高血圧と診断されたあなたへ!なぜ危険なのか

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気になる血圧の数値。

健康診断で高血圧と診断されたあなたへ!

高血圧の大きな要因は生活習慣にあるのです。

高血圧は脳や心臓に障害を起こすと言われています。

高血圧は本当にイヤですよね。

今回は高血圧が治らないあなたのために!

なぜ高血圧が良くないのかご紹介します!

まずは理解を深めて良い対策をしましょう!

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「血圧」について再確認しましょう

血液が血管の中を流れる時に血管の壁にかかる力が「血圧」

血圧とは

簡単に言うと、血管内の圧力のこと。

心臓から流れる血液が、血管を押す力。

通常は動脈(特に上腕動脈)の圧力のことを指します。

単位は mmHg(ミリメートル水銀柱)

血圧には「収縮期血圧」と「拡張期血圧」がある

心臓はポンプのようにギュッと縮まって血液を体の隅々まで送り出します。
この「ギュッと縮まった時」に血管にかかった圧力を『収縮期血圧』と言います。
心臓が膨らんで、血液が心臓に戻ってきた時の血圧を『拡張期血圧』と言います。

上の血圧…収縮期血圧(心臓が血液を押し出す時の最も高い血圧)

下の血圧…拡張期血圧(心臓が血液を取り込んだ時の最も低い血圧)

血圧の特徴

血圧の高さは、心臓が血液を送り出す力(心拍出量)と血管の抵抗で決まるのです。

・心臓が血液を送り出す力(心拍出量)が増えると血圧が上がります。

・血管の抵抗が大きくなる(血管の収縮などで)と血圧が上がります。

血管の弾力性も血圧に影響を与えます。

動脈硬化が進むと上の血圧が高くなり、下の血圧は低くなります。

血液の性質(サラサラやドロドロ)によっても血圧は変わってきます。
・サラサラ血液…抵抗が少ないので血圧は正常。
・ドロドロ血液…抵抗が多いので血圧が上がります。

血圧に影響を与える因子

・腎臓や神経系(交感神経)

・腎臓や副腎などのホルモン

・血管内皮の物質

・塩分の摂取量

血圧の変動が常にあることがポイント

・精神的、身体的活動が高まると血圧は上がります。

・朝目覚めると血圧は上がります。

・日中は比較的高く夜になると下がり、睡眠中は最も低くなります。

・季節によっても変動します。冬は高く夏は低くなるのです。

・加齢によって上昇傾向があります。

高血圧とは?

上が140mmHg以上、下が90mmHg以上が高血圧

日本高血圧学会による「高血圧ガイドライン2014」によると、診察室で測定した場合、収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上を高血圧としているのです。

高血圧

診察室で測定

収縮期血圧140mmHg以上/拡張期血圧90mmHg以上

参考日本高血圧学会 高血圧ガイドライン2014

血圧が高いと何が危険なの?

血圧が高い状態が続くとどうなるのでしょうか?

高血圧は脳や心臓にダメージを与えます

高血圧は、血管に圧力がかかり続けるので、血管はだんだん厚くなると同時に硬くなります。

そうなると、血管の柔軟性が失われてもろくなり、動脈硬化になるのです。

動脈硬化の初期は自覚症状がないためにどんどん進行します。

このままでは循環器の疾病である脳卒中心疾患などを引き起こす可能性が高くなるのです。

高血圧は、放おっておくとあらゆるタイプの循環器病の原因になることが分かっているから危険なのです。

合併症があるとさらに危険です

高血圧に合併症が起きると血管のダメージは加速します。

糖尿病・脂質異常・肥満などが高血圧に加わると脳出血脳梗塞狭心症心筋梗塞などによって死亡するリスクが増えるのです。

まとめ

普段から血圧を計るのを習慣にしたいですよね。

自分の血圧を把握して、まずは生活習慣を改善することが大事な取り組みになります。

特に塩分を控えめにした食事とカロリーのコントロールから始めるといいでしょう。

そして、適度な運動が効果的と言われています。

運動は、ちょっとキツイけれど、楽に会話ができるペースで持続できる運動がおすすめです。笑顔でできる有酸素運動がイチオシです。

生活習慣の改善はこちらの記事もおすすめします。

この記事は下記のサイトを参考にしました
参考国立循環器病研究センター

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

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