子育ての悩みナンバーワン!?子供が言うことを聞かない時どうする?

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「子供が言うことを聞かない!!」
子育てしていると毎日直面する問題ですよね。

「片付けなさい!」
「宿題しなさい!」
「早く支度しなさい!」
「こぼさないで食べてって言ったのに!」

ちっとも言うこと聞きやしない。
毎日毎日毎日毎日、ほんとウンザリしてしまいます。

さて、この記事を読んでくれているということは、
あなたも言うことを聞かないお子さんに悩んでいるのですよね。

ごめんなさい、子どもに言うことを聞かせられる魔法みたいな方法は、私はないと思っています。
アドバイスできるとしたら、
「言うことを聞かせなきゃ」という考え方をやめることと、
子供を叱ったり注意するときに、それぞれの重要度によって対処法を分けることです。

次からはそれぞれについて細かく説明していきますね。

大切なのは、今言うことを聞かせることではない!長いスパンで考えて


どんなに小さかろうが、あなたのお子さんはひとりの立派な人間です。
私たち大人と同じで、人間として独立した存在です。

では、お子さんを身近な大人と置き換えて考えてみましょう。
あなたは自分の親兄弟や旦那さんに対して「言うことを聞かせたい」と思いますか?
そして、相手が実際に言うことを聞いてくれると思いますか?

なかなかハードルが高いですよね。
「こういうところがイヤだから直して」と言ったところで
人を簡単に変えたりなんかできないですよね。

どんなに親しくても、自分の望む言動を相手にさせるのは そう簡単なことではありません。

子供だって同じなのです。

言うことを聞かなくたってそれが当たり前です

そもそも、自分以外の人間に
「言うことを聞かそう」
と考えること自体が少し乱暴だと思いませんか?

まずは、
子供は基本的に言うことを聞かないと考えておきましょう。

「今日もまた言うこと聞いてくれない…でも、まぁ当然か。まぁいっか。」
くらいの気持ちで子供と向き合えばイライラする気持ちが少しは減ると思います。

でも、だからってすべてを「まぁいっか☆」で済ますわけにはいかないのが母親の辛いところですよね。

やはり、躾はしなければなりません
実際には、言うことを聞かせないと困ることが確かにあると私も思います。

しかし、命に関わる重要なことや他人に怪我をさせてしまうような行為以外は
今すぐに言うことが聞けなくても大丈夫です。

子どもに注意することの大半は、半年後、1年後、10年後、
大人になってからできていれば十分なことだったりします。

たとえば、片付けなんて大人になった時にある程度できる人になっていれば十分ですよね。

今、遊んだオモチャを毎日完璧に片付けられなくても長いスパンで考えてできるようになればいいんです。

今にこだわらないことで、少し気持ちをラクにしましょう。

「長期で考えても、最終的にどう言うことを聞かせたらいいのかわからない」と悩むかもしれません。

私は、言い続けるしかないと思っています。

子供が分かろうが分かるまいが毎日言い続けること。

言い方や方法よりも、
とにかく伝え続けることが大切なのではないでしょうか。

どうして言うことを聞いてほしいのか理由を添えて伝え続けることと、
いつか理解してくれると信じることが私たち親のできることなのだと思います。

だからといって全てにおいて毎日言い続けたら
ずっと叱っているような状態になり、
親子共々ストレスになってしまいます。

だから、あなたが躾において重要視するポイント以外は
適当に力を抜いてしまってもいいと私は思います。

私の場合で例を挙げてみますね。
7才の子供の食事についてです。

【食べ方が汚い(食べこぼしなど)】

これについては、もうだいぶ大きいし女の子だしあまり汚い食べ方をしていると本人が恥をかいたり学校で意地悪を言われたりして困るかもしれないので、毎日口を酸っぱくして言っています。

 

【野菜をあまり食べない】

栄養のことを考えると本当は食べてほしいけど、あまりうるさく言いません。

食べられる野菜を汁物にして飲ませたり、苦手な野菜は一口食べさせる程度です。

野菜が食べられなくても死なないし、そのうち食べられるようになるだろうし、ならなくてもそんな大人たくさんいるから別にいいかなと思っています。

 

このような感じで、「うるさいくらいに言い続ける」ことと、
たまに、もしくは軽めに言い聞かせる」ことに分けましょう。

全てに力を入れていたら、
お子さんも疲れてしまってさらに言うことを聞かなくなり、
それに対してあなたも怒って疲れて…と悪循環になってしまいます。

人によって、
我が子の躾において大切にしていることは違って当たり前です。

あなたはあなたのポリシーに基づいて、力を入れるところと抜くところを作り、お子さんと向き合ってみてくださいね。

その時に注意してほしいのが、
インターネットの情報や他人の意見に惑わされすぎないこと。

どういうことか、次で説明していきます。

子育てをするのはあなた!人の意見は参考程度に

最近の流行りは「怒らない子育て」ですよね。
言うことを聞かない子供に対しての対処法をインターネットや本で調べてみると、

◎感情的に怒ったり怒鳴ったりするのはNG。
子供の中に怒られた恐怖しか残らない。

◎大人の都合を押し付けてはいけない。
子供の気持ちを聞き、認めて寄り添ってあげましょう。

◎「ダメ!」「いけない!」はよくない。
理由を説明し、どうすればよいのか肯定的な言葉で示すべき。
(「危ないから、走るのはやめて歩こうね」など。)

◎それでもダメなら、子供が遊び感覚で楽しくできるような工夫をしてみよう!

 

だいたいこんな感じです。
言ってること、よく分かります。
それが、たぶん正しい対処法なんだろうなと確かに思います。

でも、でも、…

言っていいですか

毎日毎日そんなことやってられっかーっ!!

私だけでしょうか、こんな風に思うの。

母親だって人間です。

感情的になり声を荒げることだってある。

いつもいつも、理想論の中の母親像でいられたら悩んだりなんかしないのです。

 

本当に怒鳴って怒ると子供には恐怖しか残りませんか?
確かにそういう子供もいると思います。

私、最近あまりにうちの子供たちが片付けをしなくて
家のなかが汚すぎて、かなりすごい爆発をしました。

夕方の忙しいなか、下の子(4才)が
あれやこれやグズグズ言うのにイライラしていたせいもありました。

「片付けをできない子に遊ぶ資格はない!」

「どんなに勉強や他のことができても、
自分で出したものを片付けられないのは人としてダメ」

みたいなことをガーッと言い、めちゃくちゃ怒ってしまいました。
これ、言うことを聞かない子供に対する対処法としては間違っていますよね

感情的に怒ってるし、怒鳴り気味だし、
子供の「片付けたくない」気持ちに寄り添う気なんてないし、
「ダメ!」って思いっきり言ってるし、
楽しく片付けができる工夫なんてしてないし…

 

でも、子供たちすごい早さで片付けましたよ。
これ、怒られる怖さから言うことを聞いたわけではないと私は思っています。

いつもの注意では感じられない母親の「本気」を感じたからだと思います。

怒られることが怖いのではなく、お母さん自体の怖さが見えたのです。

人によると思いますが、私はなめられないように子供にとって少し怖いくらいの母親でいたいので、怒ってしまったことは落ち込んだし疲れたけど結果的にはよかったかなと思いました。

何が言いたいのかというと、
ネットや本、人の意見などの通りに子育てできなくても
過度に気にすることはないということです。

正しいと思う情報は取り入れてもいいけど、いつもそれができなくても大丈夫。

怒っちゃう日があったっていいし、イライラする日があったって当たり前です。

それが意外と子育てに上手く作用する時もあるし、
そうじゃなくても、
子供にママの人間らしい感情を教えることだって教育の一つです。

世の中に出れば理不尽なことだらけなんだから、最初の理不尽はママから教わるのがいいと思いませんか?

開き直って怒りっぱなしはよくないけど、怒ることに過度に敏感になる必要はないと私は思います。

こんな私の意見も、
前述の「怒らない子育て」もすべて参考程度にとどめて、
あなたたち親子なりの向き合い方を探してくださいね。

まとめ


いかがでしたか?

言うことを聞かない子供に言うことを聞かせることを考えるより、
長い目で見てどんな子供になってほしいか
考えて言い聞かせを継続することが大切だと私は思います。

この記事が、あなた方親子のひとつの参考になると嬉しいです。

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