日本は世界でもまれに見る「地震」が多い国です。その上「台風」も毎年直撃しています。道路や線路が寸断されたニュースは、何度見たか数えきれないですよね。
防災は『災害を防止すること』です。防災について考え、備え、行動するために設けられたのが『防災の日』なのです。
2011年3月11日の東日本大震災は、これまでの「防災」に関する常識を超える被害をもたらしたのは、私たちの記憶に新しいものです。
過去の大災害を「考えること」や「学ぶこと」は大切なことです。
そして、自分や家族のいのちと財産を守るために「準備すること」や「知っておきたいこと」があります。
この記事では防災の日の目的を知ること、また、具体的な取り組みについてをまとめました。良いヒントが見つかりますように。
防災の日は何のため?その目的は?
普段あまり考えない「防災」ですが、毎年9月1日は「防災の日」なのです。
この日は何のためにあるのか、目的が知りたいですよね。
まずは言葉の意味から理解しましょう。
「防災」の意味は『災害を防止すること』
「防災」という言葉を広辞苑で調べると『災害を防止すること』という記述があります。
災害を防止するために必要なことは、災害が襲ってきた時にどう対処したら良いのかを知っておくことです。
特に、災害の多い時期にあたる「9月1日」に、国が率先して「防災について考え、備え、行動しましょう」と呼びかけているのです。
分かりやすく(5W1Hで)言うと次のような内容になります。
「いざという時に、その場で、あなたが、次にやることを、どうしたらよいのか」を知っておくことなのです。
え?そんなの難しいよ~
という声が聞こえますが、いざという時のシミュレーションは大事だと思いませんか?
まずは深呼吸をしてみましょう!慌てないで冷静な判断と行動ができるためのヒントになれば幸いです。
防災の日の目的は
地震、雷、火事、台風、高潮、津波などの災害について認識を深めること。
このような災害に対処する心構えを準備すること。
以上が目的です。
「防災の日」の目的
・災害について理解を深めること。
・災害防止の準備をすること。
・被害を軽減できるようにしておくこと。
現在・過去・未来に分けて考えてみると
現在 災害防止の準備をすること。
過去 災害について理解を深めること。
未来 災害を軽減できるようにしておくこと。
過去の災害から教訓を学んで、災害防止に備え、災害を最小限にすること。
これが目的なのです。
法律から理解できること
災害対策基本法では次のように定義しています。
この条文を現在・過去・未来に分けて考えると分かりやすいですよ。
現在 被害の拡大を防ぐこと
過去 災害の復旧を図ること
未来 災害を未然に防止すること
災害が起きた場合にはこのようにしましょう!という法律なのです。
災害について、起きた災害の復旧を図り、被害の拡大を防ぎ、これからは災害の未然防止に務めるように、と言われているのです。
防災のための具体的な取り組み
以前、マザー・テレサが次のことを言われたのを思い出しました。
『愛の反対は、無関心です』
私たちが住んでいるこの国は、毎年本当に数多くの自然災害が発生しています。
災害に対して「無関心でいないこと」が重要なことなのです。
普段から関心を持って備えたいのです。
後悔しないように、準備をしたいのです。
身の回りの出来ることから取り組むことがすすめられています。
実際にできることを考えてみましょう。
防災対策の取り組み 「ハード面」
実際に行われている取り組みを全国的に見ると、津波に備えての堤防づくり、がけ崩れや洪水防止のための砂防ダムなどの建設・整備がすすめられています。
また、自治体などによる生活物資の備蓄・保管や、生活に必要な災害用設備の整備などもすすめられているのです。
これは主に政府や自治体による「公助」の部分です。
防災対策の取り組み 「ソフト面」
ハザードマップ(自分が住んでいる地域の危険箇所や避難場所を知るための地図)の作成、非常時に備えたいものや持ち出したいものの案内やチェックリストなどの公示など(下記のリンクを参照できます)
ハザードマップポータルサイトあなたの居住地が調べられますよ
総務省消防庁:防災グッズの紹介
災害時に命を守る一人一人の防災対策(政府広報オンライン)
安心安全のために必要なこと
ご家族同士の安否確認の方法
家族が離れた場所で災害が発生した場合に、お互いの安否確認ができるように、安否確認の方法や集合場所などを事前に話しておくことが必要です。
特に、災害時には携帯電話が繋がりづらくなり、連絡が取れない場合があります。そのためのサービスを利用しましょう。
171 災害用伝言ダイヤル
災害時、被災地の安否情報を求めて大量の電話が殺到し、電話が繋がりにくくなることがあります。このような時、円滑に、そして確実に安否確認できる手段が、災害用伝言ダイヤル171。一体どんなものなのか、その使用法などを紹介します。
★一度はご覧になってみてください。どのようなものか理解できますよ。
避難場所や避難経路の事前確認には
いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、お住まいの自治体のホームページや国土交通省ハザードマップポータルサイトなどから防災マップやハザードマップを入手し、避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう!
★一度は確認したい必見のサイトです!
お役立ちサイト
内閣府防災
災害状況, 被害状況の公表のほか、防災対策情報や内閣府の防災に関する政策等を公開しています。
★ここの情報はとても早く、内容も詳しくおすすめです。
まとめ
災害の被害に合われた方の多くは「まさか自分の身にふりかかるとは思ってもみなかった」と言われます。
防災は、私たち一人ひとりが取り組めることなのです。
災害に対しての準備や対策が進んでいると、「まさか」という場面が減っていくことに繋がるのです。まずは「関心を持つこと」から始めませんか?
ネットで分かりやすいサイトを見て、自分で出来ることから取り組むことをおすすめします。
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