新入学、あるいは新年度の始まりで、気がかりなのはPTAですよね。
役員の選出が終わっても、ママさん方は気が気じゃないと思います。
嫌だ嫌だと思っても、PTAの活動内容については詳しく知っていますか?
とにかく面倒そうという、そんなイメージをお持ちではないでしょうか。
今回は、今さら聞けない?なPTAの活動内容についてご紹介します!
そもそも何をやっている?実はよく知らないPTAの活動内容
PTAとは、子どもの親と学校の教師による合同のグループであると考えましょう。
したがって、その活動内容も、子どもたちのためになることなのです。
具体的に、いくつか例を挙げて見てみましょう。
通学路のチェック
子どもが毎日使う通学路。
親から見て、やけに危ないなと思う場所ってありませんか?
PTAはそういう危険な場所をチェックし、子どもたちがより安全に通学できるように改善を行います。
簡単な改善ならば地域にお願いし、大掛かりなものなら行政への働きかけも視野に入ります。
また、通学路の横断歩道で子どもたちを見守るのもPTA活動のひとつなんです。
PTAの役員だけでは手一杯の場合には、地域の方に協力を仰ぎます。
保護者への情報提供
学校と子どもにまつわるあらゆる情報を、PTAからの広報誌でお知らせいたします。
不審者情報の伝達も、そのひとつです。
PTAからのお便りで不審者に関する情報を提供したり、学校側に働きかけ、下校時間を早めたりということも行います。
PTA役員自らが率先し、子どもの下校指導にあたる場合もあるようです。
過ごしやすい学校環境づくり
子どもたちが気持ちよく学校で過ごせるようにするのも、PTAの大切な活動です。
そのために校舎内の清掃にあたったり、学校の花壇の手入れなどを行う場合もあります。
小さな活動ではありますが、その積み重ねがよりよい学校環境を生むことにつながるのでしょう。
地域との協力
学校は、地域の中にあるものです。
そのため、地域住民の手助けはなくてはならないものなのです。
地域の方に協力をしようと思ってもらえるようにするのも、PTAの活動です。
あなたの地域では、PTAによる資源回収などが行われていませんか?
そこで資源を出してもらうというのも、地域の協力があってのことですね。
イベント
小学生の頃、交通ルールを知るという名目で自転車を使ったゲームをするというイベントに参加したことがあります。
冬に学校で「どんど焼き」(正月飾りなどを集めて焼く行事)をやるというところもあるでしょう。
これらのイベントは、実はPTA主催によるものが多いのです。
楽しみながらルールについて学んだり、季節の行事に参加する機会を作るのは、子どもにとって大切なことです。
これも、立派なPTAの活動内容のひとつです。
すべての活動は、子ども(もちろん自分の子どもも含む)のために行われていることが分かっていただけたでしょうか。
ここに挙げたPTAの活動内容は、ほんの一例です。
学校やその地域において、活動内容は様々です。
学校だけではできないようなことをする、あるいは学校の補佐をするのが、PTA活動だともいえるかもしれませんね。
嫌どころかむしろ楽しい!?PTA活動が受け入れられるようになるには?
「PTAが何のためにあるのか分からない」
「子どもが学校に入っても、PTAには入りたくない!」
最近では、そんな意見も多く聞かれますよね。
確かに、PTAの活動にはよく分からない部分も多く、ただ面倒なイメージが付くのかもしれません。
しかし、PTA活動が嫌なものだと誰が決めたのでしょうか。
一体どうすれば、PTA活動は楽しいと思ってもらえるものになるでしょうか。
その方法を探ってみたいと思います。
従来の活動を見直す
PTAの役員は毎年変わりますよね。
そのために多くの活動については、従来の方法を真似してやることになります。
新しいことを考えるのは面倒だし、前と同じでいいよということなのです。
とはいえ、それがPTA活動をつまらなくしている一因かもしれません。
「毎年やってるから」、「今までやってきたから」を、一度見直すこともいいかもしれません。
とある小学校で新しくPTA会長になった方は、従来の活動をすべて洗い出してみたそうです。
何となく習慣で続けていたことは、どんどんカットしていったそう。
恒例のイベントは、面白くないものは内容を変えたりもしたそうですよ。
人気のないイベントや活動は、やはりそこに何かあるのが原因なのです。
PTAの活動として必要不可欠な場合は、面白くなくてもやる必要がありますね。
そうでないものは、積極的に変化を加えていくことが大切なのかもしれません。
地域を巻き込んだ楽しいイベントをやる
PTAの活動だからといって、何も堅苦しいことばかりやる必要はありません。
PTAの存在意義は、子どもを楽しく学校に通わせることといっても過言ではないと思います。
子どもが楽しめるイベントを積極的に行うのも、悪いことではないと思います。
そしてイベントには、できるだけ地域の方を巻き込んでしまいましょう。
PTA活動に地域の協力は不可欠ですが、せっかくなら楽しいことも一緒にやれたらいいですね。
イベントという肩の力が抜けた場で地域の人と知り合うことは、子どもたちにとっても大切なことです。
地域の人と顔見知りになっておくと、防犯的な利点も多いですし、災害時にも助け合いやすくなります。
やりたい人が役員をやる
PTA活動を面白くするには、まず自発的に活動を支えたい役員が必要なのではないでしょうか。
これは、今のPTAに一番欠けている部分だと思われます。
そもそも、役員を決めるのが苦痛な場となってしまっていますよね。
現実的な話、そういう人が果たしているのかどうかは怪しいものです。
自分の時間を犠牲にしても給料が出るわけではないですしね。
やりたい人が役員になって!といきなりそうするのではなく、まずは、やりたいと思えるような組織にするのが先決ですね。
PTAという組織の在り方を変えることが、その活動を受け入れてもらう最初の一歩になるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、知っているようで知らないPTAの活動内容についてご紹介させていただきました。
「こんなことやっていたんだ」と、意外に思われたこともあったでしょうか。
私の住んでいる地域でも、小学校のPTAによる資源回収があります。
家の前に資源物を出しておくと回収に来てくれるので、とてもありがたいのです。
その日は、収集場所になる小学校からたくさんのPTA役員の方々が出て行かれるのを見ます。
大変だなと思う反面、すごく地域に貢献した活動だとも感じています。
子どもの通学路に気を配ってくれるのも、保護者としては助かりますね。
通学路の状況も、知っているようで知らないものですから。
子どものことを第一に考え、そのために地域ともつながる。
それが、PTA活動の根底にあるのではないでしょうか。
それを少し分かっているだけでも、これからの見方が変わってくるかもしれませんね。
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