お月見はいつどこで誰が始めたの?お団子の数も決まっていた?

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もうすぐお月見の季節がやって来ます。

お月見といえば、秋を代表する伝統行事の一つですね。

ススキなどの飾り付けをして、月を眺めながらお団子を食べる、といったイメージが定着していると思います。

うさぎが月で餅つきをしている絵などもよく見かけますね。

さて、そんなお月見ですが、いつどこで誰がはじめたものなのかご存知ですか??

あまり意識せずに今まで来ていましたが、お月見の時期になると毎年しっかりお団子だけは食べているので、一度きちんと由来や意味を調べてみることにしました。

お月見は好きだけれど、あまり深く意味までは知らない、という方は是非読んでみて下さい。

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お月見の始まりはいつどこで?


まず始めに、お月見とはいつからある行事なのでしょう?

お月見とは満月を眺めて楽しむことで、昔々の中国の観月(かんげつ)の宴である「中秋節」に由来しています。

日本の伝統的な行事は、古来中国が由来しているものがとても多いですね。

名月に月を鑑賞するという風習は唐の時代頃からと言われています。

日本でも縄文時代にはすでにそういった風習があったようです。

ただ、この頃のお月見はお団子を食べたり、ススキを飾ったりといったことはせず、純粋に月を眺め楽しんでいたそうです。

由来や意味は?

お月見の規模が大きくなったのは平安時代の頃と言われています。

当時の貴族達が、美しくも儚い月にまつわる歌を詠んでいる書物がいくつも残っていますね。

その後、江戸へと時は流れ、この時期が農作物の収穫の時期と重なることから、豊作を祈る「収穫祭」として庶民に親しまれるようになって行きました。

神様に豊作のお礼をする大切な行事だったのですね。

そうして一般家庭でもお月見が定着していったといわれています。

中秋の名月とは?


中秋の名月とは、旧暦8月15日を指します。

「十五夜」という言葉を聞いたことがあると思いますが、十五夜とはこの「中秋の名月」と同じ日を言います。

中秋の名月というと、綺麗な満月のイメージがありますね。

しかし、実際は旧暦8月15日が満月になることはとても少ないのだそうです。

なぜなら、旧暦と新暦には多少の差異があるため、そのわずかな違いでどうしても月の満ち欠けが生じてしまうのだそうです。

ですが2021年、2022年、2023年は3年連続で中秋の名月が満月になるそうですよ。

ちょうど旧暦と新暦の差異がゼロになり、合致するというわけですね。

今年の十五夜は少しばかり欠けている計算なので、お天気が良ければじっくり観察してみるのも楽しいと思います!!


お月見団子の数は決まっている?


お月見といえば、お月見団子やススキの飾りつけが思い浮かびますね。

お月見は中国由来ですが、古くは中国では普段の年は12個、うるう年には13個お団子をお供えしていたそうです。

現在では十三夜には13個、十五夜には15個お供えするのが一般的となっています。

 

お団子が月と同じように丸く、欠けてもまた満ちることから、生死の象徴と捉えていたことの名残から、それを食べることで幸せで健康に過ごせるという考えに基づいているそうです。

 

また、ススキを飾るのにも意味があります

 

ススキは稲穂の代わりとして飾られ、月の神様がススキに宿り、五穀豊穣を見守ってくれる、と考えられています。

この時期にはまだ稲穂がないため、その代わりにススキをお供えするようになったそうです。

また、ススキは魔除けとしての役割もあるそうで、お供えしたススキを軒先に吊るして、その年の無病息災を願ったともいわれています。

詳しくはこちらの記事で!

まとめ


いかがでしたでしょうか?

お月見はとても深い意味合いがある伝統行事だったのですね。

農作物の収穫への感謝だったり、豊作祈願であったりと、たくさんの思いが込められていることがわかりました。

秋の収穫時期と重なり、ひときわ美しく輝く月は、いくつもの時を経てもなお、沢山の人々に愛されているのでしょうね。

さて、今年のお月見は9月13日で、満月は9月14日です。

今年は美味しいお団子を食べながら綺麗な月を眺め、そして秋の豊作、五穀の実り、そして収穫に感謝してみませんか??

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