お祭りに花火大会…。
夏は浴衣を着て出かけるイベントが目白押しですね。
浴衣は着物よりは簡単に着られそうですが、着付けに必要なものは何かご存知ですか。
実は、意外にいろいろと必要なんですよ!
いざというときに慌てなくてもいいように、分かりやすく解説します!
小物を使うとちょっとだけ差をつけることができるんですよ。
かわいい状態をキープするためにも賢いコツをお伝えしますね。
必要最低限!!浴衣の着付けに必要なもの5アイテム!
浴衣の着付けに最低限必要なアイテムをご紹介します。
●浴衣本体
まさかこれを用意しない人はいないと思いますが、念のため…。
近頃は可愛らしい柄も多く、どれにしようか迷ってしまいますね。
自分らしい1枚を見つけてくださいね。
●帯
浴衣を着るのに用いるのは、半幅帯と呼ばれるものです。
これは、自分で結ぶタイプの帯を指します。
帯を結ぶ自信のない方は、あらかじめ結びが作ってある作り帯をご用意ください。
帯を結ぶ手間はありませんが、色柄などの選択肢は減るようです。
●浴衣用の肌着
夏に着る浴衣は、汗をかくものです。
和装用の肌着は、着るにこしたことはないでしょう。
普通のインナーでも構いませんが、帯を結んだときに厚みが気になったりすることもあるようです。
1枚でも専用の肌着があればばっちりです。
●腰紐
浴衣の前(前身頃)を合わせたときに、腰に結ぶ紐のことです。
合わせた部分を固定するために用います。
万が一忘れてしまっても、ストッキングで代用できるんです!
●前板
帯の見た目をよくするために、巻いた帯の間に挟み込む板です。
プラスチック製の、薄いものが主流ですね。
浴衣は帯の重なる部分に熱がこもるので、メッシュ状になった前板がおすすめです。
このように、ご紹介した5つのアイテムが浴衣の着付けには最低限必要なものです。
〇タオル
これは、やせ型の人が浴衣を着るときに役に立ちます。
スレンダー体型の人が多い現代ですが、浴衣を着るとなると困ります。
腰回りにくびれがあると、浴衣の着崩れを起こしやすいからです。
すらっと体型だけど浴衣を着こなしたいあなたは、タオルを腰辺りに巻いて肉付けしましょう。
特別なものではなく、普通のタオルで大丈夫ですよ。
くびれ隠し以外にも、胸やお尻のボリュームを抑えるときにも使えます。
〇伊達締め
腰紐と同じ用途で使う幅の広い紐です。
紐に比べて面で締めるので、着崩れを起こしにくくしてくれます。
便利なアイテムではありますが、浴衣の着付け初心者には扱いづらい一面も。
初心者の方は、巻いてマジックテープで留めるだけというマジックベルトというものがあります。
どんなのを着る!?20代~40代へのおすすめ浴衣とは?
いざ浴衣を着ようと思い立っても、柄や色などたくさんありすぎて選べない!なんてことはありませんか?
ここでは、20代、30代、40代と年代別におすすめしたい浴衣を紹介します。
浴衣選びに迷われる方は、よければ参考にしてみてくださいね。
*20代*
洋服を選ぶような感覚で、浴衣を選んでみましょう。
デザイン重視でかまいません。
ちょっと派手めでも、若いから大丈夫!
レトロモダンも流行りの柄ですよ。
*30代*
20代よりは、色柄共に落ち着いた雰囲気を重視しましょう。
そのほうが、年齢にふさわしい美しさを演出できます。
柄は大柄め、色も数を少なくしたほうがシックな仕上がりになります。
弾けた感のある20代よりは、しっとりとした雰囲気で勝負というところ。
*40代*
年を重ねたからこそ、大人の魅力を全開にしましょう。
柄は、昔からあるような古典的なものがおすすめです。
色も抑えたほうがふさわしい装いですが、明るい色の浴衣を着たいなら帯の色を抑えると全体が締まります。
浴衣を選んだら、小物も忘れてはいけませんね。
浴衣と言えば、何といっても下駄ですね。
びっくりするほど履きやすいものもありますが、慣れていないと靴擦れ(下駄擦れ?)を起こすことになります。
本番の前に履きならしておくことも大切です。
お財布やスマホを入れるバッグも必要ですね。
巾着は浴衣に合いますが、ちょっと使い勝手が悪いのが難点です。
下部分が籠のようになっているタイプか、小ぶりな籠バッグでもいいでしょう。
下駄にしても巾着にしても、そんなにこだわる必要はないのかもしれません。
特に最近の浴衣は洋服並みにポップな柄も多いですし、それに合ったコーディネートをすればいいですよ。
まとめ
私はどうにも面倒臭がりで、動きにくい服装も好きではありません。
それゆえに、浴衣に袖を通したのも数えられるほどなんです。
浴衣を着てデートするような機会もなかったので、なおさら着ることはありませんでした。
子どもを持った今になって、着られるときに着ればよかったなあと思うこともしばしばです。
ないものねだりというのか、着られなくなってから着たくなるものなんですね…。
そんなわけで、着ることのできる方・着たいと思っている方には積極的に浴衣を着てほしいと思います。
浴衣の着付けに最低限必要と思われるものは、たった5つなのです。
ずいぶんハードルが下がった気がしませんか?
文中でも触れたように、浴衣の色柄は昔よりずっと多く、ずっとポップなものになっています。
和装はちょっと…と敬遠していた方も、夏のひとつのスタイルとして気軽に着てみてはいかがでしょうか?
新しいおしゃれの扉が開くかもしれませんよ。
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