食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。
秋の楽しみはたくさんある中、競馬好きの皆さんにとっても秋は特別な季節!!
菊花賞や天皇賞、ジャパンカップなど大きなレースが次々と開催され、1年の中で最も盛り上がる季節なのです。
最近では、競馬のCMに若手のタレントさんが起用されるなど、もともとあった「競馬はおじさんの楽しみ」という雰囲気も薄れ若い人も楽しめるカジュアルな存在になりつつあります。
そんな中、世界的に競馬ファンの注目を集めるのが「凱旋門賞」。
今回は競馬初心者でもちょっと興味がわくように、凱旋門賞についてご紹介していきたいと思います。
凱旋門賞とは?世界最高峰レースの賞金も最高峰!?
そもそも、競馬初心者にとっては「凱旋門賞」とは一体何なんだ?とそこから疑問に思っているでしょう。
「凱旋門賞」とはその名の通り、凱旋門があるフランスのロンシャン競技場で10月の第一日曜日に行われるレースです。
第一次世界大戦が終戦後の1920年に、ヨーロッパの平和を祝って開催が始まり、第二次世界大戦終戦後からは、海外の一流馬も参戦するようになりました。100年近い歴史のあるレースなのです。
そんな凱旋門賞は、実は高額賞金のレースとしても知られています。
一体、日本円だとどのくらいの金額になるのでしょうか?
2017年の凱旋門賞で1着だったイギリスの馬「エネイブル」の賞金は285万7000ユーロ。
日本円でおよそ3億7140万円だったということです!!!
日本のレースだと、最も賞金が高いレースでも3億円ということなので、凱旋門賞が高額賞金だというのは一目瞭然ですね。
賞金総額も2018年からは530万ユーロ(6億円超)に増額するようなので、ますます世界中で大注目のレースになりそうです。
日本からも有名馬が挑戦!!
日本からも2017年までに22頭の馬が、この凱旋門賞に挑戦。
昨年では「サトノダイヤモンド」「サトノノブレス」の2頭が出走しそれぞれ15着、16着という結果でした。
日本から過去挑戦した馬では、
1999年 エンコンドルパサー 2着
2010年 ナカヤマフェスタ 2着
2012年 オルフェーブル 2着
2013年 オルフェーブル 2着
この4回の2着という結果が最高順位。まだ1着にはなれていません。
やはり、世界最高峰のレース。
そう簡単に勝てるものでもないのですね。
JRAニュースによれば、2018年は「キセキ」「クリンチャー」「サトノワルキューレ」「ジャンダルム」「ラッキーライラック」の5頭が凱旋門賞に登録しているとのことですので、今年こそ日本馬が1着になるところを見たいものですね!!
ちなみに…
凱旋門賞の開催されるフランスまでどのようにして日本馬が移動するかご存知ですか?
なんと飛行機で12時間近くかかって輸送されるのだそうです。
海外遠征の場合、帯同馬と言われる付き添いの馬と一緒に専用のコンテナで輸送されるそうです。
「仲が良い馬と一緒の方が、知らない土地に行くのに不安も少ないよね」という配慮なのでしょう。そのあたりの気持ちは、人間も馬も同じなのですね。
それでも、狭いスペースの中で長時間移動というのは、人間でも非常に疲れるものですので、馬も相当なストレスがかかることだと想像できます。
ですから、早めに現地入りしてコンディションを整えていくということもレースで勝つには重要なポイントなのです。
まとめ
今回は、世界最高峰のレース「凱旋門賞」について「歴史」「賞金額」「日本馬の挑戦」から簡単にご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
レースはテレビ中継もされますので、少しでも興味がわいた方は、遠路はるばる、レースに挑戦する日本馬の活躍をぜひ一緒に応援しましょう!!
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