脂肪肝と診断されたあなた!そのまま放っておくと危険です。
診断されたということは、脂肪がたまって肝臓の働きが悪くなっているということです。
自分の友人も脂肪肝を気にせずに暴飲暴食を続けた結果、肝硬変になりました。おまけに色々な合併症も発症しました。今はリハビリの毎日です。
食事制限や禁酒、定期的な運動の強制を受けたくなければ、今からすぐにライフスタイルを改善しなければなりません。
生活習慣の改善で、手遅れにならずに済むことがあります。
この記事では脂肪肝について解説いたします。
毎日元気で過ごしたいですよね。
家族や友人たちのためにも生活習慣の改善を始めましょう。
脂肪肝とはどんなもの?
中性脂肪が肝臓にたまった状態です
脂肪が肝臓全体の30%以上を占めています
食事で摂った栄養について調べると
・脂質は、小腸で吸収されて肝臓で脂肪酸に分解されます。
・糖質はブドウ糖に分解されて小腸から吸収された後、肝臓で中性脂肪に変化します。
摂ったエネルギーと消費したエネルギーのバランスが取れていると正常なのです。
ところが、脂質や糖質を摂りすぎると問題になるのです。
過剰に摂取したために、使い切れなかった脂肪酸やブドウ糖が「中性脂肪」として肝臓に蓄えられるのです。運動不足の場合はさらにたくさん蓄えられます。
痛みなどの自覚症状がないのです
ただし、血液が「ドロドロ」になります。
血流が悪くなると、全身への栄養分や酸素の補給が困難になります。
そうすると、次の症状が出ることがあります。
・疲労感
・倦怠感
・関節痛
・頭がすっきりしないなど
思い当たる方には血液検査をおすすめします。
脂肪肝になりやすい原因は?
食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、肥満、無理なダイエットなど
食べ過ぎ、飲み過ぎは脂肪がたまりますよ!
・アルコールが分解する時に、中性脂肪が合成されやすくなります。
・肥満になると肝臓での脂肪酸の燃焼が悪くなります。
・無理なダイエットで「低栄養性脂肪肝」になる場合があります。
中性脂肪がどんどん余ったり、消費されにくかったりすることが原因です。
見た目がスリムな人でも2~3kg体重が増えただけで肝臓に脂肪がたまるケースもあります。
肥満や糖尿病も原因のひとつです
肥満や糖尿病になると、インスリンの働きがにぶくなります。
インスリンの働きがにぶいと、肝臓に脂肪がたまりやすくなります。
血糖値を下げる働きがあります。
糖尿病のためには「インスリンの作用不足」を改善します。
少例として、薬物、妊娠、循環障害による脂肪肝もあります
脂肪肝が進行すると?
【脂肪肝⇒脂肪性肝炎⇒肝硬変⇒肝がん】というケースも
アルコール性脂肪肝は肝炎に注意
アルコール性脂肪肝の場合、病状が進むと「アルコール性肝炎」になります。
別名『ASH(アッシュ)』と呼び、肝臓に炎症が起こった状態です。
肝細胞が急激に壊されて機能しなかったり、脂肪化が進んでいる状態です。
肝硬変の一歩手前で、そのまま暴飲を続けると肝硬変や肝がんになる危険があります。
非アルコール性脂肪肝も肝炎に注意
肥満人口の増加によって、「非アルコール性脂肪肝」になるケースも増加しています。
飲酒の習慣がない人にも肝炎から肝硬変、肝がんへと進むケースも見られるようになりました。「ASH」に対して「NASH(ナッシュ)」と呼びます。
日本での患者数は100万人近くになっていると言われ、現代の肝臓病として注目されています。
まとめ
運動不足、間食が多い、甘いものを摂りすぎる。要注意です!
果物や清涼飲料水に多く含まれている果糖には要注意です。
摂取すると、中性脂肪になって肝臓に蓄積しやすいのです。
間食も同じように、繰り返すことによって、余分な糖質や脂質を摂ることになります。
このためには
・1日3回、規則正しく食事をすることが大切です。
・食物繊維を多めに摂ることも必要です。
・甘いもの、塩分、アルコールは控えめにしましょう。
・歩く時間や階段の利用を増やしましょう。
健康のために、家族のために、そして自分自身のために、心と身体にやさしい生活を送ることが大切ですよね。
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