「サクラ」ってほんとに綺麗ですよね。
お歳のせいか、しみじみ~綺麗だなって思うようになってきています^^
でも、知っているのは「ソメイヨシノ・シダレザクラ…」実はこれくらい…
日本人なのにこれくらいじゃっ!ってことで調べてみました。
そうしたら、びっくり!!
日本の桜は基本の野生種だけで9種類あり、それから交配されてできた園芸品種がなんと200種類以上もあるんですって!!
そして、日本のサクラの80%は「ソメイヨシノ」なんですって!!
この記事では基本の野生種9種と「ソメイヨシノ」が誕生するまでなどを、まとめてみました。ぜひ、サクラの世界へどうぞ~。
基本の野生種9種類
1ヤマザクラ(山桜)
宮城より西側の本州・四国・九州で自生しています。
「ソメイヨシノ」が誕生するまでは日本のサクラのなかで代表的な存在だったそうです。
別名「シロヤマザクラ」と呼ばれています。
このヤマザクラは奈良県吉野にある「吉野の桜」が有名なんだそうです。
なんと、30m近くまで成長します。その丈夫な性質から家具の材料や木材としても人気なんですね。
2オオヤマザクラ(大山桜)
北海道・北日本・四国で自生しています。
北海道で桜と言うとこの「オオヤマザクラ」のことを指すんですね。
耐寒性があり、ヤマザクラより全体に大柄で、花色がバラ色なのが特徴です。
別名「ベニヤマザクラ・エゾヤマザクラ」と呼ばれているそうです。
3カスミザクラ(霞桜)
北海道・本州・四国・九州に自生しています。
花や葉の部位に細かい毛が生えているので、別名「ケヤマザクラ」と言われています。
4オオシマザクラ(大島桜)
伊豆諸島・房総半島などの沿岸部に自生しています。
葉は塩漬けにして桜餅を包む葉として使われているんだそうです。
あの美味しい桜餅の葉は「オオシマザクラ」の葉っぱだったんですね^^
5エドヒガン(江戸彼岸)
本州・四国・九州と広く自生しています。日本から朝鮮半島にも伝わって咲いているそうです。
名前の通り、春のお彼岸頃に花を咲かせるのだそうです。
この桜は長寿で巨木・名木が各地にあるんです。
エドヒガンの変種で枝が下垂するものがシダレザクラなんですね。
園芸品種では「ヤエベニシダレ」「ベニシダレ」が有名です。
6チョウジザクラ(丁字桜)
宮城県の太平洋側・長野県南部・静岡県北部に自生しています。
花弁が小さく、がく筒が太く長い花の特徴から「丁」の字を連想させるのでこの呼び名になったそうです。
園芸品種では「ミヤマチョウジザクラ」「オクチョウジザクラ」などが有名です。
7マメザクラ(豆桜)
富士山麓・伊豆・房総地方に自生しています。
自生の地域から、別名「フジザクラ・ハコネザクラ」とも言われています。
豆桜と名前の通り、低木状の木にいっぱい花を咲かせるんです。可愛いですね~。
変異しやすい性質らしく「キンキマメザクラ」「フユザクラ」「チシマザクラ」「タカネザクラ」は変種によって生まれたんだそうです。
8タカネザクラ(高嶺桜)
「マメザクラ」の変種で、奈良県より北の本州・北海道の亜高山帯(低山帯と高山帯の間)に自生しています。
別名ミネザクラ(峰桜)とも言われ、高所によく自生が見られる桜です。
9ミヤマザクラ(深山桜)
北海道から九州までに自生しています。
別名「シロザクラ」と言われ、白い花を咲かせるそうです。
高い山や寒い地域に自生が見られる品種です。
10m近くまで成長することもあるそうです。
白い花のサクラ…サクラだと思わないかもしれませんね。
沖縄のカンヒザクラ(寒緋桜)
中国南部・台湾に自生していますが、琉球列島や鹿児島県に入り、石垣島や久米島で野生化していると言われています。
以上9種類と沖縄の「カンヒザクラ」についてまとめてみました。こんなに種類があり、自生しているなんてびっくりですね。
色・大きさ・開花順で引ける季節の花図鑑
日本のサクラの80%はソメイヨシノ!?
こんなに沢山の品種があるのに、日本のサクラの80%は「ソメイヨシノ」 なんですって!
江戸時代に染井村の造園師や植木職人が「オオヤマザクラ」と「エドヒガン」を交配させて誕生させたと言われています。
現在、日本で栽培されている「ソメイヨシノ」の全ては、クローン(挿し木や接ぎ木などで繁殖)によって増やした物なんですって。
なので、気温の違う地域でも一斉に開花すると言われています。
ソメイヨシノの特徴は葉が出る前に5枚の花びらが咲くことなんですって。
日本中で80%を占めるということは、それくらい「ソメイヨシノ」を植えたってってことですよね!
「ソメイヨシノ」好きなんでしょうかね~。
桜の特性~サクラを育てるには~
桜がもし…ベランダや庭にあったら~春が楽しみだなぁ~なんて思い、調べてみました。
1、日照を好みます。
とても日照を好むので建物の陰になるような場所はNGだそうです。
特に樹冠部に日が当たらないと花つきが良くないそうです。
2、土壌の乾燥や過湿に弱い
肥沃で適度に湿った排水の良い壌土や砂質壌土が良いそうです。
3、浅根性です
サクラの根は踏み固められたり、車の往来などで土壌が固くなってしまうと、呼吸作用が衰え、生育不良や根腐れの原因になってしまうそうです。
4、剪定を嫌います。
剪定部分から芽を出す力が弱いため、なるべく切らず自然な樹形にしてあげた方が良いそうです。
ですが、病害枝やからみ枝などは細枝のうちに早めに切り取ってあげましょう。
5、潮害に弱い種類が多い
多くのサクラは比較的弱いのですが、「オオシマザクラ」は例外で塩分に強いそうです。
6、連作を嫌います
サクラは「嫌地」(土壌養分の欠乏・土壌病原菌など)現象があるそうで、やむを得ず植える場合は、土壌消毒や古い根をすっかり取り除き、新しい土壌にしてから植えないと育たないそうです。
そして、サクラは大きくなる品種なので、鉢植えには向かないとのことでした…。
まとめ
サクラは基本の野生種が9種類あり、日本中に自生していることがわかりました。
そして、園芸品種がなんと200以上もあることがわかりました。
「ソメイヨシノ」は園芸品種で、日本の80%のサクラがこの「ソメイヨシノ」で、クローンで植えていたということがわかりました。びっくりですね!
サクラについて少し詳しくなったので、今年のお花見はちょっと違った目線からサクラを見て楽しむことができそうですね!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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