ドイツで世界遺産に認定された城とは?その数はいくつ!?

この記事の所要時間: 755


ドイツには、40を超える世界遺産があります。
日本が22か所なのに対して、ずいぶん多く感じますね。

また、ドイツには約600もの城があると言われています。
そのうち、世界遺産に認定されているのはいくつかあるかご存知でしょうか?

城が600もあるのだから、きっと世界遺産は相当な数になるはず?
果たして答えは…?

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実はこれだけ!?ドイツで世界遺産に認定されている唯一の城!


600もの数を有しながら、世界遺産に認定されている城は、実はたったひとつなのです!
「ヴァルトブルク城」というのが、その名誉ある城の名前です。

ドイツ唯一の世界遺産であるこの城は、一体どういうものなのでしょう?

ヴァルトブルク城は、テューリンゲン州はアイゼナハ郊外、山の上に鎮座する古城です。
外観は、ドイツの素朴な風土に溶け込むシンプルなもの。
しかし、基本となっているのはロマネスク様式であり、内部の大広間は色彩豊かなきらびやかさをもっています。

こちらの城が世界遺産に認定されたのは、1999年のこと。
ドイツの文化・精神を語る上で重要な場とされ、ドイツ人の心のふるさととも呼ばれているのです。

城の歴史には、数々の有名人物が登場します。

19世紀に活躍した音楽家・リヒャルト・ワーグナーもその一人です。

●ワーグナーとタンホイザー

昔、城内の大広間では、数々の歌合戦が行われていました。

勝負に負けたほうは命を落とすという、まさに命がけの歌合戦です。

そんな伝説を元に、ワーグナーは「タンホイザー」という今日でも有名なオペラを書き上げたのです。

●ルターの聖書翻訳

マルティン・ルターの名は、歴史の教科書で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

ヴァルトブルク城は、ルターが隠れ住んで、聖書をドイツ語に翻訳した場所と言われています。

当時その聖書は広く読まれることとなり、ドイツ語発展の基礎となったのです。

●聖人エリザベート

ルートヴィヒ4世の妃として、ハンガリーから迎え入れられたエリザベート。

王妃でありながら、貧しい人や病人を救うことに尽力したと言われています。

その行いに対するドイツ人の尊敬の思いから、彼女はのちに聖人となったのでした。

山頂に静かにたたずむヴァルトブルク城には、世界遺産にふさわしい歴史が詰まっていることが分かります。
機会があれば、ぜひ訪れたい場所ですね。

ヴァルトブルク城(Wartburg)
住所:Auf Der Wartburg 1, 99817 Eisenach
電話番号:(03691)-2500
開館時間:(4/1〜10/31)8:30〜17:00(11/1〜3/31)9:00〜15:00
料金:€9
ホームページ:http://www.wartburg.de/de/

知名度はトップ!世界遺産ではないけれど有名なドイツの城といえば…

ドイツ旅行の広告を見ていると、どのツアーにもまず入っている場所があります。
それは、みんな大好き・ノイシュヴァンシュタイン城!

この城は、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとも言われています。

ここを訪れたアメリカ人の富豪が、「シンデレラ城に」似ているから買い取りたいと言ったとか言わなかったとか…。

現地には日本語のパンフレットもあるくらいで、それだけ日本からの観光が多いということが分かります。

他のアジア諸国からの観光客も非常に多く、落ち着いた雰囲気の中で城を見るということは難しいです。

観光地化は激しいものの、城が美しいことに間違いはありません。

白い外壁と空に向かって伸びる尖塔は、まさにおとぎの国のお城のようなのです。
そんな知名度もあり美しい城が、世界遺産に認定されていないのは一体なぜなのでしょうか。

世界遺産の目的のひとつに、歴史ある古建築の保存というものがあります。
ノイシュヴァンシュタイン城は、実はその条件を満たしていません。
石造りに見えて、実は鉄筋コンクリートとモルタルによってできた、ずいぶんと現代的な建造物なのです。
そのため、世界遺産には認定されていないのです。

とはいえ、ドイツでも指折りの人気観光スポットなのは確かです。
四季折々の美しい姿も見せてくれる城は、一見の価値ありですよ。

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城ばかりじゃない!ドイツのおすすめ世界遺産はコレ!

ドイツには何せ古城が多いもので、世界遺産の城がひとつだけというのは驚きでした。

しかし、ドイツにはまだまだ見ておきたい世界遺産はたくさんあります。
それをいくつか、ご紹介します。

●ケルン大聖堂


ノルトライン=ヴェストファーレン州にあるケルンは、ドイツ第4の大都市。
市内にあるケルン大聖堂は、600年もの長い歳月をかけて造られた、ゴシック様式の建造物です。

大聖堂からはゴシック様式に見られる尖塔が2本突き出し、圧倒的な存在感を醸し出しています。
世界中から観光客が訪れる、ドイツの名所のひとつでもあります。

ケルン大聖堂(Cologne Cathedral)
住所:Domkloster 3, 50667 Cologne, North Rhine-Westphalia, Germany
電話番号:(0221)-1794-0200
開館時間:(5/1〜10/31)6:00〜21:00(11/1〜4/30)6:00〜19:30
料金:€3

●ヴィース教会(ヴィースの巡礼教会)

ドイツ南部の小さな村にぽつんとたたずむ、こじんまりとした教会。
のどかな風景の中にあるその教会こそ、世界遺産に認定されているヴィース教会なのです。

この教会には、「鞭打たれるキリストの巡礼教会」という正式な名前があります。内部にある鞭打たれるキリスト像が、涙を流したという奇跡が伝えられています。

ヴィースの巡礼教会(Pilgrimage Church of Wies)
住所:Wies 12, 86989 Steingaden,
電話番号:49-8862-932930
開館時間:(夏季)8:00〜20:00(冬季)17:00
ホームページ:http://www.wieskirche.de/eframset.htm

●レーゲンスブルク旧市街とシュタット・アム・ホーフ

Regensburg 08 2006 2
レーゲンスブルクは、まるで童話の絵本から抜け出たような可愛らしい街です。
あまり大きくないので、最寄駅から歩いて観光するにもとても便利です。

古い町並みを残した旧市街には、見所がいっぱいです。

ゴシック様式で建てられたレーゲンスブルク大聖堂や、現存するドイツ最古の石橋であるシュタイナーネ橋などがあります。

大聖堂のステンドグラスは一見の価値があります。時を忘れて見入ってしまいますよ。

ドナウ河に架けられたこの橋を渡った旧市街の対岸が、シュタット・アム・ホーフというエリアです。街全体が世界遺産なんですよ。

ここには、度重なる戦火を逃れた歴史的建造物が数多く残っています。

シュタット・アム・ホーフから眺める旧市街も、また格別なものですよ。

などなど、ここでは紹介しきれないくらい、ドイツにはまだまだたくさんの世界遺産があります。

世界遺産に認定されているからといっても、何も堅苦しい雰囲気はありません。

レーゲンスブルクのように、街自体が世界遺産に認定されているところもあります。
気軽にぶらついてみるだけでも、行ってみる価値はありますよ。

まとめ

学生時代の留学と合わせて3年あまり、私はドイツで生活していました。
その中で見た世界遺産の、何と少ないことか…。
当時はそんなに興味がなかったせいもありますが、今となっては悔やまれるばかりです。

世界遺産というと、「誰もが知っているメジャーなところ」という印象が強かったのです。
しかし、世界遺産について改めて調べてみると、まったくそういうわけではないことが分かります。

むしろ、知名度が低いからこそ、世界遺産に認定して守っていかなければいけないということなんだと思いました。

今回ご紹介したヴァルトブルク城も、そんな感じではあります。
表面的には、人を寄せ付けるようなきらびやかさはありません。

けれども、その城の中ではドイツ人にとって重要な歴史の流れを垣間見ることができるでしょう。

華やかなノイシュヴァンシュタイン城もおすすめですが、こういう城にこそ私は好感をもっています。

質素で堅実なドイツ人を象徴するようで、個人的に好きなのです。

目立つものから質素なものまで、そんな世界遺産を巡る旅も、楽しいかもしれませんね。

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