失恋すると、普通であれば何日も落ち込んで食も喉を通らない。
自分が世界で一番みじめな存在だと思いこんでしまう。
そんな状況になったりします。
失恋というのは心理的ダメージが大きく二度と恋愛なんてしたくないと思いますよね。
ですが、「失恋」したからといって誰もが涙を流すとは限らないのです。
失恋がショックではないと感じる場合もあるんです。
涙が出ないとしても異常ではありません。
この記事ではその理由を解説しますね。
失恋したのに涙が出ない!考えられる理由は?
1、 自分の状況が理解出来ていない
人間は、思っている以上に理性的なもの。
そうであるからこそ、急激な状況の変化や心を揺さぶられる状態などの緊急事態に直面した場合、その場の状況をすぐに理性的に受け止められない場合があるんです。
深層心理でもその状況を受け入れることを直感的に拒否するような、防衛本能が私達には備わっているのです。
ものごとを冷静に受け入れることができるようになるには、人によって必要な時間が違うのです。
ある人は数秒、またある人は数時間でその状況が受け入れられるのですが、人によっては数ヶ月たってやっと受け入れられるようになる場合もあるのです。
パニックの状態もこのようなケースです。パニックがおさまると何が起きてどうなったということを受け入れることができるようになるのです。
2、 理性的判断で涙を流す時ではないという指令が出ている
感情的な部分よりも理性的な部分が優位になっている性格の人の場合に多く見られる状況です。
感情を爆発させてスッキリするとストレスが少なくなるのです。ところが、感情を理性でブレーキをかけてぐっとこらえるタイプの人がいます。
聡明誠実で誠意のある方に多く見られます。良し悪しの問題ではないのですが、必要以上にためこまないことをおすすめします。
3、自分が勘違いをしていたと理解する
恋人だった人のことをただ憧れていただけだったと判断する場合があります。
できれば両想いが良いけどそうじゃなく、それが愛ではなかったと判断したということです。
現実というよりはどこか二次元に近い感覚で恋人のことを想っていた場合もあります。
きっとそのときの自分に酔っていて、恋に恋していたのかもしれません。
そうじゃない場合だと元々の性格によりますが、あなたがポジティブに考えられる人だということです。
4、自分自身を納得させた場合
上の3項目とは逆の考え方ですね。
自分自身を良しとして受け入れができた場合は涙は出ませんよね。
「よし、次行ってみよう!」なんて考えられる人も中にはいるでしょうね。
自分の中で完結することができた場合などはクールでいられますよね。
失恋したのに涙が出ないのは何がおきているの?
1. 拒絶される恐怖がぬけない
拒絶されることが大丈夫だという人はいないと思います。
ただ傷つくのが怖いという理由からだけでなく、その後の生涯を一人きりで生きていかなければいけないのかという恐怖を感じてしまっているのかもしれません。
予期せぬショックを人間が受けてしまうと副交感神経が反応してしまい、コントロールする機能が低下することがあります。
副交感神経系は身体の大事な機能で、本人の意志でコントロールができるのものではありません。
拒絶を受けたと感じた時は身体が敏感になってしまい心拍数がゆっくりになってしまうので、ひたすら怯える行動をするように脳が指示を出してしまうのです。
悲しさよりも恐怖心が勝っている場合は 涙は出ませんよね。
これまでに悲しい出来事や大きな恐怖の経験がある場合にはこのようなケースも。
3、 現実的な痛みを伴う
別れにおける精神的苦痛は、胸の圧迫感や吐き気などを伴います。
別れを経験した人の脳は、苦痛や物理的な痛みを制御する領域にも及んでしまうのです。
脳は、ストレスホルモンを出す機能をコントロールしていて、そのことがきっかけで次々と体に大きな影響をもたらしてしまいます。
別れは心の病によって死に値するほどのストレスになっているのです。
失恋をして涙が出ない人は意外と多い?
失恋して涙が出ない人は私の周りにも多く、その理由として「恋人の付き合いはお互いに学び合う役目が終わったら自然と離れるもの」と理解しているからなのです。
実際に付き合ってみて恋人から学ぶことはたくさんあるかもしれません。
ですが、それが今後「自分にとってプラスになっていくかと言われるとそうではない」という客観的で冷静な考えをすることができるというだけなのです。
色んなタイプの方がいて、引きずる人もいればさっぱりしている人もいます。
いつまでも悲しんでいてもどうしようもないし、ましてやいい恋だったと思える方なら本当に素晴らしいことだと思います。
あなたの中で気持ちの整理がついているということで、気持ちの切り替えが上手く出来る人なのでしょう!
まとめ
失恋に至った原因を反省して、次の教訓にすることは大切ですが、次の恋でも失敗するなんて絶対に避けたいですよね。
過去の失恋には、長く浸らずすぐ忘れることが大事ですよ!
失恋後は異性の見方がいつもどおりではなくなっていることを自覚して、自分本位の恋愛ばかり繰り返すことのないようにしましょう。
長続きする、次の恋に出会いたいならば、失恋の傷は「仕事や友人関係」で満たしていってくださいね。
そう考えると、切れる縁にすがるというのは、切れる縁を見えない線でつないで新しく入ってくる縁を遮断してしまっているだけなので「良縁」が入ってこないということです。
なので、新たな縁を呼び寄せるために切れる縁に執着してすがっていてはダメなんです!
最後に、涙が出ないことはまったくもって異常ではありません。
むしろ別れて学んだことが沢山あったから、悲しいと思わないのだと思います。
あなたはもう別れを制裁していると思いますが、良い縁に巡り会うためちゃんと自分の手で幸せをつかむべく毎日を生きていきましょう。
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