読書感想文は「食レポ」に似ている!
自分が感じたことを素直に言語化することなのです。
「食」と違うのは、分量があることと時間がかかることです。
そのためのポイントを簡単に理解できるように解説します。
付箋というアイテムで、思ってたよりもスムーズに書き上げられますよ。
読書感想文はニガテ、という方は多いですよね。
「感想文」というと、なんだか難しそうに思えます。
でも「食レポ」みたいに考えて『読レポ』と考えましょう。
あなたなりの感想を書いていけばいいのです。
そのためのヒント・ポイントを解説します!
読書感想文の基本的なことについてはこちらに詳しく!
・読書感想文はなんのために書くの?
・読書感想文はどんなことを書くの?
・読書感想文はどんな本を読めばいいの? について
読む前に準備すること
付箋(ふせん)の用意
読書感想文の作成ポイントは、「こころの動き」を書くということなのです。
そのために、最初に対象になる本を読み始める際には付箋(ふせん)を用意します。できれば色分けした付箋を次の項目ごとに貼り付けていきます。
次の「こころが動いた箇所」に付箋を貼っていきながら読みましょう。
おや? と思ったところにピタ
いいね!と思ったところにピタ
そうだ!と思ったところにピタ
よしっ!と思ったところにピタ
なるほどと思ったところにピタ
ヤダね!と思ったところにピタ
このように思った箇所に付箋を貼っていきます。
この箇所をあとでまとめると、すぐに感想文が書けるようになるのです。
付箋を貼った部分は「こころの動き」があった場面なのです。ここが大事なポイントです。
めんどうな「読書メモ」を作るよりも早くて簡単です。
さあ、読んでいきましょう!
構成を考える
読んだあとは、すぐに読書感想文を書かないのがポイントです。
構成を考える
なぜ、読書感想文を書く前に「構成」を考えるのか説明します。
家をたてるときには順序があって、まず、どんな建物にするか最初に設計図を作りますよね。
次に土台を作り、それから骨組みを作ります。その後、壁や屋根を作りますよね。
同じように、文章を書く時には家を立てるときの「設計図」にあたる「構成」を考えるのです。
よっぽど才能がある人のほかは、いきなり書くとダメダメ文章になるのです。
構成を考えるのは、伝えたいことを効果的に伝えるためなのです。
実際の構成は
読書感想文を組み立てるのに、多く使われているのが次の部分から成り立っているものです。
1,その本を選んだ理由または、その本と出会ったきっかけ
興味があった。すすめられた。指定された。など。
2,主人公やあらすじの紹介を簡潔に
(ここではまだ感想は書かないこと)
3,感想<内容も分量も力をいれるところ>
(いくつかをまとめて書いてください・全部入れる必要なし)
おや?と思ったところについて書く
こういうところに興味・驚き・期待の気持ちなどを感じた
いいね!と思ったところについて書く
こういうところに共感・期待・興味などを感じた
そうだ!と思ったところについて書く
こういうところに共感・興味などを感じた
よしっ!と思ったところについて書く
こういうところに共感・興味などを感じた
なるほどと思ったところについて書く
こういうところに共感や興味などを感じた
ヤダね!と思ったところについて書く
こういったところについて違和感や疑問を感じた など
4,本を読んで変化したこと
おや? と思ったあとで○○した、〇〇したいと考えるようになった。など。
いいね!と思ったあとで○○した、〇〇したいと考えるようになった。など。
そうだ!と思ったあとで○○した、〇〇したいと考えるようになった。など。
よしっ!と思ったあとで○○した、〇〇したいと考えるようになった。など。
なるほどと思ったあとで○○した、〇〇したいと考えるようになった。など。
ヤダね!と思ったあとで○○した、〇〇したいと考えるようになった。など。
5,この本を読んだことによって得られたものごと、それをこれからどう生かしたいのか、など。
チェックして完成!
プロの作家でも大事な作業が、最終チェックです。
・送り仮名や漢字の間違いがないか
・主語と述語の関係が正しいか
・自分の伝えたいことが読者に伝わるか
・読者に読みやすい文章になっているか など
このためのチェックにおすすめなのが
・自分で声を出して読むこと
・家族のだれかに読んでもらうこと
書いている人には気づかない見落としがけっこうあるのです。
だれかにチェックしてもらうことで、より良いものになりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
目的や内容を理解して、本の選定から読書、構成を考えてから作成、チェックという流れで読書感想文を仕上げました。
『読レポ』と表現しましたが、あなたの読んでみた「こころの動き」は素直に表現できたでしょうか。
最初から上手に表現することは、とても難しいですよね。
でも、プロではないので、素直なこころをありのままに表現できれば、それでいいのです。
今回は、いくつかのポイントを示したのですが、重要なところは「興味のある本」を選ぶことです。
食レポにしてみても、「自分が食べたい」と思うものや「美味しそう!」と思うものを食レポしたいですよね。
今回は次のサイトを参考にしました。
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