ハロウィンも終わったかと思うと、もうすぐ、クリスマスですね。
11月にあまりイベントもないので、デパートなどのイベントも11月はスルーして、早々にクリスマスに、切り替えているような気がするのは私だけでしょうか?!
楽しい楽しい♪クリスマス!
パーティーまでしなくても、家族だけで囲んだ食卓にも必ず上がるのが「チキン」!?
チキン専門の某ファーストフードさんもさることながら、他の多くのファーストフード店や、街のコンビニでもこの時期には「クリスマス」の文字と同じくらいの頻度で見かける「チキン」。
日本のクリスマスには必ず登場するようになったものですが、でもなぜ?!クリスマスには「チキン」を食べるようになったのでしょうか?
チキンの意味についてお話したいと思います。
クリスマスにはチキン?!どうして?
クリスマスに「チキン」といえば、皆さんはどんな「チキン」を思い浮かべますか?
私の場合は、大きな大きな机の上にどーん!?と乗った、照り焼き色のローストチキンを思い浮かべてしまいます。
「こんなに大きい鶏っているのかなぁ?」と、思っていました(笑)
でも、私の想像しているチキンはそもそも鶏ではなかったのです。
そもそも、クリスマスは、アメリカから日本に伝わったもので、日本でクリスマスにチキン料理を食べるようになったのは、アメリカのターキー(七面鳥)料理に由来しています。
アメリカではなぜ七面鳥料理を食べるようになったのでしょうか?
古くから、北・中央アメリカに生息していた七面鳥は、アメリカの先住民族の貴重なタンパク源であっただけでなく、もちろん、アメリカの開拓時代に移住してきた人々の飢えを凌ぐ大事な食料でした。
七面鳥無くしては、アメリカは無い。
と、言われるほど、アメリカの人々を支えてきた大事な食材だったんですね。
そういった経歴から、七面鳥料理は「感謝」の現れであるとされ、クリスマスだけでなく感謝祭やお祝いごとの食卓に並ぶ、文化がアメリカにはあるそうです。
また、アメリカ大統領だった、有名なケネディ大統領が、
「Good Eatin’, Mr. President(美味しく食べてね、大統領)」
と、首からカードを下げた七面鳥を感謝祭のときに贈られましたが、食べなかったと、逸話があります。
そのことから、アメリカ大統領が恩赦を与える際には、七面鳥を放鳥する儀式が行われています。
その位、アメリカにとっては大事な鳥であり、馴染みの深い鳥なんですね。
本来の七面鳥が、日本ではなぜチキンなの?!
ところでみなさん、七面鳥を食べたことはありますか?
私はというと、正直、ありません!
大型スーパーにて、丸鶏のローストチキンを購入してみたり、オーブンで、骨付鳥をローストする事はありますが、私の普段使うスーパーでは、七面鳥の「し」の字も見たことが無いです(笑)
そう、日本では、七面鳥はとても手に入りにくい食材なんですね。
日本ではなぜ、チキンなのか?
日本でチキンがよく食べられている一番の理由は、七面鳥が手に入りにくいからのようですね。
また、クリスマスが日本に伝わったのは、明治維新以降の1900年よりも後でした。
クリスマスツリー、クリスマスプレゼント・サンタクロースと、クリスマスの文化が紹介される中で、もちろん、七面鳥のローストチキンも紹介されました。
が、当時の日本で七面鳥を飼育している農家もほぼ無く、とても高価な物でした。
苦肉の策として、お肉屋さんがチキンレッグのローストを売り出すなどして、日本独自のクリスマスにはチキンを食べる文化が広がって行ったんですね。
その延長として、現代では香川県で有名な骨付鳥をクリスマスに食べよう!なんて、活動も広がっています。
スパイスのよく効いたジューシーな骨付鳥は、食べごたえがあり、お酒にもよく合いますし、何より日本人の口にピッタリな味付けの鳥料理です。
いつもの、チキン料理に飽きたら是非試してみてくださいね!
ちなみに、親鳥は味わい深く噛みごたえ抜群です!
若鶏は子供やお年寄りにも比較的食べやすく、美味しいですよ!
まとめ
いかがでしたか?
明治維新後に日本に入って来た、クリスマスの文化。
多くの文化が入ってきた中でも、日本に根付いた皆さんにも馴染み深い文化ですよね。
クリスマスが来ればなんとなく、食べていたチキンですが今年からは日本の歴史に思いをはせて、お肉屋さんが考えたチキンレッグのローストを食べるもよし。
比較的手に入りやすくなった七面鳥のローストを食べてみるもよし。
いつもと一緒の某ファーストフード店のバケツサイズのチキンを食べるもよし。
思い思いにステキなクリスマスを過ごして下さいね。
コメント