冬の一大イベントである札幌雪まつり、目玉は何と言っても巨大な雪像ですよね!
「雪像ってどんな作り方をしてるんだろう?」って、気になったことはありませんか?
でも、意外と知らない人が多いんですよね。
今回はそんな疑問にズバッとお答えします!
札幌雪まつりの裏側を、ちょこっと覗き見してみましょう。
札幌雪まつりの雪像は実はこんな作り方!気になる6工程を大公開!
毎年大きな雪像で人々を楽しませてくれる札幌雪まつりですが、あの雪像はどのような作り方をしているのでしょう?
気にも留めなかった人も多いだろう雪像の作り方を、少し覗いてみることにしましょう。
雪像は大中小とありますが、やはりまつり一番の目玉となっている、大雪像の作り方を見ていきましょう。
②雪を運んでくる
③巨大な雪の塊を作る
④雪像を粗く削り出す
⑤化粧雪を貼り付けて修正する
⑥水をかけて凍らせる
だいたい、以上のような6つの工程を経て、札幌雪まつりの雪像は作られています。
具体的には、どのようなことが行われているのか気になりませんか?
好奇心旺盛なあなたのため、次に詳しくご紹介しましょう!
手間暇かけて作ってます!札幌雪まつりの雪像の詳細な作り方とは?
札幌雪まつりの雪像は、大きく分けて6つの工程を経て作られています。
この作り方の詳細を知って、札幌雪まつりのバックステージをちょっと覗いた気分になってみませんか?
①足場を組む
雪像と言っても庭先の雪だるまではなく、とんでもなく大きな雪像なのです。
まずは足場を組んで、大雪像を作る場所から設置しなくてはなりません。
足場は雪像を作りやすくするため、コの字型に組まれます。
雪像を覆うようなイメージですね。
雪像用の雪は年明け以降に運搬されるので、足場の設営は12月中には終わらせなくてはなりません。
②雪を運んでくる
札幌雪まつりでは、使う雪の量も規格外!
全体で200基にも上る雪像のためには、5tトラック6500台分にもなります。
運んでくる雪も、どんな雪でもいいわけではありません。
掃いて捨てるほどあるからと言って、除雪された雪ではいけないとされています。
素人の私などは「雪が汚いから?」と思ってしまいますが、実際は安全面での意味合いが強いようです。
除雪された雪は融雪剤や不純物が混じっているために、雪像作りに使うと像が内部から溶け出す恐れがあるのだとか。
巨大な雪像が溶けて崩壊すれば、大きな事故にもなりかねませんね。
安全を考慮して、雪像を作るのには新雪を集めてくるのです。
量が量だけに、雪を運び終わるのには1週間もかかると言われています。
それだけ雪が降る北海道も、すごいですよね。
③巨大な雪の塊を作る
雪像は雪だるまのように形を組み合わせて作るのではなく、大きな塊から掘り出していくイメージです。
そんな作り方をするため、まずは大きな雪の塊を作る必要があるのです。
雪像の大きさに見合った枠を作り、その中に雪を詰め込んでいきます。
詰め込んだら押し固めるということを繰り返し、大きな雪の塊を作ります。
④雪像を粗く削り出す
雪の塊が完成したら、いよいよ雪像作りに取りかかります。
塊にアタリを付け、大まかな雪像の形を削り出していく作業を行います。
精巧に作られた雪像も、最初はざくざくとした大まかな印象で作っていきます。
微調整や修正を加え、次第にリアルな雪像に仕上げていくことになります。
⑤化粧雪を貼り付けて修正する
粗削りが終わった雪像には、再び表面に雪を貼り付けていきます。
これを化粧雪と言い、化粧雪とは山奥から運ばれてきた白い雪のことを指します。
塊からぼんやりと浮き出た雪像の元に雪の層を新たに設け、ここから細工を加えていくことになります。
削り過ぎたような部分は、水を含ませた雪で修正を施すそうです。
全体のバランス見ながら、作り方の最終段階へと進んで行きます。
⑥水をかけて凍らせる
文句なしに完成した雪像には、強度を高めるために水をかけます。
それを凍らせることで、雪像が頑丈になるのです。
このような作り方で、札幌雪まつりの雪像は作られているのですね。
作り方の裏側と手間暇のかかる工程を知ったことで、雪像がより興味深く感じられるのではないでしょうか。
まとめ
日本各地で開催されるイベントの例に漏れず、冬の風物詩である札幌雪まつりもまた、例年通りとはいかないようですね。
2022年もコロナの影響で【バーチャル開催】となりました。
今回ご紹介した雪像の作り方をイメージして、まずは想像の中で札幌雪祭りを楽しんでみましょう。
いつか巨大な雪像作りに取り組んでみたいなら、イメージトレーニングも重要だと思いますよ!
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