秋の風物詩といえばススキが思い浮かびますが、花言葉や名前の由来について知りたくなりますよね。
実は、ススキの花言葉は10個もあるんです!
なびく心や活力など、さまざまな意味の花言葉ばかりなんですよ。
また、ススキという名前は、生命力の強さと神様が関係しているんです!
それでは、秋を代表するススキについて、詳しくお伝えしていきますね!
ススキの花言葉とその由来は?ロマンチックなものもある!?
ススキの花言葉は、その意味から、大きく4つに分けることができます。
意味別に分けてみましたので、さっそく見ていきましょう!
【なびく心、心が通じる、憂い】
なんだか恋愛をイメージさせるような花言葉ですね。
これらの花言葉は、ススキが風に揺れる様子から連想されたものです。
惹かれ、結ばれ、そして時にはつれない素振りに嘆いたりする。
風に揺れるススキは、どんな思いを抱いているのだろうと考えるのも、
なんだかロマンチックでステキですね。
【活力、勢い、生命力、精力、勢力】
ロマンチックだった先ほどとは一転し、今度は力強い花言葉ばかりが並んでいますね。
ススキはどちらかというと「はかない印象」だったので、まさにイメージとは真逆のものばかり!
これらの花言葉は、ススキの生命力の強さからきています。
ススキは、なんと2メートルくらいまでぐんぐん成長するんですよ!
また、日本全国で見られ、しっかりとした地下茎を持っている植物なんです。
見た目とは違い、実は生命力あふれる植物だったんですね。
【悔いのない青春】
なんと爽やかな花言葉!
この花言葉の由来は明確ではありませんが、おそらくその風貌から名付けられたのでしょう。
白い毛の生えた種は太くなり、稲穂のようになりますよね。
そんなススキが一面に広がり、風に揺られている姿というのは、
堂々としていて、なんだか満足げな姿にも見えます。
そういった様子が、まるで後悔なく青春を過ごしたように感じられたのでしょうね。
【隠退】
隠退というのは、年老いて社会の一線から退くことをいいます。
これは、ススキが9月15日の誕生花であるということに由来しているんですよ。
今でこそハッピーマンデー制度ができましたが、以前は9月15日が敬老の日でした。
お疲れ様と労って渡すのにピッタリな花言葉ですよね。
敬老の日だけでなく、退職したおじいちゃんやおばあちゃんに、
花言葉とともにプレゼントしたいものです。
ススキに、こんなに色んな意味のある花言葉があるなんて驚きですよね!
個人的には、見た目とは裏腹の、生命力あふれる花言葉が気に入りました。
風にそよぐススキから、そのときの気分や状況に合った花言葉を思い出してみるのも、風情があってステキですね。
名前の由来は生命力の強さと神様が関係している!?
ススキという名前の由来ですが、2つの説が有力だとされています。
どういった説なのか、分かりやすくまとめてみました。
1.ススキの生命力や、まっすぐに穂をつける様子から
2メートルまで伸びるほどの生命力のあるススキは、まっすぐに白い穂をつけますよね。
スス→すくすくとまっすぐに育つ様子
キ→草や茎、芽が萌え出るという意味の萌(キ)
という名前の由来があるといわれています。
ススキの花言葉や生態を考えると、納得のいく名前の由来ですね!
2.神楽(かぐら)の際に手草(たくさ)として使っていたから
神楽というのは神様に捧げる舞のことで、手草というのは舞うときに手に持つもののことです。
神楽において、ススキは稲穂の代わりとして用いられていました。
そのため、清らかなものという扱いだったんです。
キ→禾(穀物の総称)を持った者こういった説もあるんです。
余談ですが、ススキの茎は中が空洞になっていて、そこに神様が宿ると昔から信じられてきました。
加えて、ススキの硬い茎は切ると鋭く尖ることから、魔除けとしても使われてきたんです。
神様が宿り、魔除けの力もあるススキが災いから守ってくれるということで、翌年の豊作を祈願してお月見で使われるようになったんですよ。
どちらの説もススキに合っているので、どちらも本当のような気がしてしまいますよね。
それにしても、神様が宿って魔除けの力もある植物だなんて、ススキって見かけによらずすごい植物だったんですね!
まとめ
いかがでしたか?
ススキのさまざまな意味を持つ花言葉は、本当に意外でしたよね。
私も調べたときに、いい意味で裏切られました!
また、名前の由来についても、どちらの説もススキに合っていますよね。
今年の秋は、ススキのあふれる魅力を感じながら過ごしていきたいですね!
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