自分の子供が誰かに いじわる をしていたらかなりのショックです。
多くの母親が、私の育て方が悪いからかな…と、落ち込みますよね。
でも、ちょっと待って。
落ち込む前に、お子さんが何かストレスを抱えていないか考えてみて下さい。
特にストレスを抱えていなさそうな場合、それはもう「性格」です。
悩んでもある意味どうしようもない部分の話になりますので、一回肩の力を抜きましょう。
子供が生まれ持った性格は、あなたのせいではないのです。
ただ、やはり親として、他人様にいじわるをする我が子を「性格だから仕方ない」と放っておくわけにはいかないですよね。
この記事では、子供のいじわるにどう対応していくか、具体的な考えを紹介します。
我が子のいじわる、どう対処する?
ストレスが原因の場合
我が子のいじわるな言動を見聞きしたら、まず最近何か変わったことがなかったか考えてみてください。
下の子が生まれた、引っ越して転校をした、お友だちにいじわるをされている、何か悩みがあるように見える…など。
自分が抱えるストレスを、誰かにいじわるすることで発散している可能性があります。
じっくり子供と向き合い、話を聞いてみましょう。
そして、ストレスの原因が分かったら、なるべくそれを取り除いてあげてください。
原因がストレスでない場合
さて、問題は原因がストレスではない場合です。
- 「自分の思い通りにならない!」
- 「あの子、生意気!気にくわない!!」
など、気分や性格面からいじわるをしてしまう、こんな子供にどうやって対処したらいいのか、本当に難しいと思います。
親としては「優しい子に育ってほしい」と思うから悩むのですよね。
「私の育て方のせいで優しい気持ちが育まれなかったんだ…今からでも優しい子になるような躾をしなきゃ!!」
真面目なあなたはこう思っているかもしれませんが、この考え方、もう一歩踏み込んで考えたいのです。
だって、世の中優しい人ばかりじゃないですよね。
いい人もいれば、いじわるな人もいるのが当たり前です。
「子供はみんな天使♪」なんて言う人がいますが、そんなの嘘です。
大人のように自制がきかない分、時に子供は悪意をむき出しにした言動をする悪魔の部分もあるのです。
でも問題なのは、心の中にある悪意やいじわるな気持ちではありません。
我が子が心の中で思っていることがどんなにひどくても、急に考え方を変えさせることは難しいし、そもそも思考は個人の自由なのです。親であっても必ずしも修正させる必要はないと思いませんか?
親の役目は、
「むき出しの悪意を人にそのまま伝える」ことは世の中を生きていく上でプラスにはならない
と教えてあげることです。
「人にいじわるをすると自分がお友だちからどんな目で見られるのか考えてみて。きっと、お友だちに嫌われちゃうよね。」
「いじわるをする子のまわりには誰も寄らなくなっていつか一人ぼっちになっちゃうよ。いじわるしてもいいことひとつもないよね!」などと言い、「いじわるをすることは損なんだ」と分からせましょう。
その上で、「いじわるしたくなったら1度深呼吸してみようか」「その場からすぐに離れてみよう」などと具体的に解決方法を提示していきましょう。
「帰ってきたらママがお話きいてあげるから我慢!いじわる我慢できたら今日はスペシャルおやつだよ♪」などもいいですね。
明るく乗り切りましょう!
世の中で「人にいじわるをしないで生きていくこと」のメリット・大切さを教えることが大切です。
いじわるな気持ちがあってもそれを行動に移さないことをテクニックとして教え続けること。
長い目で伝え続けることが親の役目なのです。
良心や優しい気持ちは、そのうち身に付くかもしれない、身に付かなくてもある程度は仕方ないと腹をくくってもいいと思います。
あなたのせいではないのです。
我が子がいじわるされる側の場合はどうしたらいい?
いじわるをされる側になっても、親としては心配だし悩みますよね。
いじめまではいかない、日常のちょっとしたいじわる、どう対処するのがいいのでしょうか。
子ども同士で解決させてみる
まずは、「いじわるしている子に直接やめてと言う」ところから始めるのがいいでしょう。
はじめは、子供に言わせます。
「いじわるされたら、やめてって毎回ちゃんと伝えてごらん」と促してみてくださいね。
子供同士で解決出来ない場合は
これをしてもいじわるをやめてくれない場合や、どうしても子供が自分で「やめて」と言えない場合はあなたが直接、いじわるをするお友だちにやめてくれるよう話をします。
そのお友だちの親ではなく、あくまでも子供と話をしてみてください。
我が子がいじわるをされている間は幼稚園や学校に付き添って行くと現状を把握できるし、いじわるをされそうになったらすぐに止められるのでオススメです。
例えば、バス通園をやめてしばらく送り迎えで園に足を運んだり、通学している場合も、行き帰りの通学路を我が子とそのお友だちと一緒に毎日歩いてみるんです。
つまり、いつもいつもママが一緒にいて、いじわるしようものならすぐにとめられてしまうわけです。
いじわるをするのも面倒になってくるだろうし、あなたはいじわるされている子の親なわけだから、いつか自分の親や先生に言い付けるのではないかと思い、恐怖を感じる子もいるでしょう。
これでいじわるがなくなればあとは様子見でいいと思いますが、いじわるされ続ける場合や仕事などでどうしてもお友だちに直接言う機会がない場合は幼稚園や保育園、学校の先生に相談してみるのがいいと思います。
私は、相手の親と話すのは最終手段にするのがいいと考えています。
もしかしたらとてもやっかいな親御さんかもしれません。とりあえず、はじめは第三者を挟んでやりとりをするのをオススメします 。
あなたのお子さんの心を、いじわるから守るために臨機応変にいろいろな方法を試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
子供のいじわる、難しい問題ですよね。
これが正解!という解決方法がないので、手探り状態になることもあると思います。
その時その時のあなたのお子さんに合った対処法を探ってみてくださいね。
この記事があなたのヒントになれば嬉しいです。