子どもが「はやり目」?
目やにがたくさん出たり、充血している場合は要注意です。
「はやり目」はアデノウイルスが原因なのです。
誰かにうつしてしまうのか心配ですよね。
今回は、プール熱と比較してはやり目の原因と対策をまとめてみました。
正しい知識を持って予防に役立てますように、応援しています。
そもそもはやり目とはどんなもの?
はやり目=流行性角結膜炎
アデノウイルスによる感染が原因の『結膜炎』です。
・感染力が非常に強い
・空気感染はしない
感染者が自分の目をさわった後で触れたモノ、これに他の人が触った後で目をさわると高確率で感染します。
感染は接触感染によるものです。
接触感染についてはこちらで詳しく説明しています。
プール熱についてはこちらで詳しく説明しています。
主な症状
はやり目とプール熱の症状
はやり目の主な症状 | プール熱の主な症状 |
・まぶたの裏のブツブツ | ・発熱 |
・目の充血 | ・目の充血 |
・目やにや涙が増える | ・のどの痛み |
・かゆみや痛み | ・せき |
・しょぼしょぼ感 | ・鼻水 |
・ゴロゴロ感 | ・下痢 |
・まぶしさ | ・風邪に似た症状 |
注意点
はやり目になると登校禁止になります。
これは、感染力が非常に強いための措置になるのです。
登校禁止は『学校保健安全法』という法律によって定められています。
学校は集団生活を行う場であるため、感染症を起こした児童は出席停止にし、他の児童に感染を起こさないようにするため。
出席するにはドクターの許可が必要です。
学校や保育園等には所定の用紙があります。
登校(登園)許可証明書
これをドクターに記入てもらい、登校します。
出席には医者のOKが必要ということです。
集団感染の防止のためにも、できるだけ仕事は休むのが望ましいと言えます。
医療関係や教育関係、福祉関係、飲食関係などの関係者は要注意です。
以前、ある大学病院の眼科病棟で感染が広がり、約1ヶ月間の病棟閉鎖という事態になったことがありました。
誰でもなるの?
ウイルスによる感染なので、大人でも感染します。
大人が発症した場合、重症化しやすいと言われているので要注意です。
特に、発症した子どもの看病中に感染するケースが多いのです。
発症した子供との接触には特別な注意が必要です。
接触感染は、こちらで詳しく説明していますよ。
どこからうつったの?
目をこすった手やモノから感染するケースがほとんど
感染力が非常に強いので、接触機会の多い人ほど要注意です。
特に手洗いが重要です。できるだけのものはウイルス保持者と共用することは避けて、入浴など必要な場合は最後にするなどの工夫が必要です。
まとめ
普段は全く考えも及ばない「ウイルス」です。
ひとたび感染者が出ると、騒ぎが大きくなります。
特に感染力が非常に強いはやり目やプール熱にはしっかりとした対応が必要です。
痛くて苦しくて、ショックで。しかも寂しくて悲しい気持ちです。
ゆっくり休んで、できるだけ早く回復ができるようにしたいですよね。
私たちも、ウイルスに対するために、正しい知識を持っていたいのです。
この記事は、次のサイトを参考にしました。
参考:日本眼科学会
参考:医療法人 新光会
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