2月も下旬に入ると、ひな祭りの時期ですね。
お店の中ではひな祭りの歌が流れてきたり、女の子のいるおうちではひな人形を飾ったり、はたまた、ひな祭りの時期によく見かける雛あられや桜餅を食べたり。
この時期の楽しみ方はそれぞれにたくさんあります。
そして、中でも女の子が生まれたおうちでは、初節句を祝うために家族が集まったりしておもてなしをする機会もあるかと思います。
でも、ひな祭りで初めておもてなしをする際は、どんな食事を用意したらいいのか分からないですよね。
ちらし寿司なんかはよく見かけますが、他にどんなものを用意するか悩ましいところです。
この記事ではひな祭りの際のおもてなしレシピについて由来や意味を交えながら紹介していきたいと思います。
ひな祭りの定番料理は?
そもそもひな祭りの日である3月3日は節句で、五節句の一つです。
節句は季節の節目で、その時期の旬のものや初ものを食べます。
ひな祭りによく食べられる料理としてよく知られているのは、蛤のお吸い物やちらし寿司、桜餅や菱餅ではないでしょうか?
特にちらし寿司は、カラフルで見た目もとっても可愛いものをSNSでもよく見かけるようになりました。
せっかく作っておもてなしをするならば、見た目にこだわるのもすごく大事だと思いますが、それぞれの食材にどんな意味が込められているのかを知るとより作るのが楽しくなりますよね。
次に、それぞれの食材の意味について見ていきましょう。
蛤(はまぐり) ~お祝いごとにぴったりな縁起物~
蛤の貝殻は、二枚がぴったりと重なることから夫婦円満の意味があります。
結婚式でもよく使われているのを見ますよね。
その蛤は、桃の節句に食べると良縁を招くと言われているので、この時期には欠かせないものになっています。
蛤を出汁で煮て、そこに三つ葉なんかをのせれば、緑が入って見た目も良い蛤のお吸い物の完成です。
ちらし寿司 ~アレンジ次第でシンプルにもカラフルにも!~
お寿司やちらし寿司と言えば、すし太郎なんかが定番ですが、最近すごくカラフルで見た目からすごく可愛いちらし寿司をよく見かけることがあります。
ところが、実は、ひな祭りにちらし寿司を食べる由来は特にないようです。
ちょっと驚きですよね。
ですが、ちらし寿司は縁起が良いものとされているため、こういったお祝いの時に使われることが多いんです。
ちらし寿司によく使われる食材として、海老やれんこん、豆があります。
海老は長生きをする、
れんこんは先の見通しがきく、
豆は健康でまめに働くように、
など、こういった願いが込められた食材がちらし寿司にはたくさん使われていることが分かります。
まさに、お祝いの席にはぴったりですね。
ちらし寿司を桶いっぱいに作るのももちろんいいですが、手まり寿司にしたり、小さいカップに盛り付けたり、いわゆるキャラ弁のようにおひな様をかたどったものを作ってみるのも、華やかでいいですよね。
桜餅 ~可愛らしいピンク色でさらに華やかさを~
ひな祭りの時期に桜餅が食べられるようになったのには、いろいろな説があるようですね。、
ひな祭りといえば、桃の節句。
桃といえばピンク色。
そのイメージから可愛らしい色の桜餅が連想されます。
また、桃の節句といえば女の子のための日であり、見た目がピンク色で華やかな桜餅がぴったり合いますね。
余談ですが、桜餅には、関東風の長命寺、関西風の道明寺があるのをご存知ですか?
見た目も食べ応えも異なるので、食べ比べてみるのも楽しいですね。
まとめ
いかがでしたか?
ひな祭りでよくおもてなしとして出される蛤のお吸い物、ちらし寿司、桜餅についてお伝えしました。
蛤とちらし寿司については、旬で、縁起の良い食材が材料として使われています。
桜餅については、桃の節句ということで、女の子が主役になる日に見た目も華やかなものが選ばれていることが分かってもらえたかと思います。
全てを一から手作りするのは大変ですが、それぞれの由来を知って、見た目にもこだわってみると楽しくおもてなしができそうですね。
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