「子育てと仕事、どちらが大変?」
これはもう、いつの時代もいろんな所で論争を巻き起こしている普遍的なテーマなのではないでしょうか。
私は、7才、4才の子どもを育てている専業主婦です。
夫はさほど育児に協力的ではなく、基本ワンオペで頑張っています。
ここまで書くと、私のことを「子育てのほうが大変派」だと思いますよね?
実は、そんなことないんです。子育ても仕事もどちらも大変だと思っています。
そもそも、同じ土俵ではないものの大変さなんて比べられないですよね。
「子育てと仕事、どちらが大変?」
このテーマに正解なんてないのです。
しかし、自分が経験した事実に基づき、主観によって判断した、あなたなりの正解はありますよね。
それは別に構わないと思います。
個人の思考は自由です。
このテーマを、楽しく友人との話のネタにするのもいいでしょう。
ですが、あなたと反対の考えを持っているパートナーや友人とこのテーマでバトルするのはオススメしません。
どちらの主張も間違ってはいないのですから、話の決着がつかず、「揉めた」という事実が残るだけですよ。
このテーマはとても感情的になりやすいと思いますが、議論するだけ無駄ですので、まずは冷静になりましょう。
「子育てと仕事、どちらが大変?」
このテーマでの不毛な議論はやめ、逆に上手に使ってパートナーや友人との絆を深めてみませんか?
この記事ではそのための考え方のヒントを紹介していこうと思います。
「大変さ自慢」をし合うのは不毛!自分に必要なことを見極めよう
「子育てと仕事、どちらが大変?」
このテーマでヒートアップしてしまうのは、お互いに自分の置かれている環境にストレスが溜まっていて「自分は今大変なんだ!」と思っている時です。
「大変さ自慢」の応酬は、何も生み出さないと思いませんか?
自分の大変さを武器に相手を屈服させることに、メリットはありません。
それは、相手の大変さを否定することと同じなので、相手との信頼関係にヒビが入るだけだと思います。
だから、一度深呼吸して、冷静になりましょう。
そして、なぜ仕事より子育てのほうが大変だと喧嘩してでも伝えたいのか、考えてみてください。
- 子どもの夜泣きが酷くて夜眠れないのが辛いから?
- 常に子どもと一緒で自分の時間がないのがストレスだから?
- 今日、子どもを怒りすぎちゃって、罪悪感がすごいから?
必ず、今の自分の「大変」が隠れているはずです。
これが明確になったら、やるべきは不毛な大変さ自慢ではないはずです。
「子育てと仕事、どちらが大変?」
このテーマで議論をしてもいいのは精神的に余裕があり、相手の考えを受け入れられる状態の時のみです。
相手を誉める手段にすると喜ばれるかも!?
何年か前、友人が我が家に遊びに来たときに言われて嬉しかった言葉があります。
友人にはまだ子どもがなく、バリバリと働いていました。
そんな友人が私と子どもを見て、
「子育てってほんと大変そうだよね。すごいと思う。仕事はミスしたりしても結局は自分一人の問題だけど、育児は人を相手にするんだもんね。絶対仕事のほうがラクだと思うよ。」
と私に言ってくれたんです。
でも、そんなことはないのです。
仕事だって、対人関係が大変なことくらい私にだって分かります。
でも、こう言われてすごく嬉しい気持ちになりました。
私の毎日の苦労と頑張りが認められたような気がして報われる思いがしました。
そして、友人のことをますます好きになりました。
「仕事って本当に大変だよね。私にはとても真似できないわ。」
などと一度言ってみてもいいかもしれません。そうしたら、
「いやいや、育児のほうが大変だよ。いつもありがとう。」
と返ってくるかも。
「子育てと仕事、どちらが大変?」というテーマも、こんな風にパートナーとの絆を深めるためなら、どんどん使ってもいいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
「子育てと仕事、どちらが大変?」というテーマは、精神的余裕がないときは避けて通るのが一番です。
不毛な議論になるのも、パートナーとの関係にヒビが入るのも、あなたの望むところではないはずです。
どうせこのテーマで話すなら、自分にメリットが生まれるような使い方をしましょうね。
そんなあなたへオススメの本があります!!「仕事と子育ての両立はたいへん」と言われます。
保育園に入れなくて苦労するとか、子どもの病気のために会社を休んで肩身が狭いとか…。
そんな話を聞くと、しり込みしてしまう人もいるかもしれません。
でも、「仕事も子育てもある生活」は、そんなに捨てたもんじゃありません。
働くママ&パパは、忙しいながらも、みんな元気。
「子育てのストレスは仕事で晴らし、仕事のストレスは子どもの笑顔を見て忘れる」
という合言葉もあるくらい、いいこともたくさんあるのが「両立生活」です。
そんな明るい「両立生活」のために、先輩諸氏がひねり出してきたいろんな知恵を、本書でたっぷり伝授します。
働きながら子育てをする600人の知恵が満載。
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