気になる高血圧。
平成28年度の調査では、国民男性の3人にひとり、女性の4人にひとりが高血圧という結果になりました。
高血圧は血管にダメージを与えます。しかも自覚症状がないまま状態が悪化します。
放おっておくと脳梗塞や心筋梗塞になる可能性が高くなるのです。
このような高血圧は要注意ですよね。
今回は高血圧と言われたあなたのために!
高血圧治療と血圧を下げることについてまとめました!
賢い対策ができますように!
血圧が高いとどうなるのでしょうか?
高血圧は脳や心臓にダメージを与えます
血圧が高い状態が継続すると血管のダメージが大きくなります。
さらに、血流の関係から動脈硬化に発展する可能性が高くなるのです。
高血圧をそのまま放置すると「動脈硬化」が進行し、命にかかわる危険な状態へと進行します。
脳の血管がダメージを受けると、脳出血や脳梗塞になります。
心臓の冠動脈(心臓に栄養を送る動脈)がダメージを受けると、狭心症や心筋梗塞になります。
詳しくは、こちらで詳しく説明しています。
合併症があるとさらに危険です
高血圧に加えて次の生活習慣病が発生すると、血管のダメージが進行し、動脈硬化がさらに悪化します。
・高血圧プラス糖尿病
・高血圧プラス糖質異常
・高血圧プラス肥満
この結果、脳出血や脳梗塞、狭心症や心筋梗塞などによって死亡するリスクが増えるのです。
高血圧の原因は何でしょう?
高血圧の大きな問題は、生活習慣にあるのです
高血圧の85~90%は原因の疾患がはっきりしていないのです。
このような状態を『本態性高血圧(ほんたいせいこうけつあつ)』と言います。
最近になって本態性高血圧の発症には「遺伝的素因」よりも「食生活や運動不足、ストレスなど」の環境要因が関係しているということが分かってきたのです。
特に注意したいのが、塩分の過剰摂取や肥満に加えて、ストレスや運動不足といった「生活習慣」による環境要因に気をつけたいのです。
遺伝の問題は、例えば親が高血圧だと体質が遺伝して高血圧になりやすいということが出来るのですが、体質が遺伝するのであって、高血圧が遺伝するのではないという理解が必要なのです。
サイレントキラー(静かなる殺人者)
高血圧を放っておくと、とんでもないことに!
高血圧を放っておくと静かに動脈硬化が進行します。
動脈硬化が進行すると、心臓に大きな負担がかかるため、高血圧、心肥大、心不全などの心疾患につながるのです。
なぜ心臓に大きな負担がかかるのかについてはこちらで詳しく説明しています。
動脈硬化症とは、文字どおり「動脈がかたくなる」こと。
動脈がかたくなると、その特性であるしなやかさが失われるため、血液をうまく送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。
また、動脈がかたくなると血管の内側がもろくなって粥腫(じゅくしゅ)ができ、血管の中がせまくなったり、詰まったり、粥腫がはがれて血液中をただよい細い血管を詰まらせたりします。ちょうど古い水道管が汚れて詰まったり、さびてはがれるのと同じ状態です。
血管の内側がせまくなると必要な酸素、栄養がいきわたらず、臓器や組織が正しく機能しなくなります。さらに血管が詰まると臓器や組織に血液が流れず、壊死してしまうことも。
またかたくなることで、血管はもろくなり破れやすくもなります。
出典:動脈硬化ネット
高血圧の改善のために
生活習慣の改善が必要です
高血圧と診断された方におすすめしたいことは、まず生活習慣を改善することです。
ちょっとキツイかなと思う程度の運動を笑顔で
おすすめは有酸素運動です。
有酸素運動についてはこちらで詳しく説明しています。
運動についてはこちらで詳しく説明しています。
参照:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
生活習慣の見直しについてはこちらで詳しく説明しています。
メタボの方の生活習慣の改善にはこちを!
高血圧の改善のための投薬治療も!
日常の生活習慣に注意をするとともに、医師の指導のもとで降圧薬の使用も効果的になります。
投薬治療によって血圧を上手にコントロールすることが可能になるのです。
これによって、健康な人と同じ生活を送ることが出来るようになるのです。
動脈硬化の治療と検査ができる医療機関を検索出来ます!
参照:動脈硬化ネット
家庭での注意点はこちらで詳しく説明しています。
参照:国立研究開発法人国立循環器病研究センター
まとめ
放っておくと大変なことになる高血圧ですが、正しい理解と対策を行うことによって、健康な状態へと改善ができるのです。
現在、日本の高血圧人口は、約4,300万人と言われています。高齢化とともにこれからも急速な増加が予想されているのです。
普段はあまり気にならない高血圧ですが、循環器病の最大の危険因子と言われ、適切な診断や治療が重要なのです。
毎日の生活の中で、塩分を控えめにしたり、適度な運動を心がけたりが必要ですね。よく寝てよく食べてよく活動することが望ましいですよね。
この記事は、こちらを参照しました。
参照:動脈硬化ネット
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