お中元のお礼状はどう書けばいいの?例文とお返しのマナー!

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お中元をいただいたらお礼をしますよね。

親しい間柄ならメールや電話で簡単なお礼を言って済ませることもあるでしょう。

普段、あなたはどうされていますか?

実はお礼状を出すのが本来のマナーなんです。

だとすると、一体何を書けば良いのか考えてしまいますよね!

この記事では、お中元のお礼状をどう書けば良いのか、出す相手に見合った例文をいくつかご紹介しますね。

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あの人にはどう書く!?相手別お中元のお礼状の例文紹介!


まず、お中元のお礼状に書くべきことのポイントを押さえておきましょう。

  • 贈り物へのお礼の気持ち
  • 嬉しく思うという気持ち(自分だけでなく、家族も)
  • 相手の健康を気遣う気持ちや今後の付き合いを続けたいと思う気持ち

以上のことを頭に残した上で、例文を見てみましょう。

知り合いからのお中元へのお礼状 例文その1

連日暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

この度は、心のこもったお気遣いをいただきまして、ありがとうございました。

フルーツがふんだんに使われたゼリーには、子供たちもスプーンが止まらない様子でした。

ご家族の方にも、どうぞよろしくお伝えください。

過ごしにくい日も多いかと思いますが、お体にはお気をつけくださいませ。

お礼まで

鈴木花子

文面からも分かるように、比較的親しい間柄である知り合いへのお礼状となります。
お礼状のポイントとしては、以下を踏まえておきましょう。

・時候の挨拶で季節を示す

・最初にお中元へのお礼を述べる

・自分だけでなく家族も喜んでいる様を伝える

・相手の健康を気遣う

・結びの言葉

なお、お中元をいただいて喜んでいるという部分は、具体的に書くのがよいとされています。

では、もう一例を見てみましょう。

知り合いからのお中元へのお礼状 例文その2

拝啓

梅雨明けが待ち遠しく感じられるこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、この度はお心のこもった贈り物をいただきまして誠にありがとうございます。

いつも気にかけていただきまして、嬉しく思っております。

暑さも日増しに厳しくなっていきますが、どうぞご自愛くださいませ。

簡単ではありますが、書中にてお礼申し上げます。

敬具

鈴木花子

時候の挨拶は、そのときの状況に合わせて変えましょう。

その年によって、梅雨明けが早かったり遅かったりということもありますよね。

臨機応変に対応しましょう。

例文1つ目と同じように、お中元へのお礼を忘れずに!

挨拶の次に、最初のほうで述べておきます。

相手を気遣う言葉も、お礼と同じくらい大切ですので忘れないでくださいね。

 

拝啓と敬具という最初と最後の言葉を付ければ、文面は自由であって構いません。

あなたらしい書面で、相手への感謝の気持ちを表しましょう。

 

では次に、ビジネス用のお礼状の例文をご紹介しましょう。

会社で別の企業からお中元をいただいた場合などに、知っておくと便利な例文です。

お中元へのお礼状 ビジネス編

拝啓

酷暑の候 貴社におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

この度はけっこうなお品をお送りいただきまして、ありがとうございます。

早速、一同で有難く拝受した次第でございます。

改めまして、厚く御礼申し上げます。

暑さはこれから本番となってまいりますが、皆様どうぞ御自愛ください。

略儀ながら、書中をもちまして御礼申し上げます。

敬具

令和〇年 7月
〇〇株式会社
代表取締役 鈴木太郎

 

ビジネス用のお礼状も、基本的には親しい相手へのものと同じ構成にはなります。

しかし相手が個人ではなく会社なので、その仕事の様子についても触れておきましょう。
(例文では、貴社におかれましては…の部分がそれに当たります)

 

正式なお礼状は便箋に手書き(縦書き)が基本とされています。

しかしいただくお中元が多い企業などでは、文面をはがきに印刷してお礼状とする場合もあります。

この例文はそれを想定してのものです。

スペースの都合で内容がはがきに入りきらないこともあるかと思います。

その場合には、最後の日付や差出人を省略することも可能です。


お礼状は書いても…お中元にお返しは必要!?


さて、お中元のお礼状の書き方について、いくつか例文をあげてご紹介しました。

ところで、お中元にはお礼状の他にお返しが必要でしょうか?

実は、一般的にはお返しは必要ないとされているのです。

でも、いただいたらお返ししたい気持ちもありますよね。

また、お返しをしたからといってマナーに反するわけでもありません。

もしお返しをしたいなら、どのようにするのがスマートなのでしょうか。

お礼状より遅らせて送る

お中元のお礼状は、いただいてすぐに送るものです。

お返しの品は、それから1週間ほど送らせて相手に届くくらいがよいとされているようです。

先に送ったお礼状の中で、「別便にて心ばかりの品をお送りしました」などとお知らせしておくこともお忘れなく。

お返しのお値段事情

いただいたお中元より、高価なものを送るのはNGなんです!

「次からはお中元を送らないでください」という意味に取られる恐れもあり、注意が必要です。

自分と同等の間柄へのお返しなら、いただいたものと同額程度のものがいいでしょう。

目上の方からいただいた場合には、いただいたものより値段を下げましょう。

また、送る物も同じようなものにしないことがマナーです。

「のし」はどうする?

お中元のお返しならば、「お中元」ののしで構いません。

ただ、ずらしてお返しを送るタイミングによっては「暑中御見舞」や「残暑御見舞い」のほうがよい場合も。

これは、日本の中でもお中元の時期が違うためです。

東北や関東の辺りは、7月15日までがお中元のシーズンです。

その他の地域は、基本的には8月15日までです。

沖縄にいたっては、お中元の時期は旧暦のお盆の時期になります。

このお盆の時期が毎年変わるというので、注意が必要ですね。

のしを付ける前に、送る相手のお中元シーズンを知っておかなければなりませんね。

まとめ

私自身は、お中元を送ったこともいただいたこともありません。

結婚していますが義実家に近いところに住んでいることもあり、そういったお付き合いは省略しています。

私の実家にしても、お互いに気を遣うのを止めようということで夫の実家とお中元のやり取りはありません。

最近は、お中元という昔からの日本文化が廃れつつあるように思います。

関係が軽くなって楽に感じる反面、人とのつながりが希薄になっているような寂しさもありますね

お中元という文化がなくなれば、お礼状を書く機会もなくなります。

お礼状は堅苦しい印象もありますが、単純に、相手への感謝の気持ちを伝える大切な機会だと思いませんか?

そんな風に考えると、お中元も決して悪いものではありませんよね。
(もちろん、そもそも悪いものではないのですが)

私もどこかにお中元を送りたくなってしまいました。

相手から頂けるであろうお礼状も、また楽しみのひとつなのかもしれません。

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