日本の年代別で調べた『片頭痛の有病率』の結果は、特に若年~中年の女性に多いのです。
中学生を対象とした『片頭痛の有病率』の結果は、4.8%です。
高校生を対象とした『片頭痛の有病率』の結果は、9.8%という結果でした。
なんと高校生の約10人に1人は片頭痛患者なのです。
片頭痛は日常生活に支障をきたすことがあるにもかかわらず、医療機関を受診する人が少ないという結果も出ているのです。
症状のある方は、どうかつらい痛みを我慢しないで、周りの人に助けを求めてください!
できるだけ早く治療を受けることをおすすめします。
中学生の片頭痛の発症率は4.8%、高校生は9.8%!特に女性に多いのです
頭痛はイヤですよね。
日本人は何人にひとりの割合で「頭痛がよくある」と思いますか?
「頭痛がよくある人」は、日本人の4人に1人という調査結果があります。
「頭痛がよくある人」の中でも一番人数が多いのが「片頭痛」なのです。
片頭痛の特徴
症状
こめかみなどにズキンズキンと脈打つような痛み
ひどくなると動けなくて、吐くこともある
繰り返し起こるタイプの頭痛(慢性頭痛)
持続時間 4~72時間
頻度 月に1-2回から週2回程度
日常生活に支障をきたすことも多い
有病率
日本人の8.4%がこれで悩んでいる
日本人の約850万人が悩んでいる
男性よりも女性の割合が多い(約3.6倍)
30歳代女性では20%(5人に1人)
過敏症
光過敏 56% 頭痛時に光を過敏に感じる
音過敏 64% 頭痛時に音を過敏に感じる
臭過敏 47% 頭痛時に匂いを過敏に感じる
誘因(発病を促す要因)
ストレス 79%
生理 65%
天気 53%
光 38%
医療機関への受診率 30%
上記の資料からも、片頭痛は女性が多いという結果が出ています。
さらに調べてみました。
発症する年齢を調べてみました
次の図を見てください。もっとよく分かりますよ。
特に女子中学生は高校生から20歳代~30歳代にかけての増加がすごいです!
さらに、中学生・高校生を対象にした調査では次の結果が出ました。
片頭痛を発症するのは10~20歳代が多いのです!
日本の中学生の片頭痛の有病率は4.8%で、うち29.1%が前兆のある片頭痛であった。また、片頭痛患者の約半数は頭痛の持続時間が1~3時間と短かった。
日本の高校生を対象とした調査では、片頭痛(前兆のある、ないを含む)有病率は9.8%で諸外国と同レベルであった。
日本頭痛学会 慢性頭痛の新作ガイドライン2013よりたいていの場合に、片頭痛は10~20歳代で現れ始めます。
そのあとで、同じような頭痛が繰り返し起こってきます。
そうやって、「頭痛持ち」になってくるのです。
片頭痛の痛みについて
痛みが持続する時間が4~72時間と、短い場合もあれば、3日間続く場合もあるのです。
ズキンズキンする痛みで、軽度・中等度・重度に分けると、中等度~重度の強さがあります。
普段の日常的なちょっとした動作で痛みが悪化することが特徴です。
頭の片側だけ痛むという人もいれば、頭の両側や後頭部が痛むという人もいます。
自分ひとりで耐えないで!
一人で痛みに耐えるのは、正直言ってとてもキツイですよね。
・もしかして、自分が何か悪いことをしたから痛くなった
・誰かが自分のことを病気になってしまえばいい、と思っている
・自分は誰からも必要とされてないからこんなことになった
これは間違った考え方です!
あなたは何も悪いことをしていないのです。
原因は病気なのです。
そんなあなたのために、なんとかしたいと思っている人がいるのです!
それもひとりではないですよ。
頭痛専門のお医者さんを紹介します
世の中にはスペシャリストというか、職人さんという人がいます。
あることについてとても深い考えを持って、長年取り組んでいる人です。
柔道とか華道、茶道のような「〇〇道」といったことの最先端を切り開いている人です。
頭痛に関しても、スペシャリストは全国にいるのですよ。
こちらをどうか参考にして見てください。きっとあなたの近くに頭痛の専門医がいますよ。
こちらの専門医のいる医療機関を受診することをおすすめします。
というのは、頭痛の原因はひとつだけの場合もありますが、いくつかの原因が重なって発症する場合が多いのです。
そうすると、ひとつの原因だけを取り除くだけでは難しいですよね。
痛みに効く薬もひとつでは足りない場合もありますよね。
そうなると、自分ひとりだけで治そうとすると大変なのです。
ズキンズキンする強い痛みがある時には、頭痛の専門のドクターから受診することをおすすめします。
合わせて読んで欲しい記事はこちらです。
病院の選び方を分かりやすく説明していますよ。
参照:片頭痛が治らない!ストレスがたまる!どこの病院に行けば?
受診する時に、ドクターに伝えたいこと一覧表など参考にしてくださいね。
参照:受診時のポイント
まとめ
専門のドクターよりも、一番あなたのことを大切に思っているのが、あなたの親ではないでしょうか。
身体の調子が良くないのはあなたがそうなりたいと願ったからではないはずです。
親に気を使う時もあるかと思います。でも、本当に調子が良くない時には素直になって自分の状態をかくさず伝えてみましょう。
何度でも繰り返して伝えてみてください。
きっとあなたの気持ちが伝わるはずです。
そして、頭痛専門の医療機関を受診してください。
専門の医療機関をおすすめするのは、頭痛の診察はとても難しいので、専門の先生の方がそうでない先生よりもはるかに的確に判断してくれるのです。
自分も長い間、自分で頭痛を治そうと痛みと戦ってきたのですが、いつもうまくいきませんでした。
そうしたら、自分に一番合う薬をみつけてくださり、今では「痛くなりそうだな」と感じた時に、薬を1錠飲むだけで痛みはありません。
痛みを完全にコントロールできるようになりました。
それからは何も出来なくなるような、あのひどい痛みは一度も味わっていません。
頭痛で困っている時には、一刻でも早く専門の医療機関を受診してください。
特に若いあなたは痛いと感じている時間がもったいないですよ。
もっと楽しくて大切なことに時間を使うことができるのです!
未成年であれば、親に相談して、是非、専門の先生に診てもらってください。
応援しています。
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