読書感想文は課題図書の過去作品から!題名とあらすじを紹介!

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夏休みの子どもの敵?な読書感想文。

その年の課題図書から本を選ぶのもいいですが、過去の課題図書に興味はありませんか?

課題図書には、読書感想文を書くためのいろいろなテーマが詰まっています。

過去の課題図書を参考に、読書感想文の本選びをしてみてはいかがでしょう?

この記事では、それぞれの図書の紹介とあらすじをはじめ、読書感想文を書く時のポイントを紹介します!

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  1. 今でも読みたい作品だらけ!!読書感想文課題図書の過去の本を探れ!
  2. ●第61回(2015年度)
    1. ☆小学校低学年
      1. *かあさんのしっぽっぽ(BL出版)
      2. *クレヨンからのおねがい!(ぽるぷ出版)
    2. ☆小学校中学年
      1. *ぼくはうちゅうじん:ちきゅうのふしぎ絵本(アリス館)
    3. ☆小学校高学年
      1. *ぼくのひかり色の絵の具(ポプラ社)
      2. *レジェンド!:葛西紀明選手と下川ジャンプ少年団ものがたり(講談社)
    4. ☆中学校
      1. ブロード街の12日間(あすなろ書房)
    5. ☆高等学校
      1. ペンギンが教えてくれた物理のはなし(河出書房新社)
  3. ●第62回(2016年度)
    1. ☆小学校低学年
      1. *アリとくらすむし(ポプラ社)
      2. *ひみつのきもちぎんこう(金の星社)
    2. ☆小学校中学年
      1. *さかさ町(岩波書店)
      2. *二日月(そうえん社)
    3. ☆小学校高学年
      1. *ここで土になる(アリス館)
      2. *ワンダー(ほるぷ出版)
    4. ☆中学校
      1. ABC! 曙第二中学校放送部(講談社)
    5. ☆高等学校
      1. シンドラーに救われた少年(河出書房新社)
  4. ●第63回(2017年度)
    1. ☆小学校低学年
      1. *アランの歯はでっかいぞこわーいぞ(BL出版)
      2. *ばあばは、だいじょうぶ(童心社)
    2. ☆小学校中学年
      1. *干したから…(フレーベル館)
      2. *くろねこのどん(理論社)
    3. ☆小学校高学年
      1. *転んでも、大丈夫:ぼくが義足を作る理由(ポプラ社)
      2. *ぼくたちのリアル(講談社)
    4. ☆中学校
      1. 円周率の謎を追う:江戸の天才数学者・関孝和の挑戦(くもん出版)
    5. ☆高等学校
      1. ストロベリーライフ(毎日新聞出版)
  5. ●第64回(2018年度)
    1. ☆小学校低学年
      1. *なずずこのっぺ?(フレーベル館)
      2. *ルラルさんのだいくしごと(ポプラ社)
    2. ☆小学校中学年
      1. *すごいね!みんなの通学路(西村書店)
      2. *レイナが島にやってきた!(理論社)
    3. ☆小学校高学年
      1. *クニマスは生きていた!(汐文社)
      2. *奮闘するたすく(講談社)
    4. ☆中学校
      1. 一〇五度(あすなろ書房)
    5. ☆高等学校
      1. わたしがいどんだ戦い1939年(評論社)
  6. どこから手を付ければ…?読書感想文は実はこんなに簡単!
    1. ●コレ!という本を選ぶ
    2. ●本は最低でも2回は読む!
    3. ●自分の感想文を書く
  7. まとめ

今でも読みたい作品だらけ!!読書感想文課題図書の過去の本を探れ!


読書感想文のための、過去の課題図書を集めてみました。

2015年度分より、過去4回分を一部抜粋してご紹介しましょう

読んでみたい作品が見つかるかも?

あらすじを付けた作品もあります。

●第61回(2015年度)

☆小学校低学年

*かあさんのしっぽっぽ(BL出版)

 

あらすじ

和菓子屋を営むお母さんは朝から晩まで大忙し。
娘の結衣はお母さんともっと話をしたいのに、なかなかその時間もありません。

学芸会で、キツネにまつわる民話の劇をすることになった結衣。
その中に、キツネに体を乗っ取られた女の人が出てきます。
いつも忙しく、時に怖い顔で結衣を叱るお母さん。

お母さんは、もしかしてキツネに食べられちゃったの?
目の前のお母さんは、キツネが化けている?
そう思った結衣は、化けキツネのしっぽを探し出そうとしますが…。

 

 

*クレヨンからのおねがい!(ぽるぷ出版)

 

 

☆小学校中学年

*パオズになったおひなさま(くもん出版)

 

あらすじ

愛花のおばあちゃんが、ひなまつりに必ず作るパオズという肉まん。
学校でその訳について発表することになったので、愛花はおばあちゃんに尋ねます。

おばあちゃんが話してくれたのは、子どもの時に中国の大連に住んでいたことでした。
そこで仲良くなった中国人のリンちゃんのこと、家族が出会った悲しい出来事…。
おばあちゃんの作るパオズには、戦争によって引き起こされたいろいろな思い出が詰まっているのでした。

 

 

*ぼくはうちゅうじん:ちきゅうのふしぎ絵本(アリス館)

 

☆小学校高学年

*ぼくのひかり色の絵の具(ポプラ社)

 

 

 

*レジェンド!:葛西紀明選手と下川ジャンプ少年団ものがたり(講談社)

 

 

☆中学校

ブロード街の12日間(あすなろ書房)

 

☆高等学校

ペンギンが教えてくれた物理のはなし(河出書房新社)

 

 

●第62回(2016年度)

☆小学校低学年

*アリとくらすむし(ポプラ社)

*ひみつのきもちぎんこう(金の星社)

あらすじ

ゆうたが悪いことをすると、どこからかジャリーン!と大きな音がします。
それは、ゆうたの「きもち通帳」に黒コインが貯まる音。
自分勝手なことや意地悪をすると、黒コインが貯まっていくのです。

家に届いた案内はがきを見て「きもち銀行」に行ってみると、ゆうたは番頭さんに言われます。
「思っていることと違うことをやると、黒いコインが貯まるのです」
そして、見せてもらったきもち通帳には、黒いコインがいっぱい!

ゆうたは考えます。
本当は、どんなきもちであんなことしたんだろう?
困っている友達に、声をかけなかったのはなぜだろう?

子どもだって、いつも自分の気持ちに正直なわけではない…。
嫌だな、恥ずかしいな、でも嬉しいな。
子どもだって、そんな気持ちに振り回されているのです。

☆小学校中学年

*さかさ町(岩波書店)

 

*二日月(そうえん社)

☆小学校高学年

*ここで土になる(アリス館)


大西暢夫・著

*ワンダー(ほるぷ出版)

 

あらすじ

生まれつき、顔面に障害のあるオギーことオーガスト。
その誰をもぎょっとさせてしまう顔つきから、みんなに怖がられていました。

10歳で初めて通うことになった学校でも、オギーは悪い噂の的。
顔を見て悲鳴を上げられ、「病気がうつる」と避けられます。

しかし、話の面白いオギーに、次第に惹かれていく子どもたちもいます。
そんなある日、夏に行われたキャンプでオギーは事件に巻き込まれることに…。

☆中学校

ABC! 曙第二中学校放送部(講談社)


市川朔久子・著

☆高等学校

シンドラーに救われた少年(河出書房新社)

 

あらすじ

ユダヤ人であるというだけで、ナチスなら迫害を受けていた人々。
全体から見ればほんの一握りに過ぎないが、しかし多くのユダヤ人を救ったドイツ人実業家・シンドラー。
彼の「リスト」に載ることは、ユダヤ人にとっての最後の希望でした。

そのリストに名前を載せてもらい、生き延びることのできたユダヤ人の少年レオン。
終戦後にアメリカに渡り教師になった彼が、後に自らの経験を記した一冊です。


●第63回(2017年度)

☆小学校低学年

*アランの歯はでっかいぞこわーいぞ(BL出版)

 

あらすじ

ワニのアランは、ジャングルでみんなを怖がらせるのが日課です。
怖いワニの一族ではありますが、怖がらせるための努力も怠りません。

自慢の大きな歯は、1本1本時間をかけて磨きます。
ところが、実はこの歯は…?

*ばあばは、だいじょうぶ(童心社)

☆小学校中学年

*干したから…(フレーベル館)

*くろねこのどん(理論社)

☆小学校高学年

*転んでも、大丈夫:ぼくが義足を作る理由(ポプラ社)

*ぼくたちのリアル(講談社)

☆中学校

円周率の謎を追う:江戸の天才数学者・関孝和の挑戦(くもん出版)

☆高等学校

ストロベリーライフ(毎日新聞出版)

●第64回(2018年度)

☆小学校低学年

*なずずこのっぺ?(フレーベル館)

 

あらすじ

ひとつの花の芽巡る、昆虫たちの小さな日常。
それを彩るのは、聞いたことのない昆虫たちの話す「昆虫語」です。

「なずずこのっぺ?」は「なにこれ?」という意味だそう。
絵本中に散りばめられた、生き生きとした昆虫語を楽しみたい!

*ルラルさんのだいくしごと(ポプラ社)

 

☆小学校中学年

*すごいね!みんなの通学路(西村書店)


ローズマリー・マカーニー・文/西田佳子・訳

*レイナが島にやってきた!(理論社)

 

あらすじ

島で暮らす優愛は、学校でただ一人の4年生。
そこへ、同じ学年の女の子が島へやってくることを知ります。

現れたレイナは、しかしちょっと変わり者。
始業式には遅れるし、いきなり木に登って歌を歌っちゃう!
里子という複雑な事情を抱えた少女レイナと、島の子どもたちの交流のお話です。

☆小学校高学年

*クニマスは生きていた!(汐文社)

 

*奮闘するたすく(講談社)

 

☆中学校

一〇五度(あすなろ書房)

 

☆高等学校

わたしがいどんだ戦い1939年(評論社)

 

あらすじ

1939年、戦争中のロンドンが舞台です。
足が不自由なことで、母親から虐待を受けているエイダ。
歩く練習をし、やがて弟と疎開をします。

疎開先で、エイダは自らを理解してくれる人々に出会います。
母親から否定され続けてきた彼女が、これまでの世界から抜け出し、自分というものを取り戻すまでの戦いを描いた物語です。

2015年度分から、抜き出して載せてみました。
ほんの一部ですが、かなり興味を引かれる作品がたくさんありますね。
あなたにとっての1冊は見つかりそうですか?

どこから手を付ければ…?読書感想文は実はこんなに簡単!


作文が苦手、読書感想文なんてとても書けない!

心配いりませんよ。

ちょっとしたコツをつかんでおくだけで、読書感想文は誰にでも簡単に書けるものなのです!

 

●コレ!という本を選ぶ

読み切れなければ、読書感想文を書くことはできませんよね。

下手に難しいテーマを選ぶよりは、これなら楽しんで最後まで読めそうな一冊を選んでみましょう。

自分が日常で興味や関心のあることから、本のテーマを選ぶのもいいでしょう。
動物に関心があるなら、「シートン動物記」というようにです。

また、学年に合った本を選ぶ必要はないのです。

ちょっと難しそうだなと感じたら、より簡単な本を選んでください。

最後まで読めると感じた本を選ぶことが、読書感想文を書くための最初のコツになります。

 

●本は最低でも2回は読む!

1回目は、いつもの読書のように読んでみましょう。
とはいえ、そこで感じることは何かあるはずです。

感動したり驚いたり、気持ちが動いたページには付箋を貼っておくといいでしょう

2回目は、主に最初に貼った付箋を頼りに話を読んでみましょう。
どこでどんな風に感じたのか、もう一度再確認してみてください。

本とじっくり向き合うには、最低でも2回は読んでおくことが望ましいです。
余裕があれば、さらに読んでみても。
回数を重ねて、悪いということはないと思います。

ふせんの使い方について詳しくはこちらの記事で!

●自分の感想文を書く

私にも経験がありますが、上手く書こうと意気込んでしまうことがあります。
しかし、あなたの書く読書感想文はあなたの感想を書くためのものなのです。

気負わず、自分の感じたことを素直に書けばいいのです。

・自分が本のどこで感動したか
・どこで悲しくなったか
・それはどうしてなのか?

このような経験を自分もしたことがあるからだと、関連付けて書いていくことができると思います。

自分の気持に素直に書けば、あなたらしい読書感想文になるでしょう。

まとめ

私は本を読むのは好きでしたが、読書感想文は苦手でした。

もしかしたらそれは、自分に合った本を選べていなかったからかもしれません。

 

読書感想文で悩むあなた、あるいはあなたの子どもは、もしかしたら自分の本に出合えていないだけかもしれませんよ。

過去の課題図書の中にも、あらすじだけでも魅力的な作品はたくさんあります。

今回は2015年度分から紹介しましたが、課題図書の第1回目は何と1989年度!

課題図書、驚きの歴史ですね。

今回紹介しきれなかった過去分の中に、ぴったりの1冊が見つかることを祈っています。

合わせて読みたい記事はこちら!

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