カタツムリの飼育は意外と簡単!注意したい5つのポイントで毎日元気

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梅雨時になるとよく見かけるカタツムリですが、実は意外と簡単に飼育出来るのを知っていましたか?

何を食べているのか
どんな環境を好むのか など

いくつかの注意点を押さえれば、子どもでも簡単に飼育することが出来るのです。

あの独特のフォルムや動きは、ずっと見ていても飽きません。
鬱陶しい梅雨のお供に、カタツムリを飼育してみませんか?

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長く付き合いたいなら…カタツムリの飼育で守りたい5つの注意点!


カタツムリは、そんなに複雑な世話のいる生き物ではありません。
しかし、適当に飼育していては、カタツムリをすぐに死なせてしまうことにもなりかねません。

お気に入りのカタツムリと長く付き合うには、いくつかの注意点を押さえて飼育することが重要です。

カタツムリの飼育では、どんなことに注意しなければならないのでしょうか。

湿り気が好き

カタツムリを見かけるシーズンを考えると、湿り気をほしがるのは納得出来ますね。
とはいえ、雨降りのようなびしょ濡れが好きというわけではないので注意です。

カタツムリが好むのは湿り気であって、水で濡れていることではないのです。
水で飼育ケースを濡らすのではなく、霧吹きで適度に湿り気を与えてあげましょう。

雫が滴るようでは、カタツムリの住環境が悪くなってしまいます。
あくまで、湿らせるという点に注意しましょう。

バランスの取れた餌

カタツムリが何を食べているか、ご存知でしょうか。
カタツムリは野菜類を主食とし、殻の強度を保つためにカルシウムも必要としています。

自然界では野草を食べたり、石やコンクリートから染み出る炭酸カルシウムを補給しています。
飼育においては、にんじん、ほうれん草、白菜などといった野菜を与えます。

カルシウム補給には、小鳥用のボレー粉というカルシウム食品(鳥用ですが…)を与える人もいます。
もっと手軽に、卵の殻を与えるだけでも十分です。

飼育するからには、カタツムリが少しでも長生き出来るよう、バランスのいい餌を用意してあげましょう。
野菜はカタツムリによって好みもありますので、数種類与えてみて、何が好きなのかを観察してみましょう。

また、餌を入れる小さな平皿などがあると便利でしょう。
飼育ケースに直置きしても問題はありませんが、掃除がしやすいという利点はあります。

住み心地のいい環境を作ってやる

カタツムリを飼育するのに、大掛かりな設備は必要ありません。
どこででも買えるような、網状の蓋がある飼育ケースで十分です。

水槽やその他のケースでも飼育は可能ですが、密閉環境はおすすめ出来ません。
カタツムリも生き物なので、新鮮な空気が必要です。
密閉容器の場合は蓋を外し、ガーゼで覆ってゴムで固定するといいでしょう。

ケースの底には、園芸で使われる赤玉土や、川砂のような物を敷いてやるのがおすすめです。
これらは水はけがよいのと同時に、いくらか保水力もあります。
乾燥を嫌うカタツムリには、打ってつけの床材ということです。

他に、カタツムリが登れるような木の枝だったり、保湿効果のある水苔を入れるという飼育方法もあります。

まずは必要最低限の環境から始め、カタツムリの飼育が軌道に乗れば、アイテムを増やしていってもいいでしょう。

毎日の世話をきちんとする

飼育するからには、毎日きちんと世話をしてやりましょう。
霧吹きで湿り気を与えるのはもちろんのこと、古くなった餌の処分や、フンを片付けたりなど、やることは意外とたくさんあります。

カタツムリのフンは、健康のバロメーターでもあります。

カタツムリは、食べた餌と同じ色のフンをします。

にんじんならオレンジ、ほうれん草なら緑というようにです。
同じ色のフンが出ていれば、カタツムリが健康である証なのです。

カタツムリの状態を確認すると同時に、カタツムリの水っぽいフンは腐りやすくもあります。
放置しては、飼育環境が悪くなる可能性もあるのです。
古くなった餌も同じような結果を招く恐れがありますので、注意しておきましょう。

人間もそうですが、キレイな環境で気持ちよく過ごしたいですよね!

寄生虫に注意

カタツムリを飼育する上で一番の注意点と言っても過言ではないのが、寄生虫の存在です。

カタツムリにいるという寄生虫は人間にも寄生し、脳などにダメージを与え、最悪の場合死に至らしめる力を持っています。

カタツムリは飼育も難しくなく、小さな子どもでも簡単に飼える生き物ではあります。
だからこそ、世話をした後は手洗いを必ず行ってください。
子どもが世話をする場合には、大人が傍で見守るのがいいでしょう。

カタツムリの世話をした後は、しっかりと石鹸で手を洗います。
カタツムリの寄生虫は乾燥にも弱いので、手をしっかりと乾かすことも忘れないようにしましょう。

このように、カタツムリを飼育するにはいくつかの注意点があるのです。
決して難しいものではないので、注意点をしっかり守り、カタツムリを飼育してみましょう。

小学生の自由研究にもおすすめですよ。


カタツムリは冬眠する!? 冬眠前後に注意すべき3つの飼育方法


カタツムリがどれくらい生きるものなのか、考えたことはありますか?
カタツムリは種類が多く、寿命は種類によって変わると言われています。

よく見かけるようなカタツムリは、一般的に2~3年程度が寿命だと言われています。
ということは、カタツムリを飼育していると、いわゆるシーズン以外の季節も一緒に過ごすことになりますね。

飼育する以上は、その点も知っておく必要があります。
湿り気を好むカタツムリですが、ベストシーズン以外はどのように世話をしてやるのがいいのでしょう?

カタツムリは冬眠する

カタツムリは、冬眠する生き物です。
自然で生きるカタツムリは秋のうちに栄養を蓄え、寒くなったら落ち葉や石の下で冬眠します。

暖房の効いた室内で飼育する場合には、冬眠しないと言われています。
冬眠させないなら常に暖かい部屋に置く、あるいは、冬眠を前提にずっと寒い場所に置くのがいいでしょう。
温度差が頻繁に生じるような場所で飼うと、カタツムリのリズムが崩れてしまいます。

冬眠する可能性が高い場合には、自然の中で冬眠するのと同じような環境を用意してやりましょう。
落ち葉を入れてみたり、潜り込めるような石を置くのもいいでしょう。

冬眠したと思ったら活動する場合もある

カタツムリは冬眠すると、殻の入り口に粘液による膜を張ります。
そうすることで、内部の水分が失われるのを防いでいるのです。

飼育中のカタツムリがこのようなことになったとしても、死んでしまったわけではないので心配はいりません。

カタツムリの冬眠期間は、10月から3月だと言われています。
しかしこの間ずっと冬眠しているわけではなく、気温が上がれば活動を再開します。

そういう場合もあるので、たとえ冬場でも、カタツムリをよく観察しなければなりません。
起きた時に食べられるように、餌も用意しなくてはならないからです。

基本的には同じ飼育方法を継続する

カタツムリは、冬眠したと思っても活動する可能性もあります。
室内で飼育する場合には、特にその可能性は高くなると思われます。

冬眠したカタツムリは動きませんが、飼育環境はいつも通りに整えておくのがいいでしょう。
餌は様子を見て与え、食べていないようなら処分します。

冬眠中であっても、乾燥は厳禁です。
乾き過ぎないよう注意して、霧吹きで湿り気を与えましょう。

3月くらいになって暖かくなれば、カタツムリは再び活動を始めます。
冬眠明けのカタツムリは動きも鈍く、餌の食いも悪いことがあります。
湿り気が不足している場合もありますので、霧吹きで湿らせてあげるといいでしょう。

まとめ

子どもの頃、カタツムリを飼育した記憶があります。
子どもが勝手にやっていたので、飼育というレベルではなかったかもしれませんが…。

食べた物と同じ色のフンをするのが面白く、見つけては捕まえ、飼育ケースに放り込んでいたのだと思います。

私がそうであったように、カタツムリは大変に子ども心をくすぐる生き物です。
のんびりとしていて簡単に捕まえられるし、うるさく鳴いたり、噛みついたりもしません。

世話もさほど難しくなく、子どもが飼育するにはまたとない存在かもしれませんね。
しかし、寄生虫には大いに注意が必要です。

我が家の息子もそうですが、子どもは急に何をしでかすか分かりません
カタツムリを触りまくった手を、ペロッと舐める可能性だって、十分にあり得ます。

飼育することこそ簡単ですが、カタツムリには衛生面での注意が必要になります

噛んだりしない安全な生き物だからと、子どもに手放しで飼育させないようにしましょう。
小さな子は、特に注意が必要です。

その点にさえ気を付ければ、カタツムリは大人も子どもも楽しめる生き物です。
くれぐれも手洗いを忘れず、カタツムリと楽しい毎日を過ごしましょうね!

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