最近変わった洗濯マークの表示について、よくわからないのが「乾燥機」について。
家にある乾燥機付きの洗濯機でも大丈夫かと心配ですよね。
コインランドリーでも使えるの?
漂白剤の記号も難しそう!
さらに、表示がない場合もあるみたいですね。
今回は、こんな疑問にスッキリ答えます。
洗濯マークの「乾燥機」について
タンブル乾燥乾燥の洗濯マークは3つです。
洗濯処理後のタンブル乾燥ができる (高温乾燥:排気温度の上限は最高80℃) |
|
洗濯処理後のタンブル乾燥ができる (低温乾燥:排気温度の上限は最高60℃) |
|
洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない |
そもそもタンブラー(タンブル)乾燥とは?
「タンブラー」とは機械用語で「コップ状の形状で、回転する部品のこと」を指します。洗濯機では「洗濯槽」の部分を指します。
「タンブラー乾燥」とは、洗濯物を乾燥させる方法です。
メカニズムは、洗濯槽を回転させながら熱風を当てて乾燥させます。
家庭用の乾燥機能付きの洗濯機は「タンブラー乾燥」方式です。
コインランドリーの乾燥機も同じく「タンブラー乾燥」方式です。
なので、「タンブラー乾燥禁止」の表示マークのある衣類には使用できません。
洗濯マークを表示するのはアパレルメーカーなのです。
洗濯マークが付いた衣類に最良の洗濯方法を表示するので、禁止マークがついている場合は自然乾燥しましょう。そうでなければ衣類に相当なダメージが与えられます。
タンブラー乾燥のダメージ
ダメージとして考えられること
型崩れ
シワ
縮み
柄のくすみやほつれ(Tシャツのプリントなど)
ボタンやファスナー、合皮の剥離など付属品が痛む
風合いが損なわれる
修復不可能なダメージが予想される衣類には「タンブラー乾燥禁止」の表示があるのです。
そんな時は、自然乾燥や浴室乾燥機をしましょう。
やはり自然乾燥が一番なんです。
タンブラー乾燥を行うと、どんな衣類でも多少の傷みがあるのです。
なので、お気に入りの服や長く使用したい服については、使用を避けたほうが賢明です。
タンブラー乾燥のメリット
インナーなど、外から直接見えない衣類は乾燥機を使用すると早く乾きます。
というのは、新素材などを使った合成繊維が多いので、時短で便利です。
フェイスタオルやバスタオル、靴下や下着などには便利に使用できます。
吊るし干しには時間がかかり、取り入れるのにも時間がかかります。
さらに、タオル類は柔軟剤で簡単にふんわり仕上げにできます。
室内着にもおすすめです。家で着るものはタンブラー乾燥におまかせしましょう。
時間の有効活用ができますよね。
洗濯マークの△は漂白マーク
漂白のマークは3段階で表しています。
「塩素系漂白剤が使える」
塩素系および酸素系漂白剤による漂白処理ができる。
(どの漂白剤でもOK)
「酸素系漂白剤が使える」
酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない。(酸素系はOK、他はNG)
「漂白できない」
漂白処理はできない。
色柄物にも安心して使える酸素系漂白剤には「ワイドハイター」「ブライト」などがあります。
「表記の順番」と「表記がないもの」
表記には順番があるのです
左から右の順番に表記されます。
「洗濯処理」「漂白処理」「乾燥方法」「アイロン処理」「商業用クリーニング処理」
一番右の「○」表記は、家庭用のマークではなく、クリーニング業者のためのマークなのです。覚える必要はありません。
最低限、「○」だとクリーニング可能で、「X」がついている場合はクリーニングできないと覚えると良いでしょう。「X」は「禁止」「処理できない」という意味です。
洗濯マーク「F」の意味と取り扱い表示のポイントについてはこちらで詳しく説明しています
表記がない場合があります
洗濯処理と漂白処理の2つの図柄は必ず表記されます。
他の種類の図については、省略される場合があります。
省略された図柄は、その処理の中で一番厳しい処理が適用されます。
例えば「アイロン図柄」が省略された場合ですと、その商品は「高温でのアイロン処理ができる」ということなのです。
【新しい洗濯マークの表示は、取扱の上限を示すもの】なのです。
省略された処理マークの『マックスの数値』が適用されます。
上限の数値を超えて処理した場合には相当なダメージが与えられます。
まとめ
どんどん身近になっている乾燥機ですが、あなたのお家では役立っていますか?
より複雑になったように見える洗濯マークですが、実はそんなに難しくはないのですね。
マークの種類や表示するときの意味については、ある程度ご理解いただけたでしょうか。
ほとんど毎日必要な洗濯です。
じょうずに賢く使いたいですよね。
洗濯マークの40など数字の意味や「手洗い」「ネット使用」についてはこちらで詳しく説明しています
洗濯マーク「F」の意味と取り扱い表示のポイントについてはこちらで詳しく説明しています
この記事は、次のサイトを参考にしました。
コメント