街のにぎわいから少しだけ離れて、クリスマスの心温まる作品を味わってみませんか?
子どもの頃に感じたものとは違う感情を発見できますよ。
特に、人生の経験が多い方ほど「クリスマス」には深く伝わるものがあるのです!
どこかに置いてきてしまった大切な心を取り戻すことが出来るかも知れません。
クリスマスの本当の意味は、そこにあるのかも知れないのです!
心が乾燥ぎみのあなたへ。とっておきの10冊を紹介します。
心がふるえるほど切なくて美しい作品
貧しくて切ないけれど、一番大切なものが確認できる!
クリスマスのプレゼントを買うために、自分のいちばん大切な宝物を手放してしまう夫婦の愛の絵物語です。オー・ヘンリーの心を打つ短編の代表作です。加えて、素晴らしい絵から心が伝わってきます。
夫婦の絆を思い出すことができる作品です。そして、驚きから納得へと心が揺さぶられます。さらに、自分が忘れていた感情がよみがえります。「賢者」とは誰かを考えるのがヒントです。誰もがクリスマスを前に、大切なものを忘れていたことに気づくことができる作品ですよ!
本当の意味が分かるのは大人になってから?
クリスマスが近づく度に、ぜひ読み返してほしい1冊です。子どもに真実を伝える場面で、誰もが直面する現実の難しさ。実際に内容を理解できるのは大人になってからかも知れないのです。親の苦労が大人になってやっと気づくように、ハッと気づくことがありますよね。時代が変化しても本質は変わらないことを証明している名作です!
子どもの純粋な心、信じるということについて考えさせられる
純粋さを大人になっても持ち続けることはできるのか?素直に信じる心を持っているのか?あまりにも美しいイラストに引き込まれてしまう1冊です。
誰もが経験する純粋であり続けることの難しさ。信じ続けることの難しさ。これらが問われていると感じるのです。子どもにも、大人にも読んでほしい名著です。
これこそ大人の絵本!現実問題がファンタジーに満載!
年に一度の大切なクリスマス。そこにある貧富の差、病と孤独、嫉妬と意地悪など、実話を元に作られたファンタジーです。義理と人情、猫の反省心などがリアルに伝わってきます。見事な作品です。
親にも子どもにも手にとって一緒に読んでほしい1冊です。
ちょっとだけ長いお話なので、子どもへの読み聞かせには2,3日必要かも知れません。時間がかかっても読んでほしい内容で、一度読んだら忘れられないでしょう。本当に美しいストーリーですよ。2度3度と読み返してみたくなる作品です。
長編なんですが、子どもへ深い理解が与えられる作品です!
クリスマスに願いを込めるのは自然なことです。自然なことだからこそ、大切なことがあるのです!
寂しさの中に生きている少女。ちいさな人形。そして、こどものいない夫婦。ものが大切ではない生き方をそっと教えてくれているような、やさしいやさしい展開が進んでいきます。
次の世代を担う子ども達への深い真心があふれている作品です。偶然が偶然でなくなる驚きの展開が待っていますよ!
読んだ後にことばが出てこなくなる感動を!
どうしてこんなに心が暖かくなるのか不思議な1冊
子どもへ読んであげたい。そして大人になってもう一度読んでほしい本です。
この作品を翻訳した人は、きっと子どもの心をちゃんと持った人でしょう。会話の内容が子どもによくわかることばであふれています。
与えること、捧げることがどれほど素晴らしいことか、というメッセージがろばの考えや行動を通して表現されています。そして、大切な存在がプレゼントになってやって来てくれます。これがクリスマスのメッセージなのですね。
アメリカ本国では教科書になった物語
お金がなくても楽しく過ごせること。無垢な心。自然の美しさ。人生の意味。
クリスマスは誕生のイメージですが、このストーリーには死のイメージがあるのです。それでも人は生きる価値があることや、人を大切に思うことに価値があることを再確認できるのです。人生のところどころには忘れられない幸福な瞬間がいくつもあることが理解できるのです。クリスマスには必ず読みたくなる1冊です。
日本の教科書やセンター試験に出た感動の1冊!
愛犬が死んだ翌日に出会った不思議な少年と過ごした1日の物語です。それがクリスマス前のことだったのです。
なにがすごいかと言うと、ひとつひとつの描写が手にとるように見えるのです。なによりも、自分の生き方が問われているように感じてならないのです。
ぜひお父さんに読んでほしい1冊!
絵本を娘のために読むと約束したお父さんが、娘が寝る時間になっても帰ってきません。娘のまゆちゃんはお父さんは何しているのか色々想像します。どんどん想像がふくらみます。
忙しいお父さん。やさしいお父さん。約束を守るお父さん。
ふだんの何気ないお父さんと娘のやり取りが暖かく描かれています。
クリスマスの前に読むと、お父さんがサンタさんにも見えてくるのです。
こんな絵本はめったにないのでおすすめします。
またまたお父さんに読んでほしい1冊というより決定版!
家族についての短編集です。家族だからこそ、距離感が難しいことや嬉しいことがイロイロあるのです。特にお父さんに読んでほしい決定版です。そうそう!それそれ!なるほど。といった思いを深く感じ、家族のことについてたくさん考えさせられる内容であふれていますよ。
まとめ
クリスマスは家族をはじめとする「人とのつながり」を大切にしたい時期です。
一年の最後が近づく落ち着かない季節ですが、そんな時こそ無理をしてでも良書を読んでみませんか?
昔、自分が肉体労働をしている時に会社の上司から言われたことがあります。構造不況の時でした。
「仕事をするなら力を使え。力がなかったら知恵を出せ。知恵もなかったら出てゆけ」と。
力がなくても知恵がなくても良書があれば、こころが元気になるのです。
文字や文章で力づけられることもあるのです。この経験は財産になるのです!
クリスマス前に、そして年末の忙しい時に、ぜひ良書を手にしてください!
きっときっと力が出てくることでしょう。
クリスマスには、そのような贈り物が届けられるのです!
多くの人がクリスマスを大切にしたい理由は、ここにあるからなのです!
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