お子さんが小学校に入学すると、PTAという活動があります。
幼稚園や保育園でもあった、というご家庭もあるかもしれませんね。
お子さんが小学生になるとその活動は多岐に渡り、執行部と言われるPTA会長だったり副会長等以外にも沢山の委員会活動があり、全国ほとんどの自治体では保護者が何らかの形で参加する「一人一役」という全員参加型を導入しています。
つまり、子供の学校生活に関することを学校や他の保護者任せにせず、皆が一体となってバックアップしてきましょう、という活動ですね。
そこで今回ははじめてのPTAをこれから経験する保護者の方向けに、小学校のPTA役員の役割についてお話していきたいと思います。
PTAとは一体どんなもの??
P:Parent(親)
T:Teacher(教師)
A:Association(組織)
の略語です。
親、教師、家庭や学校の共同組織という意味合いを持ち、子供達のためにより良い環境を作りましょうという目的で運営されている団体です。
意味 | 保護者・教師・家庭や学校の共同組織 |
目的 | 子供たちのためにより良い環境を作ること |
構成 | 任意に選ばれた役員により運営されている団体 |
それぞれの地域で多少の違いがあるかもしれませんが、PTAへの加入は任意となっており、強制ではないため加入を拒否することも可能です。
もし、お手元にPTAの説明書等がありましたらしっかりと目を通しておかれることをおすすめします。
加入にあたり、年間数千円ほどの会費の徴収もあります。
納得いかない項目があったりする場合は遠慮なく問い合わせてください。
PTA役員とは・・・
役員といっても様々な役職があります。
学校によって呼び名や仕事内容が異なることも多いです。
ここでは主に「執行部役員(本部役員)」についてお話していきます。
PTA会長
PTAを代表するとりまとめの役割
学校行事(運動会や合唱コンクールなど)での挨拶
入学式や卒業式等式典での代表挨拶
副会長
会長の補佐が主な仕事となります。
学校や地域との調整を図りながら行事や式典の運営に携わり、各委員会の会合参加や連絡、伝達調整等も行います。
会長が出席できない行事に代理として赴くこともあります。
書記
PTAからのお知らせ等の文書作成、協議会や委員会の議事録を作成する仕事がメインです。
文章を作成するのが苦手な方は注意が必要ですが、毎年似たような行事なのである程度の雛型があります。
パソコンでの作業は必須です。
会計
PTA会費の徴収・会計管理が主な仕事となります。
その他、行事ごとの予算組み、委員会活動に必要な経費等の予算配分などお金にまつわるすべてのことを担う金庫番です。
お金の計算が得意な方には適職だと思います。
会計監査
PTA会費の監査が主な仕事です。
立てられた予算が正しく使われているか、不正がないか等を管理します。
年に1度あるPTA総会では、1年間の会計監査報告を行い、会計に誤り等がないことを報告します。
以上が本部役員の主な仕事内容になります。
しかしPTAの役員は総勢7人から8人くらいですので、必ずしも自分が引き受ける、というわけではありませんし、入学してすぐの保護者が依頼されることはまずないでしょう。
ただ、過去にお兄ちゃんお姉ちゃんがいて、役員を経験したことがある保護者は頼まれる可能性は大いにあります。
事前に打診があることがほとんどなので、前もってお話が来ている場合はよく考えた上で引き受けることをおすすめします。
その他役員
・学年委員
・地区委員
・広報委員
・体育委員
・ベルマーク委員
・選考委員
等があり、こちらは保護者がどれかひとつの委員会に所属し1年間の仕事をそれぞれ分担して活動を行います。(一人一役)
この委員会の各委員長になると、本部役員ほどではありませんが、取りまとめを行ったり、他の委員会との提携・連絡等で出番が多いです。
まとめ
忙しいと言われる役員の仕事は出来るだけ避けたい、という保護者は多いと思います。
私もそうでしたので気持ちがとっても良くわかります!!
でも、長年に渡りPTA会長を引き受けてくれていた娘のクラスメートのお父さんにはとても感謝しています。
仕事の合間をぬって、子供達のために走り回ってくれていた方々への感謝の気持ちは忘れずにおこうと思っています。
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