お盆に海で泳ぐとダメな理由は科学的根拠が4つもあったのです!

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お盆の時期に海に行くのは良くないって耳にしたことありませんか?

「幽霊に足を引っ張られる」とか「お盆の海は霊が集まっていて、連れて行かれる」とか。

迷信でしょ…って気にしないでいたのですが、ほんとのところはどうなんだろう!と調べてみました。

そうしたら「土用波」「離岸流」「台風による海水温低下」「クラゲ」とちゃんとした4つの理由がありました!!

順に詳しく紹介していきますね^^

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土用波(どようなみ)

土用の時期(7月20日~8月7日)辺りに、大きな台風が南の太平洋上に発生し、この台風によるとても強い風が波のうねりを生み出して、日本の海岸まで押し寄せ、高波を起こす現象のことを言います。

 

この土用波の怖いところは、遠くの海上で発生している台風なので、自分のいる海は天気も良くて風も穏やかなので、気が付きにくいことです。

そして、高波が発生したと気が付いた時には、巻き込まれてしまっている…と恐ろしいことになってしまうそうです。

 

昔は気象学が発達していなかったので「夏の土用の時期には大波が発生する」と漁師の間では恐れられていたと言われています。

 

離岸流(りがんりゅう)

海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとするときに、一部の場所で沖に向かって強い流れが発生する現象のことを言います。

その一部の場所の幅は、10~30メートルくらいで、流れの早さは最大で秒速2メートルくらいなのです。

 

この、幅の10~30メートルだったら、海岸と並行に移動すれば逃げられるから大丈夫!

その、秒速2メートルくらいなら、人の早歩きくらいの流れなので、そんなに早くないから大丈夫…!

と思ってしまうようなのですが、急な出来事なのでパニック状態になってしまうそうです。

そして、水中で感じる流れの速さは思っていたより速く、あっという間に沖に流されてしまうのです。


台風による海水温低下

 

台風が多発するお盆の時期は、通るたびに海水温が低下するということです。

 

そのメカニズムには2つあって

①台風の強い風で海面の海水が蒸発します。この蒸発によって海面から熱が奪われて海面水温が低下してしまいます。

②台風の反時計回りの風で、海面下の冷たい海水が引っ張り上げられる現象が起き、海面の温かい海水とかき混ぜられて海水温が低下してしまうそうです。

 

なので、台風が過ぎ去った後に海に入ってみると、とても暑いのに海水は冷たい!なんてことが起きるのだそうです。

この低い水温での海水浴は、痙攣や足がつったりして溺れる危険性が増して危ないんだそうです。

クラゲ

 

お盆はクラゲが増える時期なのです。

 

が、この「増える時期」、実は増えているのではなく、すくすく最大サイズまで育つ時期なので、見つけやすいと言うことで増えているは勘違いなのだそうです。

 

しっかり大きくなっているので、刺されると痛い・ミミズ腫れの被害も増えるということで注意が必要なのです。

 

クラゲ対策として「クラゲよけローション」が出ていて使ったことがあるのですが、少量では刺されてしまいました。

大量に塗ったら効果がありました。が、お値段の割には少量のローションなので、経済的ではないと思いました。

まとめ

 

お盆の時期の海には「土用波」「離岸流」「海水温低下」「クラゲ」と4つも危険なことがあるということでした。

 

「幽霊に足を引っ張られる」「お盆の海は霊が集まっていて、連れて行かれる」など霊がと言う話は、昔の人の「海に人を近づけない」と願いを込めての知恵だったのではないのかなと思いました。

お盆に海に行く場合は、これだけの危険なことがあることを理解した上で楽しんで来てもらえたら、と改めて思いました^^

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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