語学留学に行こうと思い立ったとき、どれくらいの期間行けば効果が出るのか、すごく気になりますよね。
せっかく行くなら、留学した効果だって、実感したいものです。
2週間、1か月、半年、1年…それ以上?
どれくらい行けば、語学留学の効果が出てくるものでしょうか?
今回は、そんな疑問にスポットを当てて、お話をしていきたいと思います。
語学留学にかけた期間とその効果は!?3つのNG行動はコレ!
語学留学をどのくらいの期間やれば、効果が実感できるか?
一般的には、最低半年~1年ほどの期間が必要だと言われています。
なぜ、それだけの期間が必要だと考えられているのでしょうか。
語学留学に行くということは、その国の言葉をある程度(あるいはまったく)しか話せない状態で行くことになりますね。
そうなると、1か月程度の留学期間では、効果を実感するのは難しくなるでしょう。
慣れない国で慣れない言葉を使ってコミュニケーションするのは、まさしく至難の業です。
半年にも満たない短期の語学留学では、生活に慣れるのに精いっぱいでしょう。
語学にまで、気を回せなくなる可能性があります。
では、半年~1年以上かけたら語学留学として成功なのでしょうか?
これも、実はそうとも言い切れないのです。
語学留学にはそれなりの期間が必要ではありますが、時間をかけただけの効果が得られるかはその人次第なのです。
では、限られた期間で語学留学の効果を上げるには何が必要でしょうか。
逆に言えば、「何をしてはいけない」のでしょうか。
やってはいけないNG行動を次に挙げていきたいと思います。
NG行動→内にこもってしまう
欧米人に比べ、内気に見られる日本人です。
語学留学に行っても、他の人となかなか話せないという人は多いと思います。
しかし言葉は、使わないとまったく意味がありません。
これは私個人の経験でもあるのですが、「正しい言葉で話さなくてはいけない」と考えていませんか?
外国語を使って話すなら、正確な単語、正確な文法で話さなくてはならないと考えていませんか?
期間に限りのある語学留学で、その考えはNGなんです。
言葉の正しさにこだわるよりは、いかにコミュニケーションを取るかに重きを置くべきだと今では考えています。
おかしな文法でも、間違った単語でも、自分の意思を相手に伝えることが大切です。
そもそも、言葉とはそういうものですよね。
なので、まずはどんどん話すことから始めましょう。
相手から間違いを指摘してもらえれば、それも勉強になります。
NG行動→卓上の勉強をおろそかにしてしまう
「話すことが大切」とはお伝えしましたが、やはり、机の上での学習も大切ではあります。
文法など、語学的な基礎のないままでも会話は成立するとは思います。
しかし、それは一定のレベルまでなのです。
片言の外国語を使っても話は通じますが、それでよしとなってしまえばレベルアップは見込めません。
長く日本に住んでいるのに、日本語がそんなにうまくない外国の人っていますよね。
ある程度の会話ができればよしと考えているなら、それでもいいでしょう。
しかし、語学留学に効果を求めるなら、卓上の勉強もおろそかにしないことが重要です。
習った言い回しは会話で試すなどして、どんどん自分の言葉にしていきましょう。
NG行動→「留学できたこと」がゴールになってる
語学留学することばかりに固執していて、いざそれが実現したときに気が抜けてしまっていませんか?
これでは、留学することそのものが目標となってしまっていますよね。
それでは、語学留学に長い期間を費やしたにしても、満足のできる効果は得られないかもしれません。
語学留学をする際には、できれば明確な目標を持つことをおすすめします。
しっかりした目標は、現地で見つかる場合もあります。
しかし、留学期間が短いのであれば、なおさら最初から明確にしておいたほうが無難でしょう。
語学留学には、最長1年くらいの期間が必要だと最初にご紹介しました。
しかし、以上のような3つのことをやってしまっていては、得られる効果も薄くなってしまうでしょう。
反対に、短い期間であっても精力的に取り組めば、自分の納得できる効果が得られる場合もあります。
どうせなら楽しく!短い期間でも語学を上達させるには?
語学留学に行くからには、その国の言葉をぜひ習得したいもの。
そしてできれば、楽しみながらできれば文句なしですよね。
楽しみながら語学を習得する方法なんてあるの?
実は、意外とあるんです。
オススメの方法を次にご紹介したいと思います。
オススメ→レクリエーション
留学先が大きな街だと、留学生を支援する団体があることもあります。
そういうグループが主催しているイベントに参加するのは、語学留学の醍醐味のひとつです。
目標を同じくした他国からの留学生とも交流できますし、新しい交友関係も生まれるでしょう。
こういうお遊びは語学留学にまったく無関係のようにも思えます。
しかし、一緒に頑張ろうという仲間がいることは、語学をやるにあたっての大きなモチベーションになります。
日本では得られない縁を作っておくというのも、けっして無駄ではありません。
オススメ→語学タンデム
語学タンデムは、言葉を教え合うことを目的としたペアのことです。
英語を勉強したいなら、日本語を学びたい英語圏の人と組めばいいのです。
タンデムは、基本的に1対1の関係です。
不特定多数の人と話すのもいいですが、特定の話し相手がいると落ち着いて勉強できますよ。
言葉だけでなくその国の文化を学べるチャンスにも。
男女ペアだと、そこから恋愛→結婚というルートをたどる場合も…。
(国際結婚を目指すなら、ですが)
このように、楽しく勉強できる方法もあります。
語学の勉強は、必ずしも苦労してやるばかりではないのです!
まとめ
語学留学を行う人の大半の目的は、その国で話されている言葉の習得だと思います。
アメリカやイギリスなら英語、ドイツやオーストリアならドイツ語…というようにです。
とはいえ、実際に外国語を習得しようと考えたとき、1年という期間ではかなり難しいのも事実です。
語学留学には最長1年くらいと書いておきながらですが、そう思うのです。
個々の取り組み様によって効果がまちまちですので、まったく無理とも言えないのですが…。
それほどに、語学というものは奥の深いものだと思っています。
その国の言葉で日常会話をこなし、ちょっと面倒な役所での手続きもできる…。
その程度であれば、1年という期間で十分だと思います。
では、大学で専門的な講義を受けたり、友達と深い内容について語り合ったり…。
そういうことができるようになるかと言えば、ちょっと怪しいです。
何度も言いますが、頑張りによっては不可能ではないと思います。
私は1年という期間でドイツでの語学留学を経験しましたが、後者ほどのレベルには達せませんでした。
留学先で友人と楽しく過ごし、普通に意思疎通はできる程度にはなりました。
でも、それでおしまいだったのです。
留学前は使える語学を習得して帰ろうと思っていましたが、現実はそんなに甘くなかったようですね。
そういう意味では、私の留学は失敗したのかもしれません。
しかしその後、ご縁あって再びドイツに行き、仕事をしながら2年を過ごしました。
そこでも、そんなにドイツ語が伸びた感覚はありません。
しかし、ドイツ語で話す度胸は大いに付いたと感じています。
語学留学の目的の大半は語学の習得にあると思うのですが、こういうことになる場合もあるのです。
外国語をペラペラに話せればいいと思いますが、それ一点のみに集中しなくてもいいのではと考えています。
期間の限られた語学留学では、どうしてもその効果を重視しがちです。
それは誰でもそうだと思います。
しかし、それ以外にも、得られるものはたくさんあると思うのです。
その国の空気を吸って生活し、遊んで、勉強する。
そういうことを通して、全体的に見て成功したと思える語学留学になるといいですね。
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