日本の正月飾りって、とても綺麗ですよね。
家族揃ってお正月を迎えるにあたって、正月飾りで家を美しく整えている人も多いと思います。
でも、お正月が終わったあと、正月飾りって、皆さんどうしていますか?
よくわからないので、とりあえず捨ててしまっている、という人も多いのではないでしょうか。
でも、なんだかちょっと神聖な感じがするので、本当にそれでいいのか気になりますよね!
そこでこの記事では、飾り終わった正月飾りを、どうやって処分すればよいかをお伝えしますね!
また、正月飾りにはどのような意味があるのかについても、お伝えします。
正月飾りの意味や、処分の仕方がわかれば、安心して飾ることが出来ますよね!
それでは、説明していきましょう。
正月飾りは、いつまで飾っていて良いの?
大切な役目のある正月飾りですから、飾りっぱなしというわけにはいきません!
それではいつ、どのように外せば良いのでしょうか?
鏡餅
まず鏡餅は、鏡開きの日に片付けましょう!
一般的には1月11日ですが、一部の地域では1月20日という所もあります。
こちらの記事が参考になりますよ!
しめ縄・門松
しめ縄や門松は、松の内が終わると外します!
松の内も地域によって違いがあって、一般的には1月7日ですが、一部の地域では1月15日という所もあります。
地域によって違いがあるので少しややこしいですが、ご近所さんとあわせてみて下さいね!
結局、どうやって処分すればいいの?神社に頼む?!
正月飾りには大切な役目があるということは、次の項目で詳しくお伝えしますね。
大切な役目というのは、1年のはじめに歳神さまをお迎えするためのふさわしい準備なのです。
この正月飾りが神聖なものだとわかってしまうと、なおさら、処分の仕方に困ってしまいますよね!
どうしたらいいのでしょう?
一番良い方法
一番良いのは、地域の神社に持っていって、「どんど焼き」という行事で処分することです。
どんど焼きは、1月15日に行われるのが一般的なので、外した正月飾りはそれまで保存しておきましょう!
保存の仕方にも注意することがあります!
乱雑にしたり、適当な場所に放っておいてはいけません!
神聖なものなので、紙などにきちんと包んで、清潔な場所に保管しておくことが大切なのです。
でも、近くでどんど焼きをやっていない!
地域によってはそういうこともあるかも知れません。
ですが心配いりません。
ほとんどの神社は、正月飾りを受け取ってくれます。
お清めをしてくれますから、頼んでみて下さいね!
鏡餅の場合は
逆に、鏡餅は、家で食べることが良いとされています!
一年間の無病息災につながるといわれているのです。
でも、ここでも注意が必要です!
鏡餅は、刃物で切ってはいけないのです。
とっても縁起が悪いこととされています。
ですから、水につけたり、レンジでチンしてやわらかくなった所を、手でちぎって食べて下さいね!
正月飾りについて、わかりやすく説明!
正月飾りの代表といえば、門松、鏡餅、しめ飾りですね!
年賀状のイラストにもよく使われていますよね。
でもどうして、これを飾るのだろうと思いませんか?
それぞれにどういう意味があるのか、お伝えします。
門松
松や竹で出来ている飾りで、家の玄関や門の両側に飾ります。
最近は、自宅に飾る方は少ない気がしますが、ビルの入り口などでよく見かけますよね!
お正月には、その年の神様が家に来ると考えられていて、道に迷ったりしないように、目印をつけるための飾りといわれています!
歳神様(としがみさま)をお迎えすることで、その年の幸せを願うための飾りということですね!
しめ飾り
しめ縄で作った飾りのことで、玄関のドアの中央に飾ります。
ご近所などでもよく見かける、一番親しみがある飾りですよね!
でも実は、しめ縄は「結界」という意味があるんです!
ちょっと怖い感じがしますね。
でもこれは、家の中に、外からの悪いものが入ってこないように、守ってくれるという大切な役割なんです。
家の中は神聖だということを示すとともに、厄払いもしてくれる、とてもありがたい飾りなんですね!
鏡餅
丸いお餅が二段に重なった飾りのことで、床の間や玄関に飾ります。
皆さんもよく知っていますよね!
とても身近な存在だと思いますが、実は鏡餅は、神様へのお供え物なんです!
丸い形は家庭の円満を願っていて、それを二段に重ねることで、おめでたさを重ねているんですね。
どの飾りも、よく見慣れたものですが、神様をお迎えする大切な役目があったんですね!
まとめ
正月飾りの意味と、処分の仕方を説明してきました。
日本人の「おもてなしのこころ」は、このような伝統があるからこそ、次の世代へと受け継がれるんですね!
子ども達には「こんな意味があるんだよ!」と、こころが暖かくなる日本の伝統をぜひとも伝えてくださいね!
「結界!」なんて言って、楽しい発見が出てくることでしょう。
そうなると、日本の伝統的な風習の奥深さがわかって、その子がおとなになっても飾ってみたくなるのではないでしょうか?
『終わりよければすべてよし』と言われている通り、伝統行事はおしまいが大切なんですね。ひとつひとつのことを楽しみながら続けられるといいですね。
それぞれの意味と処分の方法がわかったことで、これからは安心して正月飾りを楽しめますね!
正月飾りで家を整えて新年を迎え、家族や子供たちにもこの伝統を受け継いでいきたいですね!
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