社会人の方も休みになることが多いお盆。
毎年実家に帰っている方も多いと思います。
ゆったりできるいい時間ですよね。
そんなお盆ですが、仏壇がある家ならどこもお供え物をしていますよね。
毎年お供え物を用意するために買い物に行く方もいると思いますが、
このお供え物ってどんな意味があるのか知ってしますか?
意外と答えられない方もいるのではないでしょうか。
私も最初、娘に聞かれたときにわからなくて答えられませんでした。
そこで、お盆のお供え物にはどんな意味が込められているのか、意外と知らないお供え物についてのマナーを今回は紹介していきます。
お盆のお供え物は亡くなった御先祖様に感謝の気持ちを込めて贈るもの
そもそも、お供え物はなぜ行うのでしょうか。
仏壇に供えるのだからご先祖様に上げるのは想像ができますが、どういう意図なのか知らないとお供えする意味がありません。
実は、お供え物はご先祖様に感謝の気持ちを伝えるものなんです。
いつも見守っていただいてありがとうございます、といったご先祖様への感謝を1年に1回伝える行事なんですね。
もちろん、家に仏壇がある方は常にそういった気持ではあるかと思いますが、帰省するなどでお盆しか手を合わせられない方もいます。
そんな方はぜひお盆の際に感謝の気持ちを込めてお供え物を、そして手を合わせるのがお盆の正しい接し方です。
そこで一つ気になるのが、しっかり感謝を伝えているならお供え物はいらないんじゃないか。
そう考える方もいるかもしれません。
確かにただの慣例としてお供え物をしている方もいらっしゃると思います。
実は、お供え物には感謝を伝えるものという意味だけでなく、感謝そのものの象徴という意味合いもあります。
私は感謝をしていますよと形で意思表示をすることも大切なんですね。
ですので、毎年お盆にはお供え物をする必要があるというわけです。
ぜひ、1年に1度の機会ですので、自分の1年を振り返った報告や感謝をお供え物と一緒に伝えてください。
これは絶対にダメ!お盆のお供えマナーとは
ただ供えるだけならなんでもいいだろ、と思うのはいけません。
日本の行事であるお盆、そしてお供え物にはもちろんマナーが存在します。
ご先祖様にも失礼に当たってしまう場合がありますので注意が必要ですね。
そこで2つほど、お供え物のマナーについて紹介していきたいと思います。
1、袋に入っているお菓子は出してお供えする
お供え物には果物などの生ものをお供えすることもありますが、お菓子をお供えすることも多いです。
定番中の定番でいえば金平糖、それ以外にも普段食べるようなお菓子をお供えすることも多いですが、ここで注意することがあります。
基本的にお菓子は袋に入っていると思いますが、これをそのままお供えしてはいけないんです。
袋のままだとご先祖様が食べられないので、袋から出してお供えする必要があります。
これは私もやったことがあり、祖父に怒られたことがありますね。
大袋に入っていて、小分けにいい袋に入っているときにそのままお供えしてしまいした。
小分けにしてそれも袋に入っている場合でも、きちんと袋から出してお供えするようにしましょう。
2、お供え物はいつ下げればいいの
お供え物はもちろん供えて終わりではありません。
そのあと自分たちで食べるので下げる必要がありますよね。
ですが、意外といつ下げればいいかわからないことも多いです。
私も下げるタイミングがいつかわからなくて放置していたら、食べものが痛んじゃうから早く下げて、と注意されたことがあります。
後で自分たちで食べるのだから当然ですよね。
具体的に
朝早くにお供えしたのであれば、午前中もしくは昼前には下げましょう。
朝早く出ない場合も、あまり長時間お供えするのは避けましょう。
お菓子ならまだしも生ものは傷んでしまいますからね。
自分たちが食べることも考えて少し早めに下げてしまってもいいと思います。
まとめ
お供え物には色々なマナーがあります。
その中にはご先祖様に失礼に当たるものもありますので注意が必要です。
ですが、一番大切なのは感謝の気持ちです。
しっかり感謝の気持ちを伝えつつお供えすることが一番ですね。
その気持ちがあればどうすれば失礼にあたるか意外とわかったりもします。
気持ち次第でお供えも丁寧になると思いますので、マナーを覚えつつ、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。