ドイツ留学で危険を避けるために注意したいポイント【女子編】

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一般的に、ドイツは治安の悪い国ではないと考えられています。

私もドイツで1年の留学を経験しましたが、身の危険を感じたことは一度もありませんでした。

しかし、危険というのはどこにでも潜んでいるものです。

何気なく取った行動が、あなたを危険に巻き込む可能性もあります。

ドイツに留学して、危険な目に遭わないようにするにはどうすればいいのでしょうか?

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ドイツ留学に潜む危険!回避するための3ヶ条を伝授!


治安は悪くないものの、日本より安全なわけはありません。

特に最近は移民の問題もありますし、以前のドイツよりは危険度がやや増したような気がします。

留学をして危険なことに巻き込まれないようにするには、自身の心がけも大切なのです。

●危険な時間に出歩かない!


これは、日本でも同じことが言えますね。

危険な時間というのは、たとえば、深夜などです。

出歩いている人が圧倒的に少なくなりますので、事件に巻き込まれる可能性も高くなります。

●歓楽街は避けるほうがよい!


いわゆる歓楽街には近付かないほうが無難です。

危険ではないかもしれませんが、飲酒などで人の気分も高揚しますし、面倒ごとが起こりやすい場所です。

ちなみに、ドイツ北部のハンブルクという街には、「レーパーバーン」というドイツ屈指の歓楽街があります。

ビートルズが有名になる以前の活動拠点とも言われており、観光地化もしています。

この1キロほどの区間には、普通の飲食店やいかがわしいお店がひしめき合っています。

18歳以下の人や女性の立ち入りを禁止するエリアもあるので、特に女性は行かないほうがいいでしょう。

●単独行動を避ける


ドイツに留学に行ったら、せっかくなのであちこち観光もしたいですよね。

現地で友達ができたら、夜のパーティーに誘われるかもしれません。
そういったときに、一人で行動するのはなるべく避けたほうがいいでしょう。
パーティーなどのイベントは、終了が深夜になることも多いです。

観光するときにも、一人だと狙われやすいです。

どうしても遅くに一人で出歩かないといけないなら、なるべく明るくて大きな通りを歩きましょう。

目的地に近いからといって、街灯もない脇道を選ぶのはよくありません。

 

以上のように、危険を避けるための必要最低限な条件を挙げてみました。
どれも、ごくごく当然のことだと思います。

留学をすると、どうしても開放的な気分になりがちです。
それはそれで、留学の楽しい一面ではあるのです。

しかし、やはりドイツは外国で、日本と同じように考えてはトラブルに巻き込まれることもあります。

危険な目に遭ってドイツ留学を台無しにしないよう、軽率な行動は避けるべきだと思います。

特に困ることで一番は、言葉が通じない、出てこないといったトラブルです。

日常会話はなんとかなっても、「困っていること」や「痛み」、「苦しみ」を相手に伝えるのはとても大変なんです。


ドイツで遭遇する危険!?考えられるトラブルを集めてみた!

ドイツにおいて、巻き込まれそうなトラブルとしては、どのようなものがあるでしょう。
いくつか例を挙げてご紹介しますね。

●置き引きなどの軽犯罪


置き引きやスリなどは、日本人がよく巻き込まれるものです。

駅で切符を買おうとしたとき、持っていた荷物を床に置いたりすることはよくありますよね。
日本では、それを取られたりすることはほとんどありません。

しかし、ドイツではそういうことも起こりえるのが現状です。
これらの軽犯罪は、主に大きな駅や空港、イベント会場など、人の多い場所で起こることが多いです。

ドイツにおける外国人の割合は多いので、必ずしも、ドイツ人による犯行というわけではないのですが…。

特に留学で初めてドイツに来たときは、何もかも珍しくてボーッとしてしまうものです。
そこをスリにやられてしまっては、もう泣くしかありません。

置き引きに遭わないようにするには、荷物を体から離さないことです。

背負うリュックは、スリの獲物になりやすいので要注意!

ボディーバッグを前がけにするなど、とにかく目を離さないことが大切です。

●異性との問題


私は残念ながら?経験はありませんが、留学中にドイツ人と付き合うことになるかもしれません。
それが素敵な思い出になるとは限りません。

ドイツ人と日本人はものの考え方が似ていると言われますが、実際のところは人によるところが大きいです。

日本では当たり前と思っていてもドイツではそうでなかったり、その逆もまた然りです。

極端な話ですが、遊びで深い関係になってしまうこともあるのです。

留学中に好きなドイツ人とそういう関係になったものの、その後は音沙汰なし…。
私の留学仲間にも、そんな経験をした子がいます。

そういった異性との付き合いが、トラブルに発展してしまうことは珍しくないと思います。

国民性は似ていても、やはり外国人同士なのです。

それをそういう経験として受け止められる人はいいですが、心に深い傷を負うことにもなるかもしれません。

お付き合いする人ができるのは幸せだと思いますし、ドイツ語を勉強するのにも役立ちます。

しかし、そういうこともあるのだということは、覚えておいてほしいと思います。

●テロ


これは事故と同じようなもので、避けようと思っても避けられない場合もあります。

対策を取るとしたら、祭りなど人が集まる大きな催しには行かないことです。

留学先を決めるときにも、大きな都市より、田舎の街を選んだほうがいいという話もあります。

とはいえ、これは難しい問題です。
田舎では、語学学校などの留学生を受け入れる場が少ない(あるいはない)こともあります。

留学するからには、その国の文化に触れることも貴重な体験だとも思います。

何に重きを置いて留学を決めるかは、個人で判断するしかありません。

最初にお伝えしたように、ドイツは決して治安の悪い国ではありません。
しかし、危ない場所や時間帯を避けても、事件や事故に巻き込まれる可能性はゼロではないのです。

それを恐れてしまうと、ドイツに留学するのは難しいかもしれません。

思うに、ドイツで危険な目に遭う可能性は、日本にいるより極端に高いということはないのです。

ただし、自分で行くと決めたら、トラブルの責任は誰も取ってくれません。

一歩踏み出すかを決めるのは、あなたしかいないのです。

まとめ

もう十数年前の、ある冬のことです。
留学の前段階でドイツに語学を学びに行ったとき、小さな町でホームステイをしていました。語学コースのイベントで帰りが遅くなり、夜の11時半くらいに駅から一人で帰宅したことがありました。帰ってホストマザーに「一人で怖かったよー」と報告したところ、彼女は笑ってこう言ったのです。
「こんなに寒いと、悪い人も出て来ないわよ!」
アメリカンならぬジャーマンジョークではあると思いますが、それだけ危険がなかったのは確かだと思います。

最近のドイツの治安は、私がいた頃に比べて悪くはなってきている気がします。

10年前でも、ドイツに外国人(移民)はたくさんいました。
しかし、現在のように移民がらみの事件やテロが頻発するようなことはありませんでした。

私はよくいる小柄なアジア人女性でしたが、ドイツで暮らした数年で、危ない目に遭ったことはただの一度もありません。

それは、運がよかっただけなのもあるでしょう。
しかし、ドイツが危険な国ではなかったからというのもあります。

今は現地に行かなくても、語学なら日本でも勉強できます。
ドイツ人から教わることもできるでしょう。
しかし、留学はそれとはまったく違うのです。

その国で現地の人と同じ空気を吸って生活するというのは、日本では決して再現できないものなのです。

そしてその経験は、あなたの人生を劇的に変えることになるかもしれません。

トラブルまったくなしの留学は、保証されるものではありません。
今回読んでいただいたお話を参考に、なるべく危険に近付かないことは可能ではあります。
何かが起こる可能性は、日本とさほど変わらないと思うのです。

留学は、いつでも思い立って行けるものではないですよね。

もしそのチャンスがあるなら、恐れる前に飛び込んでみてはいかがでしょう?
あなたの留学が、安全で貴重な体験に満ちることを祈っています!

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