お盆に海で泳ぐとなぜ危険?迷信ではなく科学的な理由はコレ!

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お盆に海で泳ぐと危険だとよく言われますが、その理由はなぜなのか気になりますよね。

霊に足を掴まれて海中に引きずりこまれるからだなんていう話はよく聞きますよね。

実はそういった迷信のようなもの以外にも、きちんとした科学的な理由があるんですよ!

土用波などの海流や、クラゲなどの生物による理由があります。

では、それぞれどういったもので、どのような危険があるのか詳しくお話していきますね!

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お盆に海で泳ぐ危険は海流にあった!土用波と離岸流ってなに?

お盆は、台風の影響で水位が上昇したり、水温が下がりやすい時期なので、溺れやすかったり、足がつりやすかったりと普段の海より危険が潜んでいます

 

そんなお盆で特に気をつけたいのが、土用波と離岸流です。

では、この二つについて詳しくお伝えしますね。

【土用波】


土用波とは、夏の土用の時期に発生するうねりを伴った大きな波のことです。

遠くの海で起きた台風が原因といわれるこの波は、昔から漁師さんも警戒しているほどの大波なんですよ。

また、お盆はちょうど大潮と重なる時期にあたります。

なので、ただでさえ危険な土用波が2~3倍の大きさになってしまうんです

泳いでいてそんな波に飲まれたらと思うと、恐ろしいですよね。

溺れてしまう可能性がかなり上がるので、土用波の発生するお盆は海で泳がない方がいいんですよ。

 

ちなみにですが、正確にいうと、お盆は土用からはちょっと外れているんです。

2019年の場合をみてみると、土用は7月20日から8月7日なので、お盆は土用よりも後ということになりますよね。

ですが、気象庁では、夏から秋にかけて太平洋岸沿いへと打ち寄せる大きな波のことを土用波と呼んでいるので、お盆に訪れる大波も土用波という扱いになります。

 

【離岸流】


離岸流とは、海岸から沖合に向かってできる強い流れのことです。

 

この離岸流にハマると、オリンピック選手ほどの泳ぎの達人でも沖へと流されていってしまうんですよ。

どれだけ必死に泳いでもまったく岸にたどり着けず、やがて体力を失って流されていってしまいます。

 

また、膝くらいの深さしかない場所でも、離岸流が起きれば足元をすくわれてバランスを崩し、流されてしまうんです!

怖いですよね。

離岸流のこうした現象から、まるで誰かに足を引っ張られて引きずられるような感覚に陥ることもあるんだとか。

霊に足を引っ張られるという話は、もしかしたら離岸流のことかもしれませんね。

 

お盆は海流の流れが変わりやすい時期でもあるので、離岸流がおきやすい時期だといわれています。

土用波と離岸流、それぞれ用心しなければいけないものだというのに、その二つがおきやすい時期にあたるお盆は、確かに海へ入るのは危険ですよね。

どんなに泳ぎが得意でも、自然の力には勝てませんからね。


まだまだ危険なお盆の海!この生物にもご用心!

お盆の海が危険なのは、海流だけが理由ではありません。

海の生き物にも注意が必要なんです。

 

海にはさまざまな生き物がいますが、お盆の時期とくに気をつけたいのがクラゲです。

 

お盆は、クラゲがちょうど成体へと姿を変えるタイミングで、最大のサイズになる時期なんですよ。

大きくなったクラゲたちは、先ほどお話した土用波によって海岸付近へと流されてきます。

 

お盆の時期にクラゲが大量発生してしまうのには、こういう理由があるんですね。

 

現在でも、年間で40名ほどクラゲに刺されて亡くなっています。

 

お盆付近によく出るアンドンクラゲに刺されると、刺されたところが痛痒くなり、赤く腫れてきます。

少し刺された程度ではすぐ死には至りませんが、アナフィラキシーショックを起こして意識を失うこともあるんですよ。

他のクラゲには、刺されると呼吸困難や意識障害、最悪の場合には亡くなってしまうケースも。

幼い子どもがクラゲに刺されて亡くなった事例もあるので、たかがクラゲと甘く見てはいけません。

 

また、お盆は水草が増えるので、足が絡まって溺れやすくなります

 

お盆の海には、気をつけなければいけないことが本当にたくさんありますね。

 

まとめ


私も、幼い頃からお盆の海は危険だと聞いてきました。

今回こうして調べて、きちんとした科学的な理由があるのには驚きました。

 

身の安全を守るためにも、お盆の時期は海へ泳ぎに行くのはやめましょう。

 

それに、お盆というのはご先祖様や亡くなった人たちが帰ってくる時期ですからね。

お盆は海へ遊びに行かずに、迎え火や送り火をするなど、本来の過ごし方を忘れないようにしたいですね。

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