春分の日が毎年変わるのはなぜ?どこでどうやって計算されているの?

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2019年の春分の日は3月21日です。

春分の日は、国民の祝日のひとつで、「自然をたたえ、生物をいくつしむ日」と
定められています。

毎年3月20日または3月21日のどちらかになります。

参考までに、2018年は3月21日でしたが、2017年は3月20日でした。

そして来年2020年は3月20日です。

国民の祝日のひとつに定められているのに、日にちにバラつきがあるんですね!!

毎年祝日が前後するのは世界中で見てもとても珍しいそうです。

どうして20日になったり21日になったりするの?と聞かれてすぐに答えられないお父さん、お母さん、是非こちらを読んでお子さんの質問に答えてあげてください!!

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春分の日はどうして毎年かわるの??


その年によって20日になったり21日になったりする春分の日。

春分の日は祝日法により「春分日」と定められているのです。

「春分日」とは太陽が「春分点」を通過する日を言います。

なんだか難しいお話に聞こえますが、小学生の頃に理科で習った太陽と地球が書いてある図を思い出して下さい。

地球は太陽の周りを1年かけて1周しています。

その1周する途中に「春分点」があり、ちょうど太陽がこの「春分点」を通るその瞬間が「春分の日」にあてはまります。

1年は365日ですが、厳密に言うと365日ちょうどではないのです。

正確には「365日と約6時間」になります。

1年間で約6時間ものずれがあるとは驚きです!!

この6時間は4年で1日分なので、このずれの修正のため、4年に1度「閏年(うるうどし)」があります。

きっちり365日ではないため、ちょっとずつのずれが生じて太陽が春分点を通過する時間も毎年少しずつずれていきます。その結果、春分の日も毎年前後する、というわけなのです。

それから、春分の日は「昼と夜の長さが等しくなる日」と昔習った記憶があったのですが、実は日本では昼のほうが約9分ほど長いそうです!!

春分の日は誰が決めている!?


先ほどお話した「春分日」を観測しているのは「国立天文台」です。

この国立天文台が暦象年表という太陽や月、惑星の位置などの情報を集めた年表を作成し、それを元に毎年2月に翌年の春分の日が閣議決定されています。

宇宙にはまだまだ解明できていない未知の部分が多く、月の引力の影響も受けているといわれているため、直前まで天体観測によって分析が行われて、それによって得られる情報で春分の日が決まるそうです。

直前まで観測しないとわからない祝日が「春分の日」というわけなのです。

春分の日を決める計算式がある!?


春分の日の日付を決めるための簡単な計算式があります。

パソコンのエクセルを使うと数年先まで春分の日を計算することができます。

興味のある方は是非試してみてください!!
= int(20.8431+0.242194*(西暦-1980))
-int((西暦-1980)/4)
この数式をエクセルに入れて計算すると、知りたい西暦の春分の日がわかります。

ちなみにこの計算方法は2099年までで、それ以降はまた計算式が変わるそうなのでご注意下さいね。

まとめ


大人になっても知っているようで知らないことが世の中には沢山あると思いませんか?

春分の日が20日だったり21日だったり変動することも、言われてみれば毎年違うなぁという程度だったので調べてみるととても興味深いものでした。

昔はあまり好きではなかった天体の話も、実はまだまだ謎が多く、ちょっと興味が沸いてきました。

春分といっても3月はまだまだ春の訪れには少し肌寒いですね。でも桜の開花ももうすぐですし、新しい出会いが楽しみな春はもうそこまでやって来ていますね。

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