潮干狩りは、大人も子どもも楽しめるレジャーですね。
ところで、潮干狩りがいつからいつまで出来るものなのかは、ご存知でしょうか。
具体的な時期は、決まっているのでしょうか。
これから潮干狩りに出掛けようと考えている人には、気になる疑問ですよね。
今回は、意外と知らない潮干狩りの時期に関するお話です。
潮干狩りの時期はいつからいつまで? ベストシーズンとその4つの理由とは?
結論を言うと、潮干狩りは1年中行えるレジャーです。
しかしそれはあくまで、砂を掘って貝を取るという行為が出来るというに過ぎません。
屋外でのレジャーには特に、適した時期があります。
いわゆる、ベストシーズンというものですね。
潮干狩りに最適な時期は、4月から6月にかけてと言われています。
世間一般で考えられている、潮干狩りの時期と一致するのではないでしょうか。
ではなぜ、この時期が潮干狩りに適しているのでしょうか。
その理由に、迫ってみましょう。
●気候的に適した時期である
1年中出来るとはいえ、真夏や真冬の潮干狩りには暑さや寒さが付きまといます。
潮干狩りは海岸で行うため、夏だと熱中症の危険もありますし、冬場は厳しい寒さに見舞われます。
それに比べ、4月から6月は気候もよく、屋外でのレジャーが気持ちのいい時期でもあるのです。
気候的な意味でも、4月~6月は潮干狩りに適した時期と言えるのです。
●潮が引くのにいい時期である
潮の引いた海岸で貝を採取するのが、潮干狩りですよね。
つまり、潮が引かなければ潮干狩りは出来ないのです。
その点、春は潮が引きやすい時期でもあります。
なおかつ、潮干狩りをするのに適した時間、日中に長く潮が引くのです。
潮干狩りをするのに適した状態になるからこそ、春は潮干狩りに適した時期なのです。
●美味しい貝が取れる時期である
潮干狩りのベストシーズンである時期は、貝が産卵を迎える時期でもあります。
産卵を控えた生き物は、栄養を蓄えて身が太っています。
そのため、食べるのにとても都合がいい状態なのです。
潮干狩りの楽しみは貝を探すことにもありますが、取った貝を食べることにもあるはずです。
それを考えると、痩せた身より太った身の美味しい貝を食べたいですよね。
貝が旬を迎える時期なので、4月~6月は潮干狩りに適した時期なのです。
アサリやハマグリの他、マテ貝などが美味しく食べられます。
●有料スポットが営業している時期である
鶏が先か卵が先かのような話にはなりますが、潮干狩りのベストシーズンには、有料の潮干狩りスポットがオープンします。
(有料スポットが開くから、ベストシーズンになるとも言えますよね)
有料スポットのオープン期間は、4月から6月くらいまでです。
それ以外の時期は、開いていません。
有料スポットの多くは、地元の漁業組合が管理しています。
彼らは潮干狩りのベストシーズンに向けて稚貝を撒くなどして、潮干狩りスポットを管理しているのです。
そのため、有料スポットでは貝がたくさん取れる可能性もあります。
貝の乱獲を防ぐために、組合が潮干狩りのシーズンを決めているのです。
誰の手も入っていない潮干狩りスポットでは1年中潮干狩りを楽しめますが、有料スポットでは出来ません。
寒くても暑くてもいいからといって、潮干狩りをすることは出来ないので注意しましょう。
このように、潮干狩りがいつまで出来るかということには、これらの理由が関係していることが分かります。
潮干狩りは貝さえいれば年中楽しめるレジャーではありますが、やはり適した時期があると言えそうです。
潮干狩りの出来る時期は4月~6月頃だと考え、この期間に思いきり楽しみましょう。
貝を取るだけじゃない! 海で出来る潮干狩り以外のおすすめ2選!
個人的に潮干狩りは楽しいレジャーだと感じていますが、中には興味のない人もいるでしょう。
また、小さな子ども連れだと、子どもがすぐに飽きてしまうこともあるでしょう。
せっかくいい時期なので、潮干狩りの傍らで出来ることはないでしょうか。
おすすめのアイデアを、ご紹介しましょう。
●砂遊び
潮の引いた浜は、砂遊びをするのに打ってつけの場所です。
汚れてもいい服装で潮干狩りに来ているはずなので、気兼ねなく遊ぶことが出来るでしょう。
湿り気を含んだ砂は、砂のお城などを作るのにも向いています。
公園のサラサラした砂とは違う海の砂を、潮干狩りの時期だからこそ楽しんでみてはいかがでしょうか。
●ビーチコーミング
時おりTVで紹介されることもある、ビーチコーミング。
実際は、どんなことを指すのでしょう。
簡単に言えば、浜に上がっている貝殻やシーグラス(角の丸くなったガラス片)などを採取することです。
子どものみならず、大人にも人気のレジャーとなりつつあります。
たくさん拾って出品してみるのもありですよ!
潮干狩りの定番であるアサリも、よく見ると素敵な模様が付いています。
そんなアサリを始め、ビーチコーミングでは浜ごとに個性のある貝殻や漂着物を拾うことが出来るのです。
潮干狩りの思い出にもなるし、ぜひ一度やってみてくださいね。
このように、潮干狩りスポットでは、貝を取る以外にも楽しめることがあるんですね。
潮干狩りはもちろん楽しいけれど、時間があればついでにやってみてはいかがでしょうか。
まとめ
特にゴールデンウィークがハイシーズンで、毎年その賑わいが新聞で取り上げられるほどなのです。そういった潮干狩りスポットは基本的に有料なので、我が家は行ったことがありません。
新鮮なアサリはスーパーでも買えるし…と、ついレジャーの意味を無視したようなことを考えてしまいます。
潮干狩りを無料で行える場所もありますが、やはり有料スポットだと大きな貝が取れて楽しいようです。
特に遠方から来られるのであれば、有料の潮干狩りスポットに行かれるのがいいでしょう。
「潮干狩りに行ったぞ!」という満足感を、強く感じられると思います。
潮干狩りは一般的には6月まで行われていますが、終わり頃に行くと貝が少ないという声も聞かれます。
記事中でも触れたように、有料スポットは人の手で貝を撒き、管理しているからです。
潮干狩りでがっつりと貝を持って帰りたいなら、遅くともゴールデンウィークには出掛けておくといいでしょう。
潮干狩りのシーズンは、屋外で遊び始めるのにも適した時期です。
他の遊びもいいですが、その中に潮干狩りを組み込むのも、またいつもと違って楽しいのではないでしょうか。
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