片頭痛の痛みと周囲の無理解からの解決策!頭痛のタネを克服します

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このひどい痛みは経験した人でないと理解できないのです!

片頭痛の苦しみを分かってくれないのはなぜ?どうして理解してくれないの?

どうかひとりで抱え込まないでください。

実際に自分がツライ状況から解放された「痛み」と「まわりの無理解」からの解決策をお伝えします!

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人は他人の痛みに鈍感

人の痛みは、相手がどれだけ大切な存在であっても入れ替わることが出来ないですよね。

その上、その痛みは一緒に体験できないのです。痛みは当事者にしか理解できないのがつらいところです。相手が親であっても子どもであってもです。

頭痛で「仕事ができない」とか「家事ができない」と言っても、相手は理解ができないのが普通の状態なのです。その人が経験したことのない痛みは理解ができないのです。

相手が医療関係者だとしても、理解できない人は多いのです。
「もしかして」と考えたり、「ひょっとしたら」と相手に期待して理解を得ようとすると、それができなかった時にはダメージが大きいですよね。

相手が身内であれば、なおさら影響が大きいですよね。
 

現実を受け入れる

日本古来からある「我慢は美徳である」といった精神から、色々な罪悪感が生まれていると思いませんか?

例えば、頭痛のために仕事や学校を休むこと。

なにか罪悪感を感じますよね。悪いことをしているのでは、といった感情が湧きます。

片頭痛の時にはそんなことは言ってられません。痛くて苦しくてのたうち回っているのです。美徳でも何でもありません。

痛みは「病気の症状」なのです。

誰が悪いって、病気が悪いのです。あなたは決して悪くはないのです!
 

原因を理解して対策を

頭痛といっても、いくつかの種類があるのはご存知の通りです。頭痛の原因もひとつだけの場合もあれば、複数の原因が重なって痛みを複雑にしていることがあります。

文字通り『頭痛のタネ』というものはたくさんある、ということです。

複雑な痛みの場合、原因を取り去るために、それぞれの原因に対して適切な対処を施さないと、なかなか痛みがなくならないのです。

複雑で治療が難しい痛みの場合もあります。
このような場合には、自分の頭痛の種類をできるだけ見極めて、生活習慣の対策や改善をする必要がありますよね。

ところが、現実には頭痛の原因なんてよく分かりませんよね。分からないから困っているのです。心配なのです。

痛みを理解できる人に相談する

自分で痛みを我慢してみるけれど、これには限界があります。
そう簡単に痛みはコントロールできません。市販薬は効果があるときもあれば、無い時もあります。むしろ無い方が多いかも知れません。

近くに同じ苦しみを経験したことがある人がいれば良いのですが、自分の痛みをよく理解してくれる人はほとんどいないのが実情です。

専門家に診てもらう

このつらい頭痛を抱えている患者数は、年々増加傾向にあるのです。
ところが実際に専門の医療機関を受診して、適切な治療や生活指導を受けている患者さんは氷山の一角に過ぎない・・・

という報告が専門医からありました。出典:東京女子医科大学東医療センターより

片頭痛の苦しい痛みという、厳しい現実があります。この状況を一番理解してくれる人は、やはり専門家です。医療関係者の中でも「頭痛の専門家」に相談したいですよね。

頭痛専門医

片頭痛は痛みだしている「その時」に診察できることは、まず無理なのです。

自分の症状を細かく伝えて診断してもらうしかないのです。機械的な検査の結果は「異常なし」というケースが多いのです。

こういった現実でも専門のドクターは、あなたにとって一番の対策を考えてくれるのです。

また、専門のドクターは多くの臨床経験があるので、様々なケースについて診察してきた実績があります。なので、自分の症状をできるだけ詳しく伝えることをおすすめします。

頭痛専門医はこちらから見つけることができます。

都道府県別に選べるので、お近くの専門医がどこにいるのかが分かりますよ。
参考日本頭痛学会 認定頭痛専門医 一覧


賢い相談のポイント

医療機関で、ドクターはまず患者から情報を聞き出すのですが、困ったことに受診時には片頭痛が「ない」のです。その上「過去」の頭痛を正確にドクターに伝えるのは難しいですよね。

さらに、複数の頭痛が混在しているので、自分の頭痛を整理してドクターに伝えるのは困難なことが多いのです。

賢い診察の仕方はこちらを参考くださると、受診時に伝えるポイントが分かりますよ。
参考片頭痛が治らない!ストレスがたまる!どこの病院に行けば?

 

頭痛ダイアリー

診察時に特に役立ち、ぜひとも使用してほしいのが頭痛ダイアリーです。

前掲の日本頭痛学会が作成した、医者と患者にとって情報を共有できるスグレモノです。

片頭痛は自覚症状が中心のポイントなのです。ドクターはこの頭痛の症状を元に病状を解析するのです。

頭痛ダイアリーはこちらからダウンロードできます。
参考取り扱い説明はこちら 
参考直接ダウンロードはこちら 
 

発作時の詳細を頭痛ダイアリーに!

カレンダー方式の頭痛ダイアリーに、頭痛の起こった日や頭痛の程度を+~+++のようにつけてみると、頭痛の起こり方がわかります。

飲んだ薬や、効き目、その他に気がついたことを何でも書いておくと役に立ちます。

「こんなに薬をのんでいたのか」とか「週末に起こりやすいのは、仕事から解放されてほっとした時かな?」、「片頭痛と緊張型頭痛の識別ができる」、「月経の2日前に頭痛が起こりやすい」といったことがわかるようになります。

頭痛は自覚症状が主体なので、自分が頭痛を整理できて初めて他人にも分かってもらえます。

頭痛ダイアリーは、医師を受診した際に、頭痛について医師と患者さんのコミュニケーションに役立ちますし、頭痛対策を次のステップに進めるのに有用です。

社会福祉法人 シナプス 埼玉精神神経センター 講演会資料より
 

周りを変えるのではなく、自分を変える

「片頭痛を自分で治す」という自助努力がとても大切なんですね。

そのためにはまず、生活のリズムとライフスタイルの工夫が必要です。

・自分で治した人は皆工夫しているのです。

・痛みの誘引(痛みのきっかけになること)に気付き、対処すること。

(週末頭痛や月経関連頭痛への工夫など)

・ストレスや不安への対策(リラックスすること)を行うこと。

 

アイ・メッセージが効果的ですよ

最後におすすめしたいのはこの取組方法です。

だれでも自分の思う通りに人を動かしたいと考えてしまうものです。
特に、自分が困っていることや、解決したいことがある時の考え方です。

・相手が〇〇しないから困るのだ、という考え方
・相手に〇〇してもらうと解決する、という考え方

あなたの考え方は上の考え方をしていませんか?

そんなあなたに次のサイトを見てほしいのです。
相手を動かす時に、最良の方法があるのです。

相手を傷つけずに、気持ちよく対応してくれるように、自分の気持を伝える方法です。

自分もこの方法と数年前に出会い、これを実践してみて人間関係が変わりました。
特に身近にいる人には効果的に伝わる方法です。
 

・相手に動いてもらうのではなく、自分の気持ちを伝えるのです。

・「あなた」に〇〇してほしい、と伝えるのではない。

・「わたし」は〇〇してくれると、嬉しい。と自分の気持を伝えるのです。

・伝えたいことを「あなた」を主語にするのではない。

・「わたし」(英語でアイ)を主語にして気持を伝えるのです。

(なのでアイ・メッセージと言います)

そうすることで、お互いのコミュニケーションがスムーズになりますよ。

特に、自分が苦しいことや痛みを感じている時には、予想以上に自分の症状が伝わります。
症状だけでなく、日常生活で困っていることや、必要と思うことにも役立ちますよ。

是非、使ってみてくださいね。

参考人を動かしたいなら、「アイメッセージ」を使いこなせ

参考「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
 

まとめ

自分のツライ状況を、的確に相手に伝えるのは大変です。

しんどい症状も思い出したくないですよね。

それでも良くなるためには記録が大事な資料になります。

自分は頭痛ダイアリーを冷蔵庫のドアにマグネットで貼り付けていました。
頭痛の後に、間違いなく詳しいデータを記録しました。

そんなに難しいものではなく、簡単に記録できました。
おかげで、診察時にはとても役立った実感があります。

自分の頭痛の傾向も、少しずつ分かってきますよ。

また、目立つところに置いてあるので、家族も頻繁に目にすることができます。
自分の症状がいつ・どのくらい、どんな感じで発生したのかすぐに分かります。

加えて「アイ・メッセージ」ですが、コミュニケーションには必要不可欠になりました。

どこでもスムーズにコミュニケーションを取りたいですよね。

笑顔の回数が増えることを保証します。

良いドクターと出会えますように。そして、良い治療が受けられますように。

応援しています。

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