もうすぐ、端午の節句ですね。
庭はないけど、ベランダで鯉のぼりを飾るというご家庭もあるのではないでしょうか。
いくつかのポイントに注意して設置することで、安心して鯉のぼりをベランダで飾ることができますよ。
この記事ではベランダの形状に見合った鯉のぼりの設置方法と、注意したいポイントをご紹介します。
どれが向いてる?鯉のぼりのベランダでの飾り方 タイプ別4選!
鯉のぼりをベランダで飾るには、基本的には設置場所に適した鯉のぼりを買うことが必要です。
ベランダで飾る専用の鯉のぼりがありますので、一度チェックしてみましょう。
鯉のぼりのベランダでの飾り方は、設置方法から大きく4つに分類出来ます。
それぞれの飾り方の特徴を見ていきましょう。
設置方法 ◆格子ベランダ用の飾り方
アパートやマンションのベランダには、様々なタイプがあります。
その中でよく見かけるのが、正面が格子状になったベランダではないでしょうか。
こういったタイプのベランダでは、どのような鯉のぼりの飾り方が考えられるでしょう。
格子状ベランダには、そのベランダに適した取り付け金具の付属した鯉のぼりが売られています。
格子の内側と外側を金具で固定し、鯉のぼりのポールを支える仕組みになっています。
設置方法 ◆万力で締める飾り方
格子状のベランダでなければ、どういう飾り方をすればいいのでしょう。
格子に金具を固定出来なくても、手摺りや壁に万力で固定する飾り方もあります。
これは、金具を取り付ける格子のないベランダにおすすめの鯉のぼりです。
万力で締めた部分に鯉のぼりのポールを差し、固定させるタイプです。
格子のない壁に囲まれたベランダは、増えてきているタイプのベランダだと言われています。
そういう場所には、万力で金具を固定する鯉のぼりを飾るのがいいでしょう。
一見万能に見える万力タイプですが、締められる幅に限りがあります。
鯉のぼりを飾るベランダの手摺りや壁の幅を計り、使えるサイズの物を選ばなくてはなりません。
設置方法 ◆ベランダに置き型タイプ
ベランダにある程度の広さがあり、金具などで鯉のぼりを取り付けるのが面倒だと思う方もいらっしゃるでしょう。
そんなベランダには、置き型の鯉のぼりをおすすめします。
置き型の鯉のぼりにはスタンドが付いていて、ここにポールを立てる仕組みになっています。
スタンドの重しになるように水を入れる袋が付いていますので、それに水を入れて、スタンドが倒れないようにします。
狭いベランダでは難しいですが、広さのあるベランダなら考えてもいい鯉のぼりと言えるでしょう。
金具等でポールを固定する必要がないので、簡単に飾れるのもメリットです。
設置方法 ◆ロープを使った飾り方
何かの折に、鯉のぼりを譲ってもらうこともあるかもしれません。
それがベランダに対応したタイプでなかった場合、その鯉のぼりを飾ることは出来ないのでしょうか。
実は、ベランダ対応でない鯉のぼりも、ロープが1本あれば飾れるのです。
やり方はとても簡単なので、飾り方の選択肢のひとつとして、覚えておくといいでしょう。
飾り方は、ロープをベランダの端と端に渡すだけです。
渡したロープに鯉のぼりを付ければ、ポールがなくてもベランダで鯉のぼりを飾れるのです。
地方で行われる鯉のぼり祭では、よくこの飾り方が使われています。
ベランダから泳ぎ出るようなイメージで、個性的な飾り方とも言えますね。
このように、ベランダでの鯉のぼりの飾り方には、いくつかのタイプがあることが分かります。
鯉のぼりを飾るベランダがどのタイプかを見極め、それに合った鯉のぼりを買うのがいいでしょう。
鯉のぼりをベランダで飾る時の3つの注意点
鯉のぼりをベランダで飾るには、何よりそのベランダに適した取り付けの出来る鯉のぼりを使うことが重要です。
それ以外にも、ベランダで鯉のぼりを飾ることには注意が必要なのです。
ポイント1 ◆近隣の迷惑になっていないか?
戸建てにしても集合住宅にしても、近所の方の迷惑になってはいませんか?
特にアパートやマンションの場合、隣や下の部屋との距離も近いです。
子どものためにと当然のように飾っていた鯉のぼりが、もしかしたら他人の迷惑になっている可能性もあります。
ベランダに対して大き過ぎる鯉のぼりを飾るなど、近くの人の迷惑になるような飾り方は控えましょう。
付き合いがあるなら、鯉のぼりを飾る前に一言伝えておくのがいいでしょう。
ポイント2 ◆風で飛ばされないか?
飾るベランダに適した鯉のぼりを飾っていても、100%安全というわけではありません。
あまりに風が強過ぎる日には、面倒でも鯉のぼりをしまいましょう。
風で飛ばされた鯉のぼりが、最悪の場合、事故に繋がる可能性もあります。
子どもの健やかな成長を願って飾る鯉のぼりがそんなことの原因になっては、誰もいい思いをしないでしょう。
天気が悪い時は鯉のぼりをしまうことを鉄則とし、ベランダで鯉のぼりを楽しむといいでしょう。
ポイント3 ◆規約に引っかかっていないか?
集合住宅の場合、ベランダの扱い方に規約がある場合もあります。
たとえ鯉のぼりといえど、ひょっとしたら住まいの規約に引っかかる可能性もあります。
契約時の書類を確認したり、管理会社に問い合わせた上で、鯉のぼりを飾るようにしましょう。
自己判断で鯉のぼりを飾ってクレームを言われては、せっかくの端午の節句も台無しですよね。
ベランダで飾る鯉のぼりには、戸建てや集合住宅に関わらず、いろいろと制約が付きまといます。
あやふやなことはせず、しっかりと考えた上で鯉のぼりを飾りましょう。
縁起物が原因で問題が起こっては、鯉のぼりを飾る意味もなくなってしまいます。
まとめ
同じようなことを理由に、ベランダで鯉のぼりを飾ろうというご家庭もあることでしょう。
ベランダでの鯉のぼりの飾り方では、その場所に適した鯉のぼりを使うことを忘れないようにしましょう。
多分これでいいだろうという甘い考えでは、事故を起こすことにもなりかねません。
ロープを使って飾る方法もご紹介しましたが、その場合は細心の注意を払って飾っていただきたいと思います。
室内で飾る鯉のぼりにも注目が集まる中、やっぱり外で泳ぐ鯉のぼりを飾ってやりたい気持ちは分かります。
だからこそ、周りに迷惑のかかることがないよう、注意した上で鯉のぼりをベランダに飾ってくださいね。
空を川にして泳ぐ鯉のぼりは、やはり見応えがあります。
私自身が今でも覚えているように、あなたの子どもの心にもきっと残るはずですよ。
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