お子さんのいらっしゃる方は、
母の日にカーネーションをもらうこともあるでしょう。
鉢植えでプレゼントされたら、
ぜひ長くもたせたいものです。
せっかくのプレゼントなのに、
早速枯れてきてどうしよう!となっていませんか?
カーネーションが枯れてしまうのには、原因があるのです。
この記事では、その原因を7つ紹介します。
カーネーションの枯れる7つの原因!こんなことやっていませんか?
カーネーションが枯れてしまう主な原因を7つ挙げてみます。
大切な人からいただいたカーネーションを大事に長く楽しみたいですよね!
今までに何度か枯らしてしまったり、悲しい思いをした方は必見です。
楽しみは賢く上手に、そして長く楽しみたいですよね。
心当たりのある方は要注意ですよ!
●ラッピングのまま飾っている
プレゼントだと、
鉢にビニールやリボンをして可愛らしく包装してあるものが多いですね。
もらったそのままで、カーネーションを飾っていませんか?
全体がビニールなどで覆われたままだと、カーネーションも息苦しいのです。
それが、枯れる原因のひとつにもなります。
もらったらすぐに包装は外しておきましょう。
●鉢が小さい
プレゼント用のカーネーションは、
小ぶりな鉢に収められて全体的に可愛らしい印象がありますね。
実はその鉢の小ささが、カーネーションにとってよくないことも。
私たち人間でも、狭い場所に押し込められるのは嫌ですよね。
カーネーションも同じで、
小さな鉢の中は、もしかしたら根でいっぱいかもしれません。
狭い鉢の中で根が充満しているのは、
植物にとってよくないことです。
カーネーションの調子が悪いようなら、
ゆとりのある大きな鉢へ植え替えてあげましょう。
●花は咲くままで放置している
次々に花を咲かせるカーネーション。
咲いていたものが散ってしまっても、
また次のが咲くから…と放置していませんか?
しぼんだ花を放置しておくのも、実は枯れる原因になるのです。
そういう花は、さっさと取り除いてしまいましょう。
また、たくさん蕾があっても、
中には未熟のまま咲かないものもあります。
優しく触ってみて中身がないような感覚なら、
その蕾も取ってしまいましょう。
花がらや未成熟の蕾を取り除くことで、
残りの部分に栄養や日光がいきわたるのです。
●日光不足、水不足
植物を長くもたせるための大前提に問題があるかもしれません。
カーネーションの鉢は、
しっかりと日光の当たる場所に置かれていますか?
水やりも、忘れていませんか?
日光と水が不足するということは、
私たちが飲んだり食べたりできないのと同じことですよね。
それでは、枯れてしまうのも無理はありません。
カーネーションは比較的強い植物なので、
いっそ屋外に置いてしまっても大丈夫です。
その際は、日当たりのよい場所に置きましょう。
水は、表面が乾いたらたっぷりとやるのが基本です。
水やりに関しては、やりすぎもよくありません。
表面が乾いているか迷うくらいなら、
水やりは少し先延ばしにしてもいいでしょう。
たくさんやりすぎても、根腐れを起こす原因にもなります。
●そもそも、もちが悪い
これを言っては元も子もないですが、
母の日のプレゼント用に出回るカーネーションは
もちが悪い場合もあります。
プレゼントしたときが、
そのカーネーションの一番の見ごろにしてあることも多いのです。
そうなると、あとは枯れてゆくばかり…。
先にご紹介したことを試しても枯れていくようなら、
それが寿命なのかもしれません。
そのカーネーションが咲いている限り、
楽しむことにしましょう。
枯れないカーネションもあるんです!
最新の技術で枯れずにキレイにずっと長持ちなんです!
その上、水やりが不要でお手入れも楽々。
プリザーブドフラワーとは?
『プリザーブ(prezerve)』は英訳すると「保存する」という意味になります。
枯れることなく、本来の花の美しさをそのまま閉じ込めてしまったーーー
まるで魔法の方に、時間が止まったような…
それがブリザードフラワーなのです。
特殊な液を吸わせることで、
花本来の美しさを長時間保たせることを可能にした
アレンジメント技術です。
来年も会いましょう!カーネーションが咲き終わったら…?
長く咲いたカーネーションも、いつかは枯れてしまいます。
枯れたら、後は処分するしかないのでしょうか?
そんなことはありません!
やり方を知っていれば、そのカーネーションを次につなげることもできますよ。
●切り戻しをする
すべての花が咲き終わったカーネーションは、茎を1/2くらいの長さまで切ってしまいます。
これを、切り戻しといいます。
花が咲き終わっても蕾が出てきますが、
こちらも思い切って取り除きましょう。
余分な蕾や茎を切ることで株全体の密度を下げ、
風通しがよくなります。
カーネーションは茎がたくさん出てくる植物なので、
そのままにしておくと株が蒸れて病気になってしまうのです。
切り戻しをした株は、
肥料を与えておくと秋にもう一度花が咲くことがあります。
●挿し木する
カーネーションの挿し木は、春か秋に行うのがよいとされています。
やり方を簡単にご紹介しましょう。
長さ10~15cmほどに切ります。
切った茎に残る葉は、
先端部分の数枚を残して取り除きましょう。
切った茎は、数日間水に浸けておきます。
これを、挿し木用の土に挿します。
このとき、
切り口をつぶさないように丁寧に挿してくださいね。
茎を挿した鉢は、
土の乾燥を防ぐために水を張った受け皿に乗せておきます。
根が出たら、ちゃんとした鉢に植え替えましょう。
このように、
やり方さえ知っていれば長く楽しめることが分かりますね。
いろいろな株を残しておいて、最終的には地植えにしても!
母の日は毎年くるものですから、
いろんな種類のカーネーションが集まりそうですね。
まとめ
切り花は枯れてしまうとおしまいですが、
鉢植えのカーネーションは次々に花が咲くのが楽しいところですね。
植物のパワーが続く限り、適切な管理で枯れないようにしたいものです。
今回ご紹介させていただいた枯れる原因は、
悪気はなくてもついやってしまうものも多いですよね。
ラッピングのまま飾っておきたい気持ちは、私にも覚えがあります。
しかしやはり植物なので、元気に花を咲かせるのを見たいですよね。
原因が分かれば、それを避ければいいだけのことです。
カーネーションの嫌がることはせず、長く元気に頑張ってもらいましょう!
もらうプレゼントはせいぜい保育園で描いた似顔絵というところ。いつかカーネーションの鉢植えをもらって、
それを長く咲かせることが密かな楽しみだったりします。