多くの人の共感を得られる、「あるある」というもの。
あることについて知りたいとき、経験者たちの「あるある」はとても役に立つものです。
ドイツに留学した人が、思わずウンウンとなってしまう「あるある」には、どんなものがあるのでしょう。
留学経験者による「あるある」で、あなたもドイツ留学のイメージをつかんでみませんか?
うなずき多数!ドイツ留学にまつわるあるある7選!
ドイツに長期滞在する方法はいくつかありますが、その中でも手軽なのは留学でしょう。
留学経験者なら「あるよねー」な、あるあるを7つ選んでご紹介します。
●身近な野生動物に驚く
ドイツでは、普通の住宅街にもリスやハリネズミなどの小動物が出現します。
田舎の街に限ったことではなく、比較的大きな都市でもです!
日本での居住地によっては、イノシシやシカに飽き飽きしている場合もあるでしょう。
しかし、突然道を渡るリスや公園のウサギに出くわすと、やはり驚きと感動を隠せません。
●冬でも外でお茶をしたがる!?
ドイツ人は、寒くても外にいるのが好きな人が多い印象です。
街のあちこちで見かけるカフェは、たいてい店の外にも席を設けています。
夏は納得ですが、冬でもです。
日本人なら、寒ければまず店内に入りますよね。
ドイツでは、店内の席が空いていても外に座る人も多いのです。
そのため、外席にはブランケットを置いてくれているカフェもありますよ。
●やたらにジェスチャーすることが増える
日本語会話には、肩をすくめたり、目をギョロッと回したりするようなジェスチャーはあまりないですよね。
しかし、ドイツ人と会話するようになると、そういうものが当たり前に身についてしまいます。
ドイツ語を話す分にはむしろいいことですが、日本人同士で話すときには少し大げさに感じられます。
「何をやっているんだ」と、我に返って恥ずかしくなることも…。
●慣れないハグに戸惑う
日本人は、ハグなどの近しいボディータッチには不慣れなもの。
ドイツでは、ことあるごとにギューッと抱き締められたりすることはたくさんあります。
友人同士なら、異性でハグすることも珍しいことではありません。
気を付けたいポイントは、そこに友人以上の関係があるのかと期待してしまうことです。
そこにそういう気持ちがまったくないかどうかは、場合によります。
圧倒的に多くの場合は、単なる親愛の情を示したものなのです。
●役所の仕事のやり方に唖然とする
留学に行くと、住民登録などの手続きを行うために役所へ行かなくてはなりません。
手続きも1度で終わらずに、数回に及ぶこともあります。
それだけでもうんざりなのに、職員から衝撃の言葉を聞かされることも…。
「私は分からないから、また後日来てください」
今までの担当者が休暇に出てしまい、代理の職員に対応されたときによく言われるセリフです。
代理であっても、ちゃんと仕事をしてくれるものです。
「それは前の人の仕事でしょ?私の仕事ではないから知りませんよ」
こう言われてしまったら、ブツブツ文句を言いながらも出直すしかないのです。
●野菜を使いきれなくて腐らせる
留学中は、昼は外で食べても、朝と夜は自炊するという人もいるでしょう。
買い物をすることになるスーパーは、とにかく大容量で野菜を売る店が多いのです。
ドイツ人の主食であるジャガイモなどは、キロ売りは当たり前。
たくさん入っているもののほうが、ばら売りより割安なのは日本と同じです。
留学中の自炊は、多いようで意外と少ないもの。
イベントに出かけたり友達のうちで食べたりしているうちに、買った野菜を消費しきれなくなります。
結果、収納場所であるロッカーの中などで腐らせてしまい、しぶしぶ片付ける羽目になるのでご注意を。
●飲食店に同伴や電車に乗る犬を見かける
ドイツでは、あえて禁止がされていなければ、犬を同伴して飲食店に入れます。
どちらの場合も、躾されていることが第一条件ですが、だいたいどの犬もお利口です。
あるあるだけでは不安?まだまだあるドイツ留学の心配
言葉の通じない外国で生活するのは、本当に勇気のいることです。
あるあるで何となくイメージはできたけど、まだまだ不安なことはたくさんあるのではないでしょうか?
ここでは私個人の経験をもとに、ドイツへの留学に付きものの心配事について見ていきたいと思います。
●食べ物
留学という海外生活の中での大きな心配は、やはり食べ物のことでしょう。
ドイツはパン食が主流なので、パンはたくさん種類があります。
ご飯派な人は、お米は日本米に近いものがあるので鍋さえあればご飯は炊けます。
(鍋でご飯を炊くのも、ドイツ留学あるあるかも…)
大きな街なら、日本食材のお店もあります。
アジア食材のお店でも、日本ぽいものを売っている場合もあります。
何とかなるものです!
帰国してから恋しくなる味があるほど、案外ハマるかもしれませんよ。
●友達
これは、自分のやる気が大きく影響してくる問題です。
日本のように、一人でいる子に気を使って声をかけたりといったことは稀です。
気負うことなく積極的に話しかけて、気の合う相手が見つかるといいですね。
場所によっては、留学生向けのイベントを用意してくれている場合などもあります。
面倒でも参加してみれば、意外なところから交友関係が生まれるかもしれません。
●言葉
これは、習うより慣れろ!に尽きます。
留学にあたっていくらかドイツ語を勉強していっても、まるで通じないことはよくあります。
だからといって、自信を無くさなくてもいいのです。
話せないなりにも、伝えようとする気持ちはくみ取ってもらえるはずです。
「もしかして、こういうことを言いたいの?」
相手の推測から、理解が生まれる場合もあります。
失敗してもうまく話せなくても、自分の意思を伝える気持ちは忘れないでくださいね。
まとめ
国土面積や人口が書かれているようなものを読んだところで、身近には感じられませんよね。
「あるある」は、そんなときに役立つ新しい情報源ではないでしょうか。
「あるある」のよさは、たくさんの人が共感できる点にあると思います。
個人個人の体験談も、生の情報として大いに役立ってくれます。
しかし、ときには個人の価値観に左右されて、見え方が違ってくることもありますよね。
その点、あるあるネタはそういった部分が少ないのではないでしょうか。
絶対に正解というわけではないし、もちろん個人的な見方も含まれています。
しかし、多くの人が「そう思うよ!」というデータは、やはり見逃せないものだと思うのです。
私も留学したときは不安でいっぱいでした。
嫌なことも恥ずかしいことも、それなりに経験しました。
留学で人生の強みになるようなことを得られたわけでもないですが、私の大きな自信となっています。
不慣れな海外でがむしゃらに頑張った経験は、何も結果を残せなくても、あなたの貴重な財産となってくれるでしょう。
あなたのドイツ留学も、そういうものであってほしいと願っています。
コメント