病による合併症は、早い段階での対策がポイントですね。
★糖尿病の具体例や症状は、こちらを参考にしてくださいね。別窓で開きます。
参考:糖尿病は自覚症状がないまま進行します!特徴を知って対策を
コメント