ひな祭りの間、その美しさでお祝いに華を添えてくれた雛人形。
せっかく飾ったので名残惜しいものですが、時期が来たら片付けなくてはなりませんね!
でも、雛人形はとっても高価でデリケート。
どのように収納したり、保管すれば良いのか、悩んでしまうことはありませんか?
雛人形を片付ける時に一番大切なこと…
それは、雛人形の劣化を防ぐために、収納の段階で、色々な対策をほどこしておくことです!
そして、収納した雛人形をどこに保管すれば良いかと言うと…
実は、家の中でお勧めの収納場所は、押し入れの上段や天袋なんです!
そんな場所にしまったら出しづらい!
どうしてそんな変な所に?と思いますよね!
雛人形は、湿気や乾燥の変化を嫌うので、1年を通して環境の安定している押し入れが最適というわけなんです!
それでは、詳しく見ていきましょう!
雛人形を正しく収納しよう!
とてもデリケートな雛人形。
片付ける時にも色々と注意すべき点があります!
片付けのタイミングと準備したいグッズ
まず片付ける日ですが、天気が良く、空気の乾燥した日を選びましょう!
準備するものとしては、布の手袋、羽はたき、細筆、人形用防虫剤、やわらかい布や紙などがあると良いでしょう!
片付けの手順とポイント
ほこりを取る
はじめに、人形の髪や衣装についたほこりを払います!
羽はたきや、筆を使って、優しく丁寧に取り除いて下さいね。
人形によっては、冠や扇などの付属品がついています!
ほこりを払いながら、小物をゆっくり丁寧に取り外し、どの人形の持ち物かわかるようにした上で、ビニール袋などに収納しておきましょう!
包む
人形についたほこりを払ったら、次は人形をきちんと保護していきます!
顔や手足など、着物から出ている部分を、柔らかい紙や布で優しく包んでいきます。
ここでポイントがあります!
手の油分が人形の顔などに付着してしまうと、シミになってしまうことがあるんです!
必ず、布の手袋などを使って作業して下さいね!
パーツを保護し終わったら、最後に人形全体を薄い紙でやわらかく包みましょう。
これで、型崩れを防ぐことが出来ます!
箱詰め
ここまで無事に終わったら、雛人形をきちんと箱にしまいましょう!
まずは人形を丁寧に、箱の中におさめます。
あとで雛人形が傾いたりすると、傷がついてしまうので、箱の中に丸めた紙などを入れて、隙間を埋めておきましょう!
空いたスペースを利用して、人形の小物も収納します!
防虫剤
最後に、箱に防虫剤を少し入れておきます。
人形用のものが売っていますので、必ずそれを使って下さいね!
人形や着物に直接触れないように、うまく隙間を使って入れることが大切です!
さあ、ここまで出来ればあとは保管するだけです!
おすすめの保管場所
雛人形はデリケートで、環境の変化にとても弱いので、保管しておく場所に適している条件は、
・風通しが良いこと
・直射日光が当たらないこと
・湿度がちょうど良いこと
・寒暖差がないこと
…このようになります!
これを踏まえて、家の中でお勧めの収納場所は、押し入れの上段や天袋などです!
ちょっとしまい辛い場所で、大変ですよね。
でもこの場所は、1年を通じて温度や湿度の変化が少ないんです!
また押し入れの中でも上段や天袋であれば、開け閉めをしても直射日光が当たらないので、雛人形にとって、とても適しているというわけなんです!
雛人形を傷めてしまわないように、充分配慮して収納、保管していきたいですね!
追加のお手入れ!虫干しで人形をリフレッシュ!
ここまで、正しい収納や保管の方法を説明してきました!
これで来年まで、安心して保管しておけますが、さらに追加のお手入れ方法があるんです!
それは「虫干し」です!
おすすめの時期
1年に1度、人形を空気に触れさせて、リフレッシュさせてあげるという方法です。
天気が良く、空気が乾燥している10月ごろがお勧めです。
「干す」といっても、日光にさらしてはいけません!
直射日光の当たらない、風通しの良い部屋に人形を置いて、しっかりと空気に触れさせてあげて下さい!
そうすることで、湿気がとれて防虫対策になるので、雛人形が長持ちするようになりますよ!
まとめ
雛人形の収納と、保管の方法について説明してきました!
小間かい作業が多く大変ですが、大切な雛人形を長持ちさせるために、とても大切な方法です!
それに、こうやって手間をかけて手入れをすることで、雛人形に一層、愛着もわいてくることでしょう!
お子様の健やかな成長を祝ってくれる雛人形。
家族みんなで大切にしていきたいですね!
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