最近は、SNSに写真を公開することが身近になりましたね。
自分がアップした写真を、第三者が勝手に使うケースも出てきています。
ちょっと待って!と思ってもどこで拡散されているか分からないのです。
この記事では、このようなトラブルの問題点を解説しています。
どこに注意をして、何に気をつけると良いのかを分かりやすく説明します。
ネットに写真を公開することはテレビ放送と一緒
ネットに写真アップする場合も公衆送信の扱い
テレビの放送は、誰でも見られますよね。
また、録画をすることができます。言い換えると「コピー可能」です。
ネット上の写真についても「誰でも見られる」ことや「コピー可能」ということで、著作権法では「公衆送信」の扱いになるのです。
ところが、テレビなどの世界では扱っている画像やデータについてチェックする部署や第三者機関などがあって、人々が目にするまでにはいくつかのチェックという手続きがあるのです。
ところが、個人でネット上に写真をアップする場合は、アップする本人の考えだけで情報が不特定多数に発信されているのが現実です。
もしも、これがトラブルになると、公開した人にも責任が及ぶのです。
このような危険性を考えていない人が多いのが現実ですよね。
ネットに拡散した情報は回収不可能
撮影者が善意で撮った写真でも、撮られた人が嫌な思いをしている場合もあるのです。
撮る人は、自分の写真を好意的に判断する傾向があるのです。
撮られた人が、アップしたことを知って「削除してほしい」と言ってきても手遅れなのです。
一度ネット上に拡散した情報は、回収不可能なのです。
文字通り「取り返しがつかない」のです。永遠に拡散し続けると考えるのが妥当なんです。
『撮影はOKと言ったけれど、公開するとは聞いてない!』
というのがホンネだと思いませんか?
アップする前に気をつけたいですよね!
公衆送信権についてはこちらでお伝えしています。
ネットに写真公開する時の注意点 SNSの場合
限定投稿でもアウト
それじゃあ、SNSで「閲覧の制限」をすれば問題ないのでは?
と、考える方もいますよね。
実は、SNSで限定投稿の場合でもNGな場合が多いのです。
高度な検索技術で調べられたり、誰かがシェアしてしまう可能性もあるのです。拡散してしまう前に注意が必要なのです。
それぞれのSNSについて「規約の確認」が重要
SNSでは、多くの場合「アップロードした写真の著作権は放棄して、他人が自由に使える」などと記された項目があるのです。
ひとつひとつの写真についてまで管理することが不可能だという運営側の事情があるのです。
こういった規約に同意すると、第三者があなたの写真を使用した場合の対応ができなくなる可能性があります。
SNSの規約の中でも「データの扱い」に関する条項はしっかりと目を通して、その上で同意するしないを決めましょう。
ネットに写真公開する時の問題点 悪い人たち
悪い人たち
ネット上には不特定多数の人がいて、考え方も様々です。
「ネット上の写真をどうしようが自由だ」と考えている人もいるのです。
ルールがあるところには、必ずこのルールを守らない人がいますよね。
特にネットのデータについては、消し去ることがほとんど不可能と言えるくらいに拡散してしまうのです。
さらにもうひとつ、ブログやSNSの場合、「炎上」の可能性もあります。
「困った」というだけでは済まなくなるケースもあるのです。
大切な人や身近な人のデータの取り扱いには細心の注意が必要です。
まとめ
画像データの取り扱いには注意が必要です。
「あの人のため」という思いや「良い写真だから」ということでも相手の許可をもらうことが必要なのです。
特に「公開しても良いか」ということは必ず確認しましょう。
公開する場合の最低限のマナーについてはこちらでお伝えしています。
SNSについては、規約に同意する場合にしっかりと「画像の取り扱い」について確認が必要です。
すでに参加しているSNSについても、もう一度確認されることをおすすめします。
大切な人の写真は慎重な扱いが必要なのです。
ブログに画像を引用する場合の注意点についてはこちらでお伝えしています。
著作権の基本的な理解についてはこちらでお伝えしています。
フリー画像の利用についてはこちらでお伝えしています。
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