なぜ年越しそばを食べるの?由来や意味を子どもにもわかりやすく!!

この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク


大晦日に「年越しそば」を食べますか?

私は毎年必ず食べます。

しかし、子どもが生まれて作る立場となった今、「何で年越しそば食べるの?」と聞かれたらあなたは何と答えますか?

何でだったっけ?

昔聞いたことがあるけれど、長生きできるように?
だったような・・・。

年越しそばとは?

小さなお子さんがいらっしゃるお母さんへお伝えしたい!

年越し蕎麦の由来や意味、食べさせる時の注意点などをまとめてみました!!

スポンサーリンク

年越しそばの由来や意味

年越しそばの起源は江戸時代中期にまで遡ります。

商人の家には月末にそばを食べる「三十日蕎麦(みそかそば)」という風習がありました。それが転じて現在の年越しそばになったと考えられています。

年越しそばの由来については諸説ありますが、大きく分けると次のようになります。

長生きを願って

・蕎麦は細く長いことから延命・長寿を願ったものであるとする説
・昔は今に比べて長生きをする人が少なかったので、そばの見た目のように細く長く生きられるようにと願って食べはじめたことに由来している説

縁起をかついて

・金銀細工師が金粉銀粉を集めるためにそば粉を使用したことから金を集める縁起物であるとする説
・鎌倉時代に承天寺(博多)のお坊さんが年を越せない人達に「世直しそば」と称してそば餅を振舞ったところ翌年に運が向いてきたため、それを喜んだ町人達の間で毎年大晦日にそばを食べる習慣が広まったとする説
・そばが切れやすいことから「一年の災厄を断ち切る」と願ったとする説

健康のため

・そばは少々の風雨に当たっても翌日の晴天で日光を浴びると元気になることから健康の縁起を担ぐ説
・そばが五臓の毒を取ると信じられていたことに由来するとの説
・そばは体に良いとされ、食べることで体に溜まった毒をきれいに出してくれるので、新しい年を健康で迎えられるように食べはじめた、という説

 

などの説が挙げられます。

大晦日に食べる年越しそばの由来や意味についてはいろいろな説があるんですね。

 

他にもいろいろと説はあるようですが、健康に過ごせるように、長生きできるように等、縁起を担いで食べはじめた、という意味合いが大きいようです。

由来を知って食べるとまたひと味違った楽しみ方ができますね。

 

おさえておきたいポイント!
年越しそばは温かくても冷たくてもどちらでも特に決まりはありません。お好みでお召し上がり下さい!

いつ食べるのがベスト??


年越しそばを食べるタイミングは一体いつがベストなのでしょうか。

結論から先に言いますと、「年越しそばを食べるタイミングはいつでもいい」のです!

「年越し」という名前から、除夜の鐘を聞きながら年を越す時に食べているのが正しいと思っていた人も多いのではないでしょうか?

地方によっては独自の風習があって、大晦日ではなく元旦にそばを食べるという地域もあるんです。

食べやすい時間に残さずに!

年越しそばを食べるタイミングに明確な決まりはないので、あまり時間にはこだわらず昼でも夜でも食べやすい時間にいただくようにしましょう。

でも、あまり遅い時間に食べるのは子どもさんにとっては少々難しいと思います。
残さず食べるほうが縁起が良いとされているので無理して深夜に食べさせる必要はないのです

ただし、年を越す前に年越しそばを食べきらなければ、明けた年に金運や健康運に恵まれないとも言われているので、基本的には年を越す前に食べる方が縁起が良さそうです。

そばアレルギーに気をつけて!!


子どもさんにそばを与えるのは1歳を過ぎてからと言われていますが、もう少し大きくなってからの2~3歳から食べさせたというお母さんも多いです。

実は、少量を食べただけでも重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性があるのです。

特に大晦日など医療機関が休診の場合が多いですので、大晦日の夜に乳幼児に初めてそばを食べさせるのは避けましょう。

そばじゃなくても年は越せます!!


うどん県の香川では「年越しうどん」、沖縄県では「年越し沖縄そば」など、その土地や地域で年越しそばの意味合いは様々なんですね。

先述したアレルギーの問題もありますし、絶対にそばでなければいけないことはありません。

子どもさんが小さいうちは、うどんにゅうめん派のところが多いんですよ!

まとめ


年越しそばは縁起を担ぐもの、幸せや長寿を願うものとして昔から日本人が大切にしてきた食文化です。

年を越さないうちに食べる、残さず食べる。

そして一番は家族みんなで楽しく食べる、に尽きますね。

来年が今年よりももっと良い年になりますように・・・

こちらの記事も合わせてどうぞ!

コメント